コメント
1件
期間は10月9日〜10月13日まで にしようと思います。その間ハート を押して投票してください! ※場合によっては早まります。
〇〇
〇〇
サエ
そう言い放つ少女は私より一枚上手 だったようだ。私が負けたという 表情をしていたからなのか分からないが 勝ち誇った顔で「もう一度言いますね 帰ってください」そう言った。 私はどうするべきだろう
……よし決めた!絶対に帰って やるもんか!!だってそんじょそこらの1人の少女に言われてるだけだし! 名前を知ったところでそれしか 知らない他人だもの、相手は私の 名前を知らないし…一方的に知ってる 関係じゃ駄目でしょ顔見知りに 該当するとしても顔見知りに止められたところでね…だから答えはこうだ!
〇〇
サエ
サエ
〇〇
他人に言われているから従う義理が無い ということは切り抜けられてしまったが これに関しては論破も何も出来まい! 自信満々な私に対し、少女は呆れ果てた 表情をして大きなため息をついた。
サエ
〇〇
サエ
ほんのりと怒りが込められた声音で 軽く睨みつける彼女に何も言えない。 図星なわけではないと思いたい。
サエ
サエ
校舎の方へ向き歩いていく彼女に着いていく。彼女はなぜここに居るのだろう? 何のために?そんな疑問を持ちながら 校舎に足を踏み入れた。
まず最初に視界に広がるのが靴箱だった。靴箱には埃がたくさん被っていて 木製の靴箱だからか長い年月放置 されたためカビが生えていた。
〇〇
サエ
〇〇
1つの段差が入る前にあるため上がると ギィーッと軋む音が鳴る。床も木で 作られているようだ。走ったりしたら バキッと折れてしまいそうなほど脆い。 床を見ると苔が生えている。相当昔に 建てられた中学校なのだと分かる。
〇〇
サエ
自信無さげに答えたサエ。案内すると 言っていたのに学校の歴史を知らないだなんて信用していいのか?と不安に なるが、それはそれこれはこれだろう。 廃校になった中学校の歴史など誰も興味なんて普通持つはずがないのだ。 さっき疑問に思ったことを聞いてみる ことにした。
〇〇
それを聞いた瞬間ピタリと動きを 止めたサエは黙り込んでしまった。 沈黙が続きようやくサエが喋り始める。
サエ
サエ
サエ
サエ
〇〇
「じゃあ出てってくれます?」サエが 冷たい声音で言う。しかしそんなことで 同じる私ではない。それに玄関まで来て 引き返すだなんてもったない。 「今ならまだ間に合いますよ」と更に 言葉添えするサエに「もう遅いですよ」と返した。
〇〇
サエ
サエ
サエはそう言ってむすっと頬を 膨らませ、いじけた表情をした。
〇〇
サエ
〇〇
サエ
サエは私をこれ以上進ませたくない ようで文句をぶつぶつ言いながらも、 前を歩き出した。
玄関から少し歩くと長い廊下に出た。 沢山の教室が並んでいる。しかし 酷い惨状で、窓ガラスが割れていたり 扉が外れていたりどこかしら欠損している。乾いてパリパリになってはいるが べったりと手のひらと同じくらいの 血痕ががついていたりと 「廃校です。心霊スポットです。」 と言わんばかりの不気味な雰囲気が 漂っていた。
サエ
〇〇
サエ
サエ
サエが言っていた悪さとはこのことかと とてもよく分かった。心霊スポットで こんなことが出来るなんて相当マナーが 悪いんだと呪われるかもしれないのに 命知らずだと思う。そして疑問がまた 1つ生まれた。じゃああの血は? 学校が昭和の時点で、あったのなら 血なんて乾いて剥がれ落ちてるのでは?しかもあんなべったりと…… サエにあの血のことを聞いてみると 「知らない」と返された。 今日一怖い事実が判明してしまった。 と怖気付いてしまう。
次に早く進もう、と急かすサエに 私は──
① 待って…怖くて進めない…… ハートが偶数の場合この選択肢になる ②教室の中も見たい ハートがゾロ目の場合この選択肢になる ③もっ…もう少し話さない? ハートが奇数の場合この選択肢になる