久しぶりの桃赤
ザァーザァー
海の滑らかな音が広がる海辺
俺は今日
ここで死ぬ
重すぎたんだなにもかも
俺がいなければきっと
きっと
彼は自由になる
朝起きたら彼がいなかった
何回も何回も名前を呼んだ
けれど
彼の返事は帰ってこなかった
チャプチャプ
靴下と靴を脱ぎ海へはいる
この時期に海に来る人はいないからなのか
人の気配は全くなかった
──────!
彼の声に似てる
海が冷たく寒く
幻聴が聞こえてきたのか
────ちゃん!
桃ちゃん!
はっきりと聞こえた
彼の声
赤
桃ちゃん、っ
なんで
なんでそこに居るの
赤
っばか、桃ちゃんのばか、、
赤
ばかだよっ、ほんとに..
なんて言いながら抱きついてくる彼
行く宛ても無かったからここに来ただけなのに
ここで死のうと決めたのに
桃
場所..なんで、っ
赤
そんなの、どうでもいいっ
赤
起きたらいないから、心配してっ..
桃
赤、
チュッ
周りの背景なんて目に入らない
大好きな彼とのキス
桃
、ごめんな?
赤
なん、でっ...
理由なんてない
でも一つだけ
俺の愛が重すぎたから
ザァーザァー
桃
赤、幸せになれよ?
赤
や、やだよっ..俺、
そんな泣きそうな顔するなよ
嗚呼、だいすきだな
彼の泣き顔も笑った顔も怒った顔も
泣き声も笑い声も怒り声も
彼の全部大好きなんだよな
赤
...桃ちゃん、俺も..一緒に死ぬ
海の音に負けないぐらいの声で
彼は言った
赤
...桃ちゃん、俺も..一緒に死ぬ
は、
なんて言った今
赤
桃ちゃんがいない世界なんて俺やだよ、生きたくない..っ
赤
だからっ、一緒に死んで来世で一緒に生きよう...次は2人共幸せな世界で
彼は来世も俺と居たいと思ってくれているのか
誰に何と言われようと俺らはとめれない
桃
赤..愛してるよ、また来世でな
赤
俺も、来世もずっとずっと桃ちゃん愛してる
ギュッ
手を繋いで
逝こう、大好きな彼と───







