拾われた!!♯2

夜(明け方)

もう朝日も昇る頃

俺らは

俺ら自身の目を疑った

人みたいで人ではなくて

とても、

綺麗、やった

僕はそう言って微笑む｡

もふもふ

みんなが寝静まった頃

俺は軽く手を引っ張られて

外に出た

しかも窓から…

なんと俺は今!!

空を飛んでます

俺にも意味わかんないけど

この天使と一緒に空にいます

日記｡

外に出てシャオロンも寝たあと

僕は1人で泣いてた｡ 情けないなぁ…？

僕の姿を見ても 奇怪だと思わなかったんだ｡

初めてだったのだ｡

本当に好きでいてくれてるんだ

大切に思われてるんだ

そう思うと涙が止まらないのだ｡

でも代償がない訳じゃないのだ｡

代償｡

それは人の過去を勝手に見てしまうこと｡

そして人が思う事が分かってしまう

その2つだった｡

見る過去はランダムで、いつも僕は見てないふりをして忘れていた｡

人の思う事がわかる、は｡ そのまんま｡心が見えてしまう

そして今回、過去を見たのはシャオロンだった｡

心を見てしまったのは、ゾムだった…、