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それは6月のある日
雨がしとしと降っていて少し肌寒い日のことだった
大学の帰り、涼ちゃんと一緒に公園付近を歩いていた
滉斗
就職決まってよかったぁぁぁ
涼架
ねぇ〜！
来年からも若井と一緒とか嬉しいかも
来年からも若井と一緒とか嬉しいかも
滉斗
俺も〜
滉斗
っと…危な……
こんなところにダンボール捨てないでよ
こんなところにダンボール捨てないでよ
涼架
しかも大きめ笑笑
涼架
どんまーい
ｶﾞｻ
滉斗
ぅえ！う、動いた
涼架
え？風とかじゃなくて？
滉斗
違う違う！！絶対違う！！
涼架
猫ちゃんとかかなぁ
滉斗
え！覗くの……
涼架
だって雨降ってるし
滉斗
そうだけど……
涼架
覗くだけ！ね！お願い！
滉斗
わかったよ
涼架
ｶﾞｻｺﾞｿ
涼架
は……？
涼架
子供……？
滉斗
え？
元貴
ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ
涼架
な、なんでこんなところに
滉斗
ねぇ何してるの？？
おうちは？お母さんお父さんは？
おうちは？お母さんお父さんは？
元貴
ﾋｯご、ごめんらしゃ、
いたいの、しないで
いたいの、しないで
涼架
ご、ごめんね
滉斗
そんなつもりじゃなくて…えっと
涼架
と、とりあえず家行こう！
滉斗
で、でも
涼架
このままだと体冷えちゃう！！！
滉斗
わかった
涼架
ごめんね
痛いのしないからね
痛いのしないからね
元貴
は、ひっ、ごぇんらしゃ、ひぐ
涼架
とりあえずダンボールごと運ぶよ！
滉斗
う、うん！
今日は一旦ここまで！！
締切日当日は候補3の方が多かったので、候補3で8月限定小説を進めていこうと思います🫶 可愛い可愛い元貴くんが出てくるのでお楽しみに！！ꉂ🤭 それでは((ヾ( ◍´꒳`◍ )ﾏﾀﾈｰ
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