テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

◯◯◯.

ンンッ…

◯◯◯.

起きるかぁ…

今日は比較的軽い日

最近になってわかったことやけど

私、ただの鬱やなくて躁鬱らしい

まあ、軽度やからまだ大丈夫そうやけど

◯◯◯.

って、時間ヤバっ!

◯◯◯.

今日のお仕事組もう出とるやんけ

◯◯◯.

はよリビング行かな!

◯◯◯.

おはよっ!

潤太

おはよう

潤太

今日はちゃんと寝れてそうやな

◯◯◯.

うん!

◯◯◯.

おかげでぐっすり寝れた気がする

貴博

それはよかったやん

◯◯◯.

ありがと

智宏

じゃあ今日はゆっくり楽しもな

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

だいくんは?

智宏

あー…

貴博

大輝ならまだ寝とるんやない?

◯◯◯.

まあ、ドラマとか映画とかで忙しいもんな

潤太

そうやな

貴博

でもそろそろ起こした方がええんちゃう?

智宏

うん、起こしに行こう

◯◯◯.

じゃあ、私行ってきてええ?

智宏

ええよ

◯◯◯.

行ってくるわ

コンコンコン

◯◯◯.

入るでぇー

ガチャ

◯◯◯.

かわええな、だいくんも

大輝

💤…

◯◯◯.

こんなかわええ寝顔しとんのに邪魔できんよな

◯◯◯.

ピト…

◯◯◯.

(大輝の頬に手を当てる)

◯◯◯.

あったかい…

◯◯◯.

よしっ!

◯◯◯.

お邪魔しますっ!

だいくんのベッドにそろりそろり…

大輝

……

大輝

…ん?

◯◯◯.

あ、起きた?

大輝

って、◯◯◯.!

◯◯◯.

おはよう

◯◯◯.

ぎゅーっ

大輝

ぎゅーっ

大輝

おはよう

大輝

やけど、なんで?

◯◯◯.

だいくん遅いから心配して来た

大輝

ありがとうな

大輝

もう少し、このままでいてええ?

◯◯◯.

ええよ

大輝

ギュッ(さっきよりも強く◯◯◯.を抱きしめる)

◯◯◯.

ん、どした?

大輝

◯◯◯.

◯◯◯.

はい

大輝

大好きやで

◯◯◯.

知ってる

◯◯◯.

私もだいくんのこと大好きやで

◯◯◯.

(大輝の耳元で囁く)

大輝

っ///

◯◯◯.

あっ!照れたな!

大輝

照れとらんわ!

大輝

も、リビング行こ

◯◯◯.

はい

大輝

おはよう

潤太

おはよう

智宏

じゃ、全員揃ったことやし、ご飯食べよ

貴博

うん

食事後…

◯◯◯.

ファア…

貴博

◯◯◯.眠い?

◯◯◯.

んー、ちょっとな

潤太

全然寝てええよ

◯◯◯.

じゃあちょっと部屋行ってくるな

潤太

うん、気ぃつけて

◯◯◯.

眠っ…

◯◯◯.

ちょっとだけ寝よ

◯◯◯.

💤…

◯◯◯.

ん、よぉ寝たわ

◯◯◯.

それにしても、不思議な夢やったな

◯◯◯.

あの人、見覚えあるような…?

貴博

帰れ!(部屋の外から聞こえる)

◯◯◯.

ん?

◯◯◯.

ちょっと見てみるか

ピーンポーン

貴博

はい

ガチャ

貴博

って、あんたなんでここに…

??

は?

??

そんなんどうでもええねん

??

◯◯◯.は?

??

◯◯◯.はどこにおんねん

貴博

今は外に出とる

貴博

おらんわ

??

いや、おるはずやろ

貴博

やからおらんって!

??

じゃあ、証拠は?

こいつが、家に入ってこようとする

貴博

勝手に入んなや

潤太

貴博?

潤太

って、お前…

潤太

なんの用や

??

◯◯◯.を返せ

潤太

返せって…

潤太

お前が…

潤太

お前が◯◯◯.を捨てたんやろ!

潤太

◯◯◯.をなんやと思ってんねん

??

は?

??

意味分かんないんだけど

??

生みの親に従えよ

貴博

関係ないやろ

貴博

そんなん

潤太

◯◯◯.が今どんな思いで過ごしとるか知らんやろ

◯◯◯.の生みの母親

そんなん知ったこっちゃないわ

◯◯◯.の生みの母親

そんなんどうでもええから

◯◯◯.の生みの母親

◯◯◯.出せや

◯◯◯.の生みの母親

ほんまはおるんやろ

潤太

お前ほんまに最低やな

潤太

◯◯◯.をなんやと思っとんねん

◯◯◯.の生みの母親

は?

◯◯◯.の生みの母親

そんなんなんでもええやろ

◯◯◯.の生みの母親

とにかく返せ!

貴博

もうええわ

貴博

お前もう帰れ!

◯◯◯.の生みの母親

嫌や

◯◯◯.の生みの母親

せめてリビングまで入らせろ!

貴博

は?

貴博

何言っとんねん

潤太

冗談もええ加減にせぇよ

◯◯◯.の生みの母親

バッ

◯◯◯.の生みの母親

これで冗談と言えるんか?

こいつはナイフを出してきた

潤太

それで◯◯◯.をどうするつもりや

◯◯◯.の生みの母親

べつに刺しゃあせんよ

貴博

絶対リビングで出さんと約束しろ

◯◯◯.の生みの母親

はいはい

あの声、玄関からかな…

◯◯◯.

ねえ、今って誰か来とる?

智宏

…そうやな

大輝

おん、来とるよ

◯◯◯.

なんか、たぁくんがすごいおっきい声出しとったけど、なんかあった?

大輝

……

大輝

そう、やな

◯◯◯.

じゃあ、ちょっと玄関見てくるな

智宏

っ、それはやめとけ!

◯◯◯.

なんで?

智宏

っ、それは…

大輝

とにかく、今はここにおってくれ

◯◯◯.

わかった

智宏

あと、俺らの傍から離れんなよ

◯◯◯.

うん…

何となく、大変なことが起こっているらしいことはわかった

ガチャ

智宏

っ!なんで?

潤太

……ごめん

大輝

◯◯◯.、ガチで離れんなよ(小声)

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

ギュッ(大輝の手を握りしめる)

◯◯◯.の生みの母親

は?おるやんけ

◯◯◯.の生みの母親

なあ、◯◯◯.

◯◯◯.

…なんですか?

この人、どっかで見たことあんねんけどな…

◯◯◯.

てか、誰?

◯◯◯.の生みの母親

忘れたん?

◯◯◯.の生みの母親

悲しいわぁ

??

そりゃしょうがないか

◯◯◯.の生みの母親

覚えてないんやったら、教えたげる

貴博

それはやめろ

◯◯◯.の生みの母親

なんで?

貴博

ええから、それだけはやめたってくれ

◯◯◯.の生みの母親

しょうがないな…

◯◯◯.の生みの母親

なあ、◯◯◯.

◯◯◯.の生みの母親

そろそろそいつから離れろ

◯◯◯.

は?

◯◯◯.

なんでお前なんかに命令されなあかんねん!

全部、思い出した

今日の夢に出てきたのも、こいつや

◯◯◯.の生みの母親

実の母親に対してお前って…

◯◯◯.の生みの母親

なんてこと言うのよ!

手が、震える

すごく怖かった

大輝

◯◯◯.?(小声)

◯◯◯.

大丈夫、離れたりはせんから(小声)

大輝

ギュッ(さっきよりも強く握りしめる)

◯◯◯.

お前に、そんなこと言われたないわ!

◯◯◯.

今更なに実の母親ぶってんねん

◯◯◯.

どうせ、お金欲しくなっただけやろ

◯◯◯.

私を利用してお金を奪い取るだけやろ!

◯◯◯.の生みの母親

は…?

◯◯◯.の生みの母親

笑わせんなや

◯◯◯.の生みの母親

どんだけあんたに賭けたと思ってんの?

◯◯◯.の生みの母親

この家を探すまで、むっちゃ時間も、金もかかったんやで

◯◯◯.

そんなんお前の勝手やろ

◯◯◯.の生みの母親

やっぱあんたなんて産まんどけばよかった

◯◯◯.の生みの母親

あんたなんて、生まれてこんくてよかったのに

潤太

おい!

◯◯◯.

っ…

◯◯◯.

ハァッハァッハァッ…

◯◯◯.がしゃがみこむ

大輝

大丈夫か?

◯◯◯.

ポトポトポト…

大粒の雫がこぼれ落ちる

大輝

◯◯◯.…

◯◯◯.の生みの母親

は?茶番見せんなや

貴博

お前、ほんまに…

◯◯◯.の生みの母親

◯◯◯.、行くぞ

無理矢理◯◯◯.に近づき、腕を掴む

◯◯◯.

っ、やめてっ!

私は全力で手を振り払おうとするがなかなか折れない

◯◯◯.の生みの母親

これ以上こいつらを傷つけたないんやったら大人しくついてこい

◯◯◯.

っ、

◯◯◯.

嫌や

◯◯◯.の生みの母親

じゃあ、こいつらがどうなってもええんやな?

◯◯◯.

お前がおにぃを傷つける前に私があんたを止める

◯◯◯.の生みの母親

さっきまで過呼吸やったんに、えらいでかい態度やな

◯◯◯.

ふざけんな

◯◯◯.

私をこれ以上好きにはさせない

大輝

ドンッ

◯◯◯.の生みの母親

っ、お前…

◯◯◯.の生みの母親

それはずるいやろ…

大輝

ずるいのはどっちやねん

大輝

ナイフまで持ってきとって

大輝

人脅してから…

◯◯◯.の生みの母親

クソッ…

そのままこいつは気絶した

◯◯◯.

っ、ありがとうだいくん

大輝

全然ええよ

智宏

◯◯◯.、ほんまに大丈夫か?

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

多分大丈夫よ

貴博

取り敢えず警察に突き出すか

警察の人が来た

◯◯◯.

またあんたやんけ

警察

こっちのセリフですよ〜

警察

てか、事件に巻き込まれすぎてません?

◯◯◯.

ツキが回ってきとらんだけや!

警察

そういうことにしといてあげます

で、事情聴取とかも終わった

智宏

◯◯◯.ほんまに大丈夫か?

◯◯◯.

んー微妙

貴博

まあ、しゃあないわな

◯◯◯.

あん時のこと、さっき思い出した

◯◯◯.

鮮明に覚えとる

潤太

……

あの頃はまだ何も知らなかった

そりゃそうだ小学生くらいだもの

◯◯◯.

お母さん、ここどこ?

◯◯◯.の生みの母親

ん?◯◯◯.が今日から暮らすおうち

◯◯◯.

どういうこと?

◯◯◯.の生みの母親

お母さんね、お仕事の都合で暫く帰ってこれないからお母さんの親戚のお兄ちゃんと一緒に暮らしてね

◯◯◯.

うん…

その時はほんまにお仕事で来れんのやと思っとった

そんなん、全部嘘やった

ピーンポーン

そこには、知らない男の人がいっぱいいた

少しだけ、怖かった

◯◯◯.の生みの母親

◯◯◯.挨拶は?

◯◯◯.

こ、こんにちはっ…

潤太

こんにちは

潤太

お名前は?

目線まで合わせて会話してくれている

今考えたらじゅんにぃなりの配慮やったんやと思う

◯◯◯.

◯◯◯.っていいます…

潤太

◯◯◯.か、かわええな

潤太

じゃ、部屋紹介するからあのお兄ちゃんのとこ行っといてな

◯◯◯.

うんっ!

◯◯◯.

あのっ、◯◯◯.っていいます…

貴博

◯◯◯.か、かわええ名前やな

貴博

部屋とか色々教えるな

◯◯◯.

はいっ!

貴博

全然タメでええんよ

貴博

俺らは兄弟妹やからなっ!

◯◯◯.

う、うんっ!

今思えば、その時聞いてしまってた

潤太

おい、ほんまに自分の子供捨てんのやな

◯◯◯.の生みの母親

は?しょうがないやろ

◯◯◯.の生みの母親

受け取ってくれて助かったわ

潤太

ふざけんなや

◯◯◯.の生みの母親

よく今会ったばっかの子にそんなこと言えるよね

潤太

あの子も尊重されるべき人間や

潤太

そりゃ誰かが守ったらんとやろ

◯◯◯.の生みの母親

ほんまに助かったわ

◯◯◯.の生みの母親

じゃ、これからよろしく〜

潤太

っ…(二度とくんな)

貴博

なんとなく部屋とかわかった?

◯◯◯.

うん!

貴博

じゃあ、お兄ちゃんたちの自己紹介するな

そこから一人一人自己紹介してって、最後に私も自己紹介をした

智宏

これからよろしくな、◯◯◯.

◯◯◯.

よろしくっ!

ここからは、おにぃに聞いた話

ここだけ、綺麗に記憶がない

それは、ある日のことやった

まだ幼かった私は熱を出してしまった

◯◯◯.

んーっ

大輝

熱いよな、苦しいよな、ごめん

◯◯◯.

んわっーー!

相当苦しかったらしく、暴れ回って意識を失った

その後は無事に病院の先生とかに診てもらって治ったみたいやけど

多分、そんなんが原因で今日まで思い出せんかった

潤太

ほんまに思い出したんやな

◯◯◯.

うん

貴博

苦しい思いさせてごめん

◯◯◯.

今は全然大丈夫

智宏

それは大丈夫じゃない時のセリフやけど?

◯◯◯.

っ、もうそんなん言わんといて

大輝

まだ元気そうでよかったわ

ピコン

◯◯◯.

ん?

潤太

あ、俺や

潤太

貴博と番組出るけん今からちょっと事務所来て欲しいって

貴博

おー

貴博

俺はええけど

潤太

俺もええけど大丈夫か?

◯◯◯.

まあ、ふたりおるし大丈夫やろ

貴博

そうやな

潤太

じゃあちょっと行ってくるな

◯◯◯.

うん、いってらっしゃい

ガチャ

大輝

あ、◯◯◯.

◯◯◯.

ん?

大輝

手ぇ大丈夫か?

◯◯◯.

ああ、さっき掴まれたけんってこと?

◯◯◯.

ちょっと痛いけどまあこんくらいは大丈夫っしょ

智宏

ほんまに?

◯◯◯.

うん…

◯◯◯.

っ!!

急に耳鳴りがする

智宏

◯◯◯.?

◯◯◯.が急に耳を塞いだ

多分、耳鳴りかなんかやろ

大輝

一旦ソファ座るか

◯◯◯.

コクッ

だいくんが誘導してくれてソファに座った

◯◯◯.

ハァッハァッハァッ…

智宏

大丈夫

ともくんは背中をさすってくれた

◯◯◯.

っ…

◯◯◯.

ポトポトポトポト…

大輝

泣きたい時は泣いてええ

大輝

俺らがおるから大丈夫

◯◯◯.

っ、部屋、行くな

智宏

どうしても?

◯◯◯.

んー、なんでっ?

智宏

手ぇ震えとんねん

智宏

倒れそうで心配やねん

◯◯◯.

そういうこと…

大輝

一緒に部屋行くか

大輝

俺らに寄っかかってええし、それやったら倒れんやろ

智宏

確かに

◯◯◯.

じゃあ、そうさせてもらうわ

◯◯◯.

ふたりとも、ありがと

智宏

全然ええよ

大輝

帰るけど、大丈夫か?

◯◯◯.

んー、なんかあったら連絡する

智宏

わかった

大輝

じゃ、また後で

ガチャ

◯◯◯.

躁鬱ってこういうことやねんな

◯◯◯.

じゅんにぃまだ帰ってこぉへんよな

◯◯◯.

じゅんにぃとたぁくんいつ帰ってくる?

潤太

あと1時間くらいはかかるかも

潤太

できるだけ早く終わらすけん待っといてな

◯◯◯.

ありがと

◯◯◯.

お仕事頑張ってね

潤太

おう!

◯◯◯.

1時間…

◯◯◯.

っハァッハァッハァッ…

◯◯◯.

やっぱ呼ぶか

◯◯◯.

あの

◯◯◯.

部屋来てもらえますか

◯◯◯.

ふたりで

大輝

了解

ガチャ

智宏

来たでー

大輝

寂しくなったんか?

◯◯◯.

うんっ…

大輝

ゆっくりでええよ

◯◯◯.

今な、苦しいし、怖いねん

◯◯◯.

手の震えもずっと止まらんくて

◯◯◯.

でも原因もわからんくて、それでっ…

智宏

大丈夫や!

大輝

俺たちがついとる!

◯◯◯.

わかってんねん

◯◯◯.

やのに…

智宏

ギュッ

大輝

ギュッ

◯◯◯.

っ、ありがとう

◯◯◯.

リビング、戻る

智宏

じゃ、一緒行こか

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

んー、

大輝

どうかした?

◯◯◯.

クラクラ、する

智宏

一旦座ろか

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

あ、お願いしてもええ?

智宏

全然ええよ

◯◯◯.

こんなんあったこと、他のみんなには言わんといてな

大輝

わかった

智宏

内緒にしとく

◯◯◯.

ありがと

◯◯◯.

…やっぱリビングやめとこかな

智宏

じゃあ、部屋戻る?

◯◯◯.

そうしよっかな

大輝

俺の部屋来てもええんやで

◯◯◯.

じゃあ、行ってええ?

大輝

おん

大輝

智宏も来るか?

智宏

◯◯◯.も心配やし、行くな

◯◯◯.

お邪魔します

大輝

ええよ、自由にどうぞ

◯◯◯.

なあだいくん、なんで部屋呼んでくれたん?

大輝

◯◯◯.自分の部屋苦手になる時あるやん

大輝

多分、今は行きたくないんやろうなって

◯◯◯.

さすがやな

◯◯◯.

ありがとう

◯◯◯.

ともくんも忙しいのにありがとうな

智宏

全然!

智宏

むしろ癒やされるわ

智宏

ヨシヨシ

◯◯◯.

んもっー、子供扱いせんとって!

大輝

俺らからしたらまだ子供やで

◯◯◯.

んーっ

智宏

あーあ、◯◯◯.拗ねたで

大輝

もうごめんって

◯◯◯.

許す

大輝

やった

◯◯◯.

ね、寝てええ?

大輝

全然ええよ

◯◯◯.

ありがと

◯◯◯.

💤…

智宏

相当疲れとったんやろうな

大輝

やな

大輝

やっぱ、無理しとったんやろうな

智宏

そうやな

智宏

最近、また大変そうよな

智宏

躁鬱が激しなって

大輝

ほんまやな

大輝

でも、対処法がなぁ…

智宏

◯◯◯.病院嫌がるしな

大輝

もう、行かんとおもう

智宏

そうよな

潤太

そろそろ着くでー

智宏

あいよ

智宏

もう着くって

大輝

早いな

大輝

玄関出てこようか?

智宏

いや、ここは大輝がおったほうがええと思う

大輝

ほんま?

智宏

うん

智宏

よろしくな

大輝

おん

潤太

ただいまぁ…

貴博

疲れた…

智宏

お疲れさん

潤太

◯◯◯.と大輝は?

智宏

今大輝の部屋おるよ

智宏

◯◯◯.は寝とるけど

潤太

ちょっと手ぇ洗ったら行ってくるわ

◯◯◯.

んんっ…

大輝

おはよう、◯◯◯.

◯◯◯.

っ…だいくんっ!

◯◯◯.

ギュッ

大輝

どうした、急に

大輝

トントン…

◯◯◯.

暫くこのままでいさせて

◯◯◯.

離さんとって

大輝

うん

抱きついてきた◯◯◯.はまた震えているようだった

そして、体温が高く感じられた

大輝

◯◯◯.

◯◯◯.

ん?

大輝

ちょっと体温測ってみて

◯◯◯.

わかった

◯◯◯.

後ろからぎゅってしてくれたら測る

大輝

ぎゅっ

◯◯◯.

(*^_^*)

ピピッ

大輝

何度?

◯◯◯.

38.6…

大輝

むっちゃ熱やん

大輝

もうちょい休んどき

◯◯◯.

やだ

◯◯◯.

だいくん離さんって言ったやん

大輝

離さへんよ

大輝

無理はせんとってな

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

だいくんも移らんようにな

大輝

そこは大丈夫や!

コンコンコン

大輝

どーぞ

潤太

失礼します

潤太

って、なにしとんねん!

◯◯◯.

おっきい声出さんといてやぁ…

潤太

いや、それにしても…

◯◯◯.

ええやろ?笑

潤太

別に、そんなんやし

◯◯◯.

うわ、嫉妬しとる

潤太

してへんわ!

◯◯◯.

じゃ、だいくん好きにしてええよ

大輝

は、本気で言ってんの

◯◯◯.

本気やで

大輝

でも、熱あんのに大丈夫か?

◯◯◯.

だいくんがええんやったらええよ

潤太

は?

潤太

熱…?

潤太

何度なん?

◯◯◯.

38.6

潤太

熱やんけ

潤太

休んで

◯◯◯.

やー

◯◯◯.

じゅんにぃを嫉妬させるんやもん!

◯◯◯.

なっ、だいくん!

大輝

そう、やな

◯◯◯.

自由にどーぞ

◯◯◯.

バタンッ

俺は◯◯◯.をベッドに倒す

そして手を◯◯◯.の腰に回す

◯◯◯.

だいくん更にエロなったな

大輝

そう?

大輝

嬉しいなぁ

潤太

ちょっ、ストップ!

潤太

もう、嫉妬したからやめい!

◯◯◯.

えー、今からやってんのに…

潤太

ダメや

潤太

寝なさい

◯◯◯.

やーだ

潤太

寝て

◯◯◯.

寝たくないもん

潤太

なんで?

◯◯◯.

寝たくないから寝ない

潤太

子供か!

◯◯◯.

子供ですぅー!

◯◯◯.

だいくんもそう言っとったもん!

潤太

もう…

潤太

ほんまに熱か?

◯◯◯.

熱出たし

◯◯◯.

な?

大輝

まあ、そうやな

潤太

元気なうちに動いとき

潤太

もう、俺の部屋来い

◯◯◯.

はぁい…

◯◯◯.

だいくん、ありがとな

大輝

おん

大輝

いつでも来てええからな

◯◯◯.

また来るわ

◯◯◯.

だいくんかわええやろ?

潤太

はいはい…

潤太

今日っていうか、さっきなんかあった?

◯◯◯.

え?

◯◯◯.

なんで?

潤太

無理にテンション上げんでもええのに

◯◯◯.

上げてないねんけどな

◯◯◯.

下がったら自然と上がっちゃう

潤太

そっか

潤太

まあずっと下がっとるよりはええんちゃう?

◯◯◯.

そうやな

◯◯◯.

なぁじゅんにぃ

潤太

ん?

◯◯◯.

今、めちゃくちゃ甘えたいんやけど

潤太

全然ええよ

潤太

甘えて

潤太

頼って

◯◯◯.

わかった

◯◯◯.

熱移らんようにな

潤太

うん

潤太

お薬もう飲んだ?

◯◯◯.

飲んだ

潤太

じゃあ大丈夫やね

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

ゴロンッ

◯◯◯.

一緒寝よな

潤太

うん

◯◯◯.

今はやっぱ寝らん

潤太

なんで?

潤太

でもちゃんと休んでな

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

じゅんにぃの肩貸して

◯◯◯.

コテンッ(潤太の肩に頭を乗せる)

潤太

かわええな

◯◯◯.

心の声漏れとるけど

潤太

ええの

◯◯◯.

んー

潤太

どした?

◯◯◯.

下がってきた

潤太

しゃあないわな

潤太

ゆっくりしとき

◯◯◯.

◯◯◯.

眠くなってきた

潤太

じゃあもう寝り

◯◯◯.

おやすみ

潤太

おやすみ

◯◯◯.

ご飯になったら起こしてな

潤太

わかった

◯◯◯.

💤…

潤太

やっぱ疲れとったんやな

潤太

トントン

◯◯◯.は寝てる間に膝枕になってた

◯◯◯.

バッ

◯◯◯.

っ、じゅんにぃ!

◯◯◯.

ギュッ

潤太

どうした?

潤太

大丈夫、俺らがおるから

◯◯◯.

じゅんにぃ大好き

潤太

俺も大好きやで

◯◯◯.

ウウッ

◯◯◯.

いつもの

潤太

はいどーぞ

いつもの体勢になった

やっぱりこれが一番楽らしい

◯◯◯.

っ、ハァッハァッハァッ…

潤太

トントン…

潤太

大丈夫、ゆっくりでええよ

◯◯◯.

ゲホッゲホッゴホッ…

◯◯◯.

っ、震えが、止まらんねん

潤太

ちょっと手ぇ貸してん

潤太

ギュッ

潤太

これで多少は大丈夫やから

◯◯◯.

ありがとうっ…

◯◯◯.

っ!!

◯◯◯.

ハァッハァッハァッ…

◯◯◯.がお腹を抑さえた

潤太

お腹痛い?

◯◯◯.

コクッ

潤太

薬飲もか

◯◯◯.

じゅんにぃが飲ませて

潤太

はい、あーん

◯◯◯.

ゴクッ

◯◯◯.

ありがとう

◯◯◯.

ギュッ(更に強く握りしめる)

◯◯◯.

ポトポトポトポト…

潤太

大丈夫、大丈夫やから

◯◯◯.

なあ、なんでやと思う

潤太

ん?

◯◯◯.

なんでこうなるんやろうな

潤太

それは、俺にもわからんな

◯◯◯.

そうよな

◯◯◯.

全力で甘やかして

潤太

うん

潤太

◯◯◯.は毎日めっちゃ頑張ってんの、俺見てるから

潤太

知ってるから

潤太

そんな心配せんでええよ、俺らがおる

◯◯◯.

ありがとぉ…ウルウル

潤太

もう、泣かへんの

潤太

折角のかわええ顔が台無しやで

◯◯◯.

泣いてもかわええもんっ!

潤太

そうやな

◯◯◯.

最近わかってん

潤太

何を?

◯◯◯.

ほんまは誰かに癒して欲しくて

◯◯◯.

話を聞いて欲しくて

◯◯◯.

甘やかして欲しくて

◯◯◯.

心の支えになって欲しくて

◯◯◯.

寄り添って欲しいんやなって

◯◯◯.

欲望多すぎやな笑

◯◯◯.

ごめん

潤太

そんくらい我儘んがええよ

潤太

全部叶えたるからな

◯◯◯.

ありがとう

◯◯◯.

ほんまはな、怖いねん

◯◯◯.

全部

◯◯◯.

やけん、余計にこうなったんかもな

潤太

そうか…

潤太

怖いのも徐々に慣れてくとええんやけどな

◯◯◯.

そうやな

◯◯◯.

あと、今日の人さ

潤太

あー、◯◯◯.の

◯◯◯.

そう

◯◯◯.

この前の警察の人から聞いてんけどさ

◯◯◯.

こんくらいやったらあと2日後にはまた刑務所から出るって

潤太

ほんまに?

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

早くて明日らしい

潤太

それは…

潤太

心配やな

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

実は、思い出してんけどな

◯◯◯.

ちっちゃい頃のこと

◯◯◯.

むっちゃ重い話やけど、ええ?

潤太

うん

潤太

受け止めたる

◯◯◯.の瞳は強い覚悟を決めたような 色をしていた

それは、私がおにぃたちと暮らす少し前までの話

◯◯◯.の生みの母親

はよ準備しろや!

◯◯◯.

っ、ごめんなさいっ…

◯◯◯.の生みの母親

ガンッ

◯◯◯.

痛っ…

◯◯◯.の生みの母親

そんなんも出来んのやったら生きる価値なんてないやんな

◯◯◯.の生みの父親

そう、やな

私が記憶する限り、この家庭は母に支配されていた

私がいくら虐待を受けても父は母に従うのみ

父は我が子を護るより、自分の地位を守ろうとする人だった

私は一度、家を出て助けを求めようとした時があった

ただ、すぐに母に見つかった

◯◯◯.の生みの母親

なんでそんなことしようとした!

◯◯◯.の生みの母親

ふざけんなよ!

◯◯◯.の生みの母親

ガンッゴンッパチンッ

◯◯◯.

痛い…

◯◯◯.

もう、やめてっ…(泣)

こん時は全身痣だらけで外にでれば虐待は見てわかるものだった

しかし、母は外出も許さなかったため誰にも助けを求められなかった

しかしある時、虐待がぴたりと止んだ

◯◯◯.

パリンッ

◯◯◯.

っ、ごめんなさい!

◯◯◯.の生みの母親

もうええんよ

◯◯◯.の生みの母親

そんくらい、しょうがないしな

母は人が変わったように優しくなった

理由は後に分かった

おにぃに私を預けるためだった

その時に私の痣におにぃが気付き、母が通報されるのを防ごうとしたのだ

見事におにぃのとこに行くときには大半の痣は消えていた

潤太

そんな…

◯◯◯.

信じたくないかもやけど、これが事実やねん

潤太

ずっと、辛かったたやろ

潤太

母に虐待され、やっと平穏な生活を送れると思ったら学生の友人に虐められて…

潤太

ほんまに、ごめん…

◯◯◯.

じゅんにぃはなんも悪くないんよ

ピピッ ピピッ

◯◯◯.

ん?

潤太

電話?

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

誰やろ

◯◯◯.

出てみるな

◯◯◯.

はい、もしもし

◯◯◯.の生みの母親

お前…

◯◯◯.の生みの母親

私な、明日にはもう出れるねんて

◯◯◯.の生みの母親

覚えてろよ…

ピッ

私は怖くなり、途中で通話を切った

◯◯◯.

っ、ハァッハァッハァッ…

潤太

◯◯◯.…

◯◯◯.

明日、出てくるって

◯◯◯.

私、◯されるかもしらん…

潤太

大丈夫、俺らが絶対守るから

潤太

明日はみんなおるけんな

◯◯◯.

でも…

◯◯◯.

っ……

震えが、止まらん

どんどん息遣いが荒くなってく

ピコンッ

ピコンッ

ピコンッ

メッセージがどんどん送られてくる

あいつからや

◯◯◯.

どうしたらええねん…

潤太

ギュッ

じゅんにぃが私の手を包み込むかのように握りしめた

◯◯◯.

じゅんにぃっ…

潤太

大丈夫や

潤太

俺が、俺らが絶対守ったるから

じゅんにぃは自分にも言い聞かせてるようやった

ガチャ

◯◯◯.

あ、誰か帰ってきたかも

潤太

ほんまやね

潤太

声からして望夢かな

◯◯◯.

そうやね

◯◯◯.

これ部屋来るやっちゃで

潤太

また、大変なことなんで

ガチャ

◯◯◯.

ほら

望夢

ただいまぁ

◯◯◯.

おかえり

望夢

なにしとんねん、潤太

◯◯◯.

理由があんねん

潤太

後で全員揃ったら話すわ

望夢

わかった

◯◯◯.

のんすけも、抱きしめて

望夢

ギュッ(強く抱きしめる)

◯◯◯.

ありがと

望夢

トントン

望夢

ほんまに、無理せんとってな

◯◯◯.

そう、やな

◯◯◯.

無理しとるんかもしらん

潤太

やろ

◯◯◯.

うん

ガチャ

◯◯◯.

あ、他ふたりも帰ってきたやろ

潤太

そろそろご飯やな

望夢

リビング行こか

潤太

そうしよ

潤太

◯◯◯.

◯◯◯.

ん?

潤太

携帯持ってくんはやめとき

◯◯◯.

わかった

◯◯◯.

ありがとう

今日の◯◯◯.もやっぱ心配や

不安定やし

◯◯◯.

んーっ…(泣)

◯◯◯.

ハァッハァッハァッ…

望夢

どした?

◯◯◯.

っ、苦しい…

潤太

トントン

潤太

大丈夫、大丈夫やから

◯◯◯.

っ!!

急に息が詰まったように呼吸が辛くなる

◯◯◯.

バンッ

◯◯◯.は床に両手をついた

潤太

◯◯◯.

望夢

どうしよ

◯◯◯.

っ…

◯◯◯.

ハァッハァッハァッ…

◯◯◯.

ゲホッゲホッゴホッ…

苦しそうやのに、なんもできんのが悔しい

潤太

◯◯◯.、起き上がれるか?

◯◯◯.

コクッ

望夢

行くで?

俺と望夢で協力して◯◯◯.を起き上がらせた

潤太

立てるか?

◯◯◯.

んー…

潤太

全然肩借りてええからな

◯◯◯.

コクッ

◯◯◯.

っ、じゅんにぃ、のんすけ…

望夢

ん?

◯◯◯.

やっぱ、無理、かも…

◯◯◯.

クラッ

潤太

っ、危ない!

◯◯◯.が倒れた

支えとるけん、まだ大丈夫やと思う

望夢

大丈夫か?

◯◯◯.

うん、ごめん…

意識はあるみたいやから何よりやわ

潤太

歩けんよな

◯◯◯.

うん、多分動かん…

◯◯◯.

ごめん…

望夢

謝らんといて

望夢

ええよ、俺が連れてくから

◯◯◯.

え?

望夢

よいしょっ

望夢が◯◯◯.をお姫様だっこした

◯◯◯.

ちょ、重いやろ

望夢

だーめ

望夢

ええから、行くよ

潤太

そうやな、望夢に甘えとき

◯◯◯.

もう…

◯◯◯.

ありがとう

◯◯◯.

おかえり

暁斗

ただいま

暁斗

ってどうしたん?!

龍星

ほんまや…

龍星

おい望夢…

◯◯◯.

いや、これには理由があって…

潤太

まあ、後で話すから

望夢

先に食べよか

貴博

そうやな

みんなで食事中

潤太

今さっきまでのことやねんけどさ…

暁斗

おん

◯◯◯.

じゅんにぃから話してくれると助かる

潤太

わかった

俺はさっきまでのことを話した

暁斗

は…?

龍星

どういうことやねん

◯◯◯.

まあ、そうなるよね

貴博

電話とか、聞いとらんで

智宏

明日には出てくる……

望夢

それ警察に相談したほうがええやろ

潤太

それが、繋がらんくて

潤太

なんか近くで大きな事件みたいなのが起こったらしい

大輝

これも立派な事件やろ!

◯◯◯.

しょうがないよ

◯◯◯.

多分、最悪私はいなくなる…

望夢

っ、そんなこと言わんといてや

大輝

絶対に俺らが守ったるから

◯◯◯.

ありがとうな

◯◯◯.

でも、あの人の素性知らんやろ

潤太

え?

貴博

さっきの虐待の話が素性じゃないん?

◯◯◯.

それもやけど

◯◯◯.

あの人の秘密、知ってしまってん

◯◯◯.

やけん余計に私を見つけて◯そうとしてくる

智宏

どんなのか聞いてもええ?

◯◯◯.

ちょっとやったら

◯◯◯.

じゃないとおにぃも狙われる

大輝

そんなにヤバいやつなんか

◯◯◯.

うん

◯◯◯.

簡単に言うと犯罪者組織の一員

◯◯◯.

しかもその中でもまあまあ権力を持った人やから

望夢

それはどうやって知ったんや

◯◯◯.

それは…

◯◯◯.

夜遅くになかなか寝付けんくて

◯◯◯.

起きとったら電話の声が聞こえて

◯◯◯.

犯罪とかなんかヤバそうな単語がいっぱい出てきて

◯◯◯.

相手もあいつのこと慕っとるようやったから

◯◯◯.

なんとなくそうかなって

暁斗

それはなんでバレたん?

◯◯◯.

それは、ある日疑問に思ってこっそりあいつの後を追って職場らしき場所に行ってん

◯◯◯.

で、そしたら廃墟みたいなとこで

◯◯◯.

知らん怖そうで強そうな人たちとなんか話してて

◯◯◯.

そこでなんか金庫みたいなのの受け渡しもあってて

◯◯◯.

人、◯してるの見てしまって

◯◯◯.

それがあいつに見つかって虐待に発展した

龍星

そんな…

潤太

それはヤバいやん

◯◯◯.

やけん本気で私を◯しにくる

貴博

それは絶対させない

◯◯◯.

でも、あの人どんな手口使ってくるかわからんよ

智宏

そんなに手強いんか?

◯◯◯.

うん

大輝

さっきはよぉ反論できたな

◯◯◯.

あれは…

◯◯◯.

うん、忘れて

◯◯◯.

めっちゃ口悪かったし

潤太

それはしゃあないやん

◯◯◯.

そうかな

潤太

うん

◯◯◯.

まあ、とにかく明日はみんな外出せんほうがええかもね

智宏

そうやな

望夢

作戦立てよ

◯◯◯.

でも、もう夜遅いで

潤太

◯◯◯.の方が大事やから

◯◯◯.

ほんまに、ありがとう

大輝

早速やけど、どうする?

智宏

んー、交代交代でリビングと玄関と◯◯◯.の部屋の前見張る?

◯◯◯.

何時から何時まで?

潤太

じゃあ、午前は朝ごはん食べてから12:30までで

潤太

午後は昼ごはん食べてから17:00までは?

◯◯◯.

でも、そんな…

潤太

ええんや

貴博

な、◯◯◯.

智宏

俺も賛成やな

大輝

俺も

望夢

俺も

暁斗

俺も賛成

龍星

俺も

◯◯◯.

じゃあ、私は?

貴博

ご飯の時以外はなるべく部屋おってほしいかな

◯◯◯.

でも…

◯◯◯.

外、心配やし

◯◯◯.

リビングとか行っちゃだめ?

智宏

んー、じゃあ◯◯◯.の部屋も交互で誰か行く?

潤太

そうしよ!

話し合った結果…

午前:リビング…大輝、暁斗、望夢 玄関…智宏、龍星、貴博 ◯◯◯.の部屋…潤太

午後:リビング…潤太、智宏、龍星 玄関…大輝、暁斗、望夢 ◯◯◯.の部屋…貴博

◯◯◯.

なんか、心配やねんけど

暁斗

まあ、大丈夫やろ

◯◯◯.

それで怪我したら許さんからな

龍星

わかっとるよ

◯◯◯.

ほんまに、ええの?

望夢

うん

望夢

◯◯◯.が気負うことはないから

◯◯◯.

ありがとう

◯◯◯.

もう寝よかな

貴博

うん

潤太

歩ける?

◯◯◯.

あー…

◯◯◯.

うん、多分大丈夫

智宏

やからそれは大丈夫やない時の…

◯◯◯.

ええから

◯◯◯.

みんなゆっくりしとき

◯◯◯.

私の為に明日使ってくれるのに

◯◯◯.

迷惑かけてられんやろ

大輝

そんなこと、言わんといてや

大輝

俺らが決めたことやから

◯◯◯.

ごめんっ…

◯◯◯.

そう、よね

◯◯◯.

ほんまにありがとう

◯◯◯.

おやすみ

◯◯◯.

はあ…

◯◯◯.

やっぱ今日寝れんな

◯◯◯.

こんな窓から入ってこれんよな

◯◯◯.

カッターとか全部部屋から出したな

◯◯◯.

やめよ

◯◯◯.

そういや熱やったな

◯◯◯.

こんなんしとる暇やないよな

◯◯◯.

絶対休んだほうがよかったやろ

◯◯◯.

笑えんわ

◯◯◯.

キツ…

◯◯◯.

ハァッハァッハァッ…

苦しい

息ができんくなる

◯◯◯.

(おにぃ、呼ばな)

◯◯◯.

っ、

◯◯◯.

(やっぱ部屋から出んほうがよかったかも…)

◯◯◯.

(また倒れるやっちゃで)

◯◯◯.

(無理は、しない)

智宏

◯◯◯.?

◯◯◯.

とも、くん…

◯◯◯.

っ、ハァッハァッハァッ…

◯◯◯.

助、けて…

◯◯◯.

っ!

◯◯◯.

ガタンッ

◯◯◯.は壁に寄りかかった

智宏

大丈夫やないよな

智宏

立ち上がれる?

◯◯◯.

フリフリ

智宏

そっか、俺の部屋でもええ?

◯◯◯.

コクッ

智宏

待ってな

智宏

よいしょっ、と

智宏

行くで

智宏

はいっ

智宏

ベッドで横たわっといてええよ

◯◯◯.

フリフリ

智宏

じゃあどうするん?

◯◯◯.

ちょんっ

◯◯◯.

(智宏の膝を指指す)

智宏

膝枕がええんか?

◯◯◯.

コクッ

智宏

ええよ、おいで

◯◯◯.

(=^・^=)

智宏

(かわええ)

智宏

ゆっくりしとってええからな

智宏

一人やときつかった?

◯◯◯.

コクッ

智宏

そうか…

智宏

安心してな

智宏

眠くなったら寝てええからな

◯◯◯.

あり、がと

智宏

今どんな感じ?

◯◯◯.

ギュッ

◯◯◯.

(智宏とハグをする)

◯◯◯.

寂しい

智宏

じゃあ、一緒寝よな

◯◯◯.

コクッ

智宏

めっちゃ甘えてええから

◯◯◯.

うんっ!

◯◯◯.

💤…

智宏

ちゃんと寝てな

智宏

お兄ちゃん、心配やねんから

ピピッ ピピッ

智宏

ん、誰や?

智宏

もしかして、あいつか?

智宏

こんな真夜中に…

※夜やと思って下さい

ピピッ ピピッ

智宏

うるっさいな(怒)

◯◯◯.

ビクッ

◯◯◯.

ん?

智宏

ごめん、怖がらせて起こしてしまったな

◯◯◯.

なんかあった?

智宏

んー、いや、なんもない

◯◯◯.

あるやつやんけ

◯◯◯.

言ってみて

智宏

えっと、あいつから電話きた

◯◯◯.

は?

◯◯◯.

こんな時間になんやねん

◯◯◯.

ともくん寝てええよ

智宏

◯◯◯.は?

◯◯◯.

ん、いやええよ

智宏

だーめ

智宏

ちゃんと寝てください

◯◯◯.

でも、あいつが…

智宏

電話するつもり…?

◯◯◯.

そう、やけど?

智宏

止めとけ

◯◯◯.

わかった

智宏

もう気にせんで寝り

智宏

明日に負担かかってもだめやし

◯◯◯.

ともくんもちゃんと寝てな

智宏

わかった

この作品はいかがでしたか?

49

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚