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🎀こちら、nmmnになります🎀 🎀ご本人の目に届くような行為は御遠慮ください🎀 🎀拡散等はお辞め下さい🎀 🎀全て私の勝手な妄想です🎀 🎀以上の事がご理解頂ける方のみお願いしたいです🎀
⚠️「証明_前編_」の続きになっております
まだ目を通していない方はそちらの方へとお願いします🙇⋱
赤 side
さとちゃん
りーぬくん
今日も今日とて冷たい君
まるで塵を見るような目
俺は何もしていないはずなのに
でも、俺に非があるからこそ彼の冷たい反応
きっとそうだ
さぁ、彼の無実を証明しに行こう
玄関のドアノブを捻り回して奥に押す。
りーぬくん
余計な事を考えるのはやめよう
今は彼の無実証明に集中しよう
今日の天気予報は雨だった為傘を用意していた
ぽつりとコンクリートブロックに丸いシミを作る雨
傘を出す際に一瞬目を離した隙に 彼が時計台の下から消えていた
りーぬくん
「やばい」
早く彼を見つけ出さなきゃ
小走りで走った
彼の背を探しながら
彼は今日傘を持って行ってなかった
だから、濡れて風邪をひいてしまう
急いで「俺」が迎えに行かないと
ばしゃばしゃと水溜まりを踏んで行くと共に
俺のスニーカーに染み込んでいく水
そんなのお構い無しに探し出すのに夢中だった
りーぬくん
息を切らして走る俺と裏腹に君は雨宿りでもしているのだろうか
ばしゃばしゃと水溜まりを踏みながら走っていると
人混みの中に彼を見つけた
俺はやっとの思いで彼の背を追いかける
彼の名を口に出そうとした瞬間
俺の手から
バシャリと傘が水溜まりへと落ちて行く
その後数秒でびしょ濡れになった体
顎先から滴る水滴
視線の先には楽しそうに笑う彼とロングヘアの女性
二人同じ傘の中で恋人繋ぎで街中を歩く
【あぁ、逃げてしまおう】
それが咄嗟に頭の中に浮かんだ判断だった
その頭に浮かんだ判断に従って俺の体は動き出す
傘を拾うことすらも忘れて
ただ下を見ながらがむしゃらに
どこか彼と違う遠くへと
俺は自分自身が醜かった
ポジティブ思考でしかいられない俺が醜かった
この世の中にはそんなに上手くいく話なんて無い
何処も彼処もベタな話ばかり
そんなどうでもいいことを考えていると誰かに肩を引かれた
???
りーぬくん
そこには息を切らしたころちゃんが居た
りーぬくん
ころちゃん
一息ついたのか少し呼吸を整えながら話す目の前の彼
りーぬくん
ころちゃん
りーぬくん
そう言うと彼が俺の腕を引き傘に入れてくる
りーぬくん
ころちゃん
その時の彼の横顔は怒っていた様な、虚しい目をしていた。
コメント
5件
(◍ ´꒳` ◍)
とても素敵なコメントありがとうございます🙇⋱♀️ 続き急いで書いているのでもう少し待ってくださいね💕
続き待ってます!