るぅ💛
何枚も重なった書類を整え、息をつく。
放課後ということもあり、生徒会室には僕以外誰もいない。
不意に時計を見れば下校時間が迫っていた。
るぅ💛
ガチャッ
さ💗
るぅ💛
さ💗
るぅ💛
さ💗
さ💗
声の方に目を向けると、いつの間にかさ💗くんは僕のすぐ横まで来ていた。
るぅ💛
すっと伸ばされた彼の手が僕の頬に優しく触れた。
触れられたところが熱を帯びていくのがわかる。
じっと僕を見据える彼の瞳は、思わず吸い込まれてしまいそうなほど綺麗だった。
るぅ💛
僕が名前を呼ぶとさ💗くんはパッと目を反らし、頬に感じていた温もりが離れていった。
さ💗
さ💗くんは慌てた様子で一歩退く。気のせいかその顔は少し赤くなっているように見えた。
さ💗
じゃあ、と踵を返し、さ💗くんは部屋から去っていった。
るぅ💛
心に違和感を覚えたまま、僕は帰りの支度を始める。
下校時の電車の中も、家に帰ってからも、頬の熱は何故か冷めることを知らなかった。
さ💗
家に帰って、放課後のことを思い返す。既に数時間経っているが、手にははっきりとるぅ💛の頬に触れた感覚が残っている。
さ💗
キス…するとこだった…
コメント
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