ピピピピッ…ピッ
永瀬紫乃
ふわぁ…
鳥の囀りが聞こえる 私は目をこすりながら起きた。
永瀬紫乃
8時…か
“前”ならこの時間家を出てた時間だな…
永瀬紫乃
ご飯でも…作るか…
布団をめくるとものすごい寒さだった 4月というのに、春というのに…
永瀬紫乃
おはよう…
と言っても誰もいないのが当たり前
永瀬紫乃
お母さんにお線香やらなきゃ
お父さんは海外でお仕事 お母さんは 交通事故で亡くなった。 小学6年生、受験まっただかの時だった。
永瀬紫乃
まぁ、『合格』したんだけど
結局、県立の中学校に通うことにしたんだ 中学に入ってからは、 全く学校に行っていない。
今日のご飯は…っと
永瀬紫乃
ベーコンエッグと豚汁か…
昨日の残り いつもの安定の美味しさ 毎日ちょっとだけ調味料変えてるからね
永瀬紫乃
ご馳走様
さぁ、何するか… これが私のいつもの日常である。