転生したら5人の魔法使いに拾われた話﹍。

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E p i s o d e . 24

今は夜。

もう寝るとこで、少し外を散歩することにした。

静かな夜に涼しい風は 俺たちの隙間をぬって通り抜ける。

とても心地が良い。

今日の訓練を思い出す。

気に留めまいと ほかのことに視点を向けていたが、

やっぱり紋章が気になる。

普段頼り甲斐のある彼ですら 紋章のことには首を傾げる。

みことは天然ぽい分、 紋章などの珍しい物に興味があり、 よく本を読んでいる。

ちなみにこさめも少し興味あるらしい。

そんなふうに会話を終え、 虫の音が鳴り止んだ頃、城内に戻った。

いつもなら少し情報の整理などをするが、 今日は彼に言われたのもあり、 早めに寝ることにした。

でも彼なら有り得るのかもしれない。

特異体質の彼。 王でも珍しいことを淡々とやってのける。

紋章については、少し探ってみることにしよう。

翌日、正午前後。

恐らくいるであろう 図書室に2人の彼を探しにきた。

早速要件を話してみる。

少し首を傾げた後、 奥へ歩く彼。

少し経って、こちらへ戻ってくる。

見せられた本は開けば ぎっしりと頭が痛くなりそうなほど英語の山。

たしかによく見かける本ではあり、 売れている本でもある。

そんな本にも色の変化はありえない。 そう書かれている。

どうやらお昼を作り終わった彼らが 探して呼びに来たようだった。

なつ本人がいる為、少しはぐらかす。

この後何探してたかなつに聞かれたが めちゃくちゃはぐらかした。

本人の目の前で言えるかっての。（

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