この作品はいかがでしたか?
55
この作品はいかがでしたか?
55
コメント
1件
フォロあり
注意
Bl、事後表現あり。
苦手な方ブラウザバックを
最後に補足あります。
窓から薄ら明かりが差し込む。
微睡みの中、静かな部屋の中に貴方の寝息だけが響く。
ゆっくりと起き上がって落ちている洋服を着る。
そういえば、とふと思い出す。
昔、親に聞いた言葉を思い出す
君のいない天国より、君のいる地獄を選ぶ、だったか。
あの時は、俺も愛する人と幸せに生きるのだと信じて疑わなかった。
なのに、蓋を開けてみれば、愛し合う人がいても添い遂げる事はできなかった。
ねぇねぇ、貴方は知らないかもしれないけど、俺、毎朝マヌケな寝顔してる貴方にキスを送っていたんだよ。
心が満たされて、幸せで、幸せで、堪らなかった。
出来ることなら、ずっと一緒に居たかった。
貴方は私のことを忘れても、俺は貴方をずっとずっと、死ぬまで好きでいるからね。
最後に貴方にキスを送る。
ほんっとにマヌケな寝顔だね。
でも、ほんとに、愛おしくてたまらない。
圭哉
君のいない、地獄行きの電車はもう、すぐそこまで来てる。
主
主
主
主
主
主
主
主
主