マッチング🔞

あれから数日、

もときは支度してる

ﾁｭｯ

ほんとは行ってほしくない

病院

涼ちゃんの目は輝いてる

あの頃のように

声も落ち着く

ほんとにほんとに

戻ったんだ！

僕とまだ付き合ってるってこと？

涼ちゃんとしては

やっぱり、

まだ付き合ってるって思ってる

今伝えたら、

混乱しちゃうよね

ハグくらい良いよね

ギュッ

ギュッ

あれ、涼ちゃんと付き合ってた頃を思い出しちゃう

行けない、

涼ちゃんとは、行けない

今はひろとと付き合ってる、

この関係は壊したくない

どうしよう、

こうなったら2人とも縁を切る？

それは嫌だ

1人になりたくない

考えたら怖くなっちゃう

ギュ……

ギューーー

ひろとにハグをすると心があったまる

落ち着く

ギューーー

ギュ……

もときはすぐに消えてしまいそう

もしかしたら明日、起きたらいなくなってるかも

いつ消えても、

いつ別れよって言われてもおかしくない

もときと離れたくない

ずっと一緒にいたい

藤澤涼架なんかに取られたくない

あっ、そうだ！

次の日大森は病院へ