単刀直入に言うと俺は
お前らとの記憶が無くなっていた
ないこを助けようとした事も
れむさんの屋敷に泊まったことも
黒い渦に巻き込まれた事も覚えている
やけど
目の前に現れた白髪の青年
まぁ、しょにだよな。
こんだけ一緒にいるのに
こんなに大好きなんに
全くと言っていいほど
名前も、顔も、関係も
思い出せんかった
やけど、俺を必死に呼びかけるしょにだの声は心地よかった
「知らない人だ」と脳は言っとるのに
「大切な人だ」と脳の指示に反して体は動いた
背中を撫でてやると安心したようにしょにだは眠っていった
残されたのは記憶のない俺と家主のれむさんだけ
互いに沈黙が生まれる
あの白髪の青年は誰なんだと
そんな疑問だけが頭を渦巻く
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難しい顔をして考え込むれむさん
申し訳ないと思っても
記憶が無くなっているんだからこちらとしてはどうしようもない
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こんな会話があったかな
俺は”自ら”標準語で話すことを決意した
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りうらには
最年少ってだけの理由で甘く接した
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ほとけには
何か怖がられとった…w
あ、晩飯取ったんは許さんからな?
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初兎は…
何かキレとったな
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あにきはほんまに流石っ!
直ぐに気づかれそうでヒヤヒヤしとったわw
まぁ何だかんだあって
れむさんの屋敷を出る日になった
…説明が雑い?
仕方ねぇだろ、こっからが長いんやから
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しっかりしとるなぁ思ったわ
俺より下なんに後先のことを考えれとる
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その時、水色髪…
ほとけの顔が険しく変化した
…そうなん?って、
お前、無意識やったん…?w
まぁ、ええわ
こん時は、体調でも悪いんかってくっそ焦ったわ
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正直死ぬほど焦ったわw
今の本性のままお前らに接したいという気持ちと
はよ、バレて助けて欲しい
そんな想いが脳内を渦巻いた
怖かった。
伝えたことによって驚かせることが
傷つけるのが
それに…
記憶を無くす前の俺たちの関係が壊すことが
申し訳なかった。
お前らにも、俺にも、ないこにも。
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俺は記憶が無くなってから
正直、不安で寝た記憶はない
気絶したことは何度かあったけどな…w
その間、ずっと鍛錬をしとった
記憶が無くなった理由が悪霊なのだとしたら
自分の力で払うのが最善の方法だと教わったから。
白髪の、しょにだの口調的に
記憶のなかった俺も溜め込みやすい性格だったのだと知った
まぁでも…本当にお前らが大切やから
記憶があろうとなかろうと…お前らのために頑張りたいって気持ちは変わらんかったんよな
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れむさんは凄い難しい顔をしとった
「気分」なんて咄嗟に出た言い訳でお前らに不審がられると思ったんやろな
そっからは天界行って
すぐ追い出されて
の大忙しやったわ
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転生先に付いてきたしゃるろさん
この時は手料理を振舞ってくれていた
皿に綺麗に並べられた肉
何かが引っかかっていた。
こんな豪華な食事…と。
その時に”時代”という単語があがった
俺たちの時代…?
どういうことだ…?
あの時の俺には意味が分からんかった
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ほとけに顔を覗き込まれる
その瞳はまた心配そうに揺れていた
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咄嗟に嘘をつく
…胸が締め付けられるような感覚がした
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初兎がそう呟いた瞬間
ガタンと何かが倒れる音がした
驚いて音のするほうをみたら
百面相に顔を歪めるりうらがおった
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あぁ、やっぱり気づいとったんや
初めに頭に浮かんだのはそれ
真剣な表情で俺を見るお前らに圧倒された
言いたい、いや言わなきゃ
これ以上は隠しようがない
伝えなかん、知らせなあかん
頭では理解しとるのにどうしても口が開けんかった
喉に黒い変な個体が媚り付いとるような感じがして
声を出そうとすると苦しくなる
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次第に耳が聞こえんくなって
焦りで目に汗が入って
失いそうな意識の中
体を大きく揺すられても
自分の体が…まるで自分のじゃないような感覚がした
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生々しい血の感触が鮮明に蘇る
吐血を幾度も繰り返しながらも最期まで俺を見とってくれたないこ
なんで…なんでなんで
なんでこんなに仲間思いの奴が死ななかんかったん?
思い出した…思い出したすべて
こいつらとの思い出も…全部
抱きつきたかった。今までの行いを謝りたかった
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だけど…
体はそれに反するように動いた
仲間を…お前らを
傷つけるような攻撃を仕掛けた
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コロンッ
微かに物が転がるような音がした
ないこの4の目をした賽だった
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バリンッ
賽が割れた
4の目が割れた
だけどその瞬間に
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…体を渦巻いていた変な影が消えた
一気に重荷を下ろしたように体が軽くなる
気づけば俺たちは和になって抱き合っていた
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その後れむさんも来て色々説明をしてもらった
やっぱり初兎の予想は正しく、賽の中にないこは宿っていたらしい
それに…ずっと俺達を見守ってくれていたのだと知った
あの影は霊感習得に失敗した代償だった
こっぴどくお前らに叱られたなwww
無理すんな、ちゃんと頼れって
…
ないこが代わりに俺に取り憑いた影を払ってくれた
その代償にもうないこは俺らの近くには居られない
だけど…何か物事を起こすのには多少の代償は付き物やもんな
最後は最終的には…絶対…絶対ないこを救う
だから…俺はもう気にしない
お前らも…賛同してくれて嬉しかったで
これからも…ずっと俺らは一緒にいような
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コメント
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見れてなかった…ごめんね… もう予想と全然違って中身を見ていったら納得の嵐だし🐇ちゃんのお話からの📎くんの意味も前回はえ、?ってなってたけど今回でやっと予想がついたかも…✊🏻💓 今までの事の伏線回収が凄いし分かりやすくて感動…🥹 ほんと投稿してくれてありがと🥲🥲
はつこめしつれいします!めちゃすきなおはなしで、いちわから見させてもらいた!たのしみにしています!
好きすぎるし!!!書き方が天才すぎるんだ後!?!?