主
主
主
主
それは6年前のこと
私が8歳の頃のことだ
親が離婚することになった
そして私には2つ上の姉がいた
姉は父に、私は母について行くことになった
正直姉とは離れたくなかった
大好きだったから
そして
お母さんはお父さんと離婚してから
性格が変わって
悪くなって
ある日男の人を連れてきた
勿論血は繋がってない
前の私の名前は来夏ではなく
夏樹だった
でもその名前は
母が考えたのではなく
父が考えた名前だった
だから気に食わなかったのか
私の名前を夏樹ではなく
来夏でもなく
お前
ずっとお前、と呼ばれていた
夏樹という名を発したら
もー殴られて殴られて仕方なかった
だからいつの間にか 私は他の人の前でも夏樹というのを 口には出さなかった
最初に父さん達に出会った時も… 咄嗟に
ない
って答えた
そして
母は私より姉が好きだった
姉はなんでもできて
勉強、スポーツ、なんでもこなしていた
だからずっと
姉さんのように
もっと出来るようになりなさいよ
あんたはどうして出来ないの
ずっと私は
"姉"
を意識して生きていた
じゃなきゃ
怒られる
また
"来夏"ではなく
お前
って呼ばれちゃうから
でももう大好きな人とは離れたくない
だから
だから
だから
姉として…生きていかなきゃ、
来夏
来夏
来夏
春千夜
来夏
来夏
春千夜
ギュッ
来夏
春千夜
春千夜
春千夜
来夏
来夏
来夏
あー、
来夏の母
来夏の母
夏樹
来夏の母
紬
夏樹
ギュッ
紬
夏樹
夏樹
紬
紬
夏樹
あの時みたい
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