あの後何があったかなんて覚えてない
思い出したくもない
あのほんの一瞬で、私の学校生活は悲しい結末を迎える準備ができてしまった
別に興味のないやつからはなんて言われようと気にしない
だけど、そうじゃないからこんなにも心苦しい
瑠愛
昨日のことが全て消えているなんて思わないけど
瑠愛
瑠愛
私の心は、まだ折れてない
朝
瑠愛
ザワザワ……
瑠愛
蜂楽廻
瑠愛
瑠愛
潔世一
瑠愛
瑠愛
まだ全人類に嫌われてるわけじゃなさそうだ
瑠愛
一息つこうとしたその時、私はあらぬ光景を目にする
友達
女子生徒
瑠愛
何故か悪女と友達が一緒にいた
友達を影で指示していじめてたのは確実にアイツだ
瑠愛
瑠愛
友達
女子生徒
瑠愛
瑠愛
友達
瑠愛
瑠愛
友達
友達
瑠愛
瑠愛
友達
瑠愛
瑠愛
瑠愛
友達
友達
瑠愛
友達
友達
女子生徒
女子生徒
女子生徒
瑠愛
瑠愛
友達
友達
女子生徒
女子生徒
マジそれくらいは必要だよな
被害者が言うなら確定
瑠愛
友達ってこんな嫌なやつだったっけ
悪女が何か吹き込んだのは確定だけど……
瑠愛
今はただ、呆然と状況を見据えることしかできなくて
自分を崩さないようにするのが精一杯だった
瑠愛
瑠愛
女子生徒
女子生徒
瑠愛
即座に否定したかったけど、不思議と声が出なかった
潔世一
女子生徒
友達
友達
蜂楽廻
蜂楽廻
その瞬間、クラスの視線が私へ集まる
それがなんだか異様に怖く感じられた
緊迫した空気が俺たちを襲う
潔世一
瑠愛とはずっと一緒にいた
でも彼女にそんな素振りも奇行も見当たらなかった
潔世一
蜂楽廻
蜂楽も、多分同じ心境だ
蜂楽廻
潔世一
瑠愛
友達
女子生徒
潔世一
今まで瑠愛とも友達とも関わりはほとんどないに等しかったのに
急に仕切り始める理由なんて無いだろ
潔世一
潔世一
でも、そんなこと考えたらわかることだった
潔世一
潔世一
瑠愛
女子生徒
友達
友達
潔世一
瑠愛
瑠愛
瑠愛
瑠愛
流石に堪えたのか、瑠愛も強く言い返した
女子生徒
女子生徒
瑠愛
瑠愛
瑠愛
瑠愛
女子生徒
友達
逆ギレ?
どうすんのこれ
友達
瑠愛
瑠愛
瑠愛
蜂楽廻
蜂楽廻
潔世一
クラスにはそれに加勢したりする奴はいなかった
ただただ呆然としていた
もちろん、俺も
瑠愛を信じているはずなのに……
俺は傍観者となってしまった