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うぅぅぅ 泣ける(இдஇ; )
ぬわああああああああ(இдஇ`。)
桃
俺は桃
まぁ自分で言うのもなんだが何でも出来る
人一人救う事も動作もない
立て篭り事件を解決
強盗犯を捕まえる
自殺を食い止める
など色々と解決してきた
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
青
桃
コイツの名前は青
俺の数少ない友人だ
周りは俺の事をヒーローと呼ぶ
媚びを売ってくる
だが青は俺自身を見てくれる
馬鹿にしてきたり冗談を言ってきたり
だから青の事は友人だと思っている
青
桃
青
桃
青
青
桃
桃
青
青
青
桃
青は何処かへ向かう
桃
桃
そういい帰路を辿る桃
桃
桃
家に帰って来て直ぐに眠りに入った桃
目が覚めるといつもの朝
桃
桃
朝食を口に入れながらニュースを見る
何時もの日常
だが一つだけ
何時もと違う事がある
桃
昨日の夜
1時頃に高校2年生の青さんが死亡しました
死因は自殺の様です
桃
桃
桃
何でだ?
確かにこの頃元気がなかった
いや
元気な振りをしていた
作り笑顔
生気のない声
自殺をしそうな奴とそっくりだ
桃
バンッ
と扉を開く
そしてアレを探す桃
桃
桃
これは時を戻すボタン
代々受け継がれているボタン
親父から受け継がれたボタン
これは時を戻すボタンだ
戻すのは必ずやり直せる時間だ
何度も使えるが
使う度
何か記憶が消える
使うのは大切な時にだけだぞ
と
俺は青を救いたい
なんだって消えていい
どんな大切な記憶でも
青を救えるなら!
桃
ボタンを押した
一瞬
ぐにゃっ
とした感覚が体を襲った
その現象は直ぐに終わる
桃
時計が指しているのは12時半
ちゃんと戻っている!
早く向かわなければ!
桃
桃
俺が知っているのは青が死んだこと
何時に死んだかだ
何処で死んだかは聞いていなかった
桃
桃
昨日の夜
1時に高校二年生の青さんが死亡しました
死因は自殺の様です
現場は青さんが通っている○○○高校
何故自殺したかは探っている模様です
通っている高校か
今すぐボタンを押して青を救いに行こう
ボタンを押して時が戻る
時間は昨日の12時半
桃
桃
屋上に着くと生きている
青がいる
桃
青
青
青
笑って聞いてくるが作り笑顔
その顔は救ってやった奴と同じ顔
桃
桃
青
青
青はシラを切るが俺だけ知っているの
今この屋上から飛び降りようとしている事
明日俺が絶望することを
桃
桃
青
青
青
青
桃
落ち着け
俺は今まで人を救えた
なら落ち着いて青を救わなければ
桃
桃
青
青
桃
青
青
青
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
桃
青
青
そういい青が視界から消えて
ほんの数秒でグチャッ
と音が静かな夜に響き
そして
下から叫び声が聞こえる
だがそんな事を考える余裕が無い
俺は人一人救うのは簡単だと思っていた
出来ると思っていた
だが現実はどうだ?
俺のせいで人が不幸になった
何もしなければ不幸にならなかった
青を救う事が出来なかった
あぁ
なんでこんなに俺は
無力なんだろう
桃
桃