どろどろ　、

yellow　×　red

「　好きです　」

愛に飢えていた俺は

嘘言っちゃった

きっとこの言葉を受け入れれば

いつか愛せると思った

ずっと独りだった

誰からも愛されなかった

誰も愛せなかった

初めて愛してくれた

きっと俺もこの人なら愛せる

でもやっぱ そんな甘くないんだよね

愛し合うために

愛を伝え合うために

するはずの行為

でも

気持ち悪くて

どろどろで ぐちゃぐちゃで

まるで病気みたい

逝きたくはない

そんな生ぬるいそれを

頼むから

飽きちゃったのかな

違う 元から興味なんてなかった

愛を知る為だけに

その為なら俺は

最初から誰でもよかった

でも

そう言われたら言われたで 嫌で

誰でもいいけど よくない

君じゃなくていいけど、君じゃなきゃだめ

矛盾ばっかで

つまり

独りぼっちになりたくない

愛したかったんだよ 俺は

愛してくれたこの人を

でも どうしても変わらない

変われない

どれだけ引き止めても

気持ち悪いのは同じで

もう 別れた方が自分の為 ？

俺は愛せなかった

それが結果 。

入れ替わっちゃったみたい

前の自分を見てるみたい 。

こんなに愛してくれてる

なのに

嗚呼

気持ち悪い

嫌になるなんて

俺もそうだよ

それなら

好き だなんて

付き合ってください とか

はじめから聞かないで

なんだか

呪いみたいだね

ずっと

ずっと

ずっと

病気みたい

冷めるように 息を吐いて

どろどろで 汚くて

なんて

形だけ

でも

離れたくない

ひとりにはさせないで

これが

愛 なのかな

歪で どろどろで 汚くて

でもこれが 愛 ？

きっとこれが 愛

そう 思うことにしよう

ひとりにはさせないで 。

どろどろ