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泣 く ぅ .. て か 実 際 泣 い た w ブク失ぅ
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ(இдஇ; ) 泣いたᐡ ߹𖥦߹ ᐡ
サトコロ地雷注意
サトコロ「怪盗さん」
僕と"彼"の出会いは突然だった
コロン
と、溜息を漏らしながらベランダの柵に手を着いた
コロン
そう、僕はある国の姫で、男の子だけど女の子として育てられてきた。
婚約相手は両親の間で勝手に決められた人だ。
性格も家柄も、悪くは無いんだけど
コロン
僕は何故か、名前も知らないような人を待ち続けている
どこかの、だれか。
何故かその人じゃないと嫌なんだ。
その人はあったことも無い人なのに
約束なッ…ニコッ
いつか、誰かと交した約束
コロン
ズルッ…
コロン
あれッ…手が滑ッ…!
コロン
落ちる、そう思いながらも重力には逆らえず、何も出来なかった
コロン
コロン
目を開けると、目の前には輝く満月
下は…浮いてるッ…?!
コロン
こんばんは、お嬢さん
すぐ近くから凛としたよく通る声がした
コロン
横を向くと、満月に照らされ輝く美しい顔があった
コロン
思わずそう言ってしまった。
それから、彼は毎日毎日ここへ来てくれた
話を聞けば彼は怪盗で、妖精では無いらしい。
まぁ、当たり前だけど
怪盗なら、何か盗んだりしないのかと尋ねたが、
怪盗さん
グイッ…
コロン
怪盗さん
コロン
コロン
こんなキザな事ばかり言うだけだった
そんなある日のことだった
怪盗さん
コロン
僕は怪盗さんを見つけるとすぐに駆け寄った
コロン
怪盗さん
コロン
怪盗さん
来られない
コロン
いきなりの事で、声が震えた
コロン
怪盗さん
怪盗さんは理由を幾ら聞いても答えてはくれなかった
怪盗さん
コロン
怪盗さんにノートのようなものを渡された。"怪盗日記"と書かれてある。
怪盗さん
そう投げ捨てるように言うと、怪盗さんはベランダの柵の上に立った。
コロン
怪盗さん
コロン
怪盗さん
コロン
怪盗さん
僕は咄嗟に怪盗さんの手を掴んだ
コロン
コロン
怪盗さん
怪盗さんは何か呟くと、僕の顔を見て、
怪盗さん
そっと口付けを落とした
コロン
僕は怪盗さんから貰ったノートを抱きながら泣いた
コロン
コロン
僕の涙で、日記の表紙の字が剥がれてきていた
コロン
表紙の字が剥がれたことで、下に書いてあった字が露になった
めくってみると、何やら誰かが誰かと会話しているような文面が書いてあった
○月×日
今日は"サトミ"が授業中に下ネタを言ってきました。ウザかったです。
コロン
下ネタ、という文字を聞いて少し恥ずかしくなったが、続けて読んだ
そんなこというなよな〜ッコロンは冷たいなぁッ…
コロン
僕と名前が一致していた。一体これはどういうことだろうか。
○月×日
今日はサトミとデートに行きました。楽しかったです。
これで終わりかと思ったが、小さく、
サトミの私服、かっこよかったッ…
と、書かれていた。
んもう、正直になりなさいな〜ッ
コロン
二人の会話、面白いなぁッ…
…でも、
聞いたことがあるッ…どこかでッ…
コロン
パラッ…
コロン
どうやら小さな紙切れが挟まっていたようだ。取らなければ…
コロン
紙には、"サトミくん"とやらの人の字で、
あいしてる
と書かれていた
コロン
これを見た瞬間僕は必死で外へ出た
薄着だし、口からは白い息が出ていたけど、寒さなんて気にならなかった
"あいしてる"これが本当に"サトミくん"が書いたのか、僕宛てに書いたかなんて分からない
でもッ…
コロン
きっとサトミくんはまだ近くに居ると思った
コロン
コロン
サトミ
コロン
コロン
いつかッ…また、俺とッ…
結婚してくれるッ…?
サトミ
サトミ
ギュッ…
コロン
コロン
サトミ
チュッ…
コロン
コロン
コロン
サトコロ「怪盗さん」
❦ℯꫛᎴ❧