テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

単刀直入に言うと俺は

お前らとの記憶が無くなっていた

ないこを助けようとした事も

れむさんの屋敷に泊まったことも

黒い渦に巻き込まれた事も覚えている

やけど

目の前に現れた白髪の青年

まぁ、しょにだよな。

こんだけ一緒にいるのに

こんなに大好きなんに

全くと言っていいほど

名前も、顔も、関係も

思い出せんかった

やけど、俺を必死に呼びかけるしょにだの声は心地よかった

「知らない人だ」と脳は言っとるのに

「大切な人だ」と脳の指示に反して体は動いた

背中を撫でてやると安心したようにしょにだは眠っていった

残されたのは記憶のない俺と家主のれむさんだけ

互いに沈黙が生まれる

あの白髪の青年は誰なんだと

そんな疑問だけが頭を渦巻く

🎼L

雰囲気が違いますね。

🎼L

先程の青年の事、覚えていますか?

🎲I

…いや、全く。

🎲I

れむさん新しい子雇ったん…?

▷L

▷L

そうですか。

▷L

…もしかしたら一過性記憶障害かもしれません

▷L

先程の悪霊の悪さでしょう

🎲I

▷L

自分の名前は言えますか…?

🎲I

おん

🎲I

いふ…猫宮いふ。

▷L

…では何の為にここに来たか分かりますか?

🎲I

ないこを助けるためやろ?

🎲I

霊感を鍛える必要があったから…じゃないん?

▷L

何故、ないこさんを助けるために霊感を身につけるのですか…?

🎲I

え…それは

🎲I

ないこが…この世にいないから。やから話すには霊感が必要…??

▷L

合っていますよ。

▷L

因みに、いつ頃ここに来られたかは覚えていますか?

🎲I

それは……あれ?

🎲I

え、ちょっと待ってな。えっと…

▷L

▷L

ここでの稽古は命懸けのものです

▷L

それを今、あなたは「ないこさんを救う」それだけの為にやろうとしている。

▷L

…私の言っている意味が分かりますか?

▷L

…それほど、貴方にとってないこさんは大切な存在だと言うこと。

▷L

では、そんなないこさんとの関係について問います。

▷L

まず、貴方方はどこで出会いましたか…?

🎲I

え…

🎲I

いや…ぇ…

🎲I

…な、なんでやろ…思い出せへんッ

▷L

▷L

うーん、

難しい顔をして考え込むれむさん

申し訳ないと思っても

記憶が無くなっているんだからこちらとしてはどうしようもない

🎲I

れむさんは…ないこの事知っとるんやっけ…?

▷L

まぁ…噂程度って感じには

🎲I

…そっか

🎲I

この子は?

▷L

🎲I

正直、俺の記憶にはない人やった

🎲I

だけど…

🎲I

頭では覚えてへんのに体は無性にあの人の温もりを求めとる

🎲I

れむさん…俺たちはどういう関係だったん?

▷L

▷L

「大切な存在」

▷L

少なくとも、れむにはそうみえた。

▷L

それに、いふさん自身も…頭の片隅に記憶が残っているんじゃない…?

▷L

今の…この子、初兎さんって言うんだけど

▷L

頭を撫でる手が物凄く優しい

🎲I

…そうやんな

🎲I

ほんまに…大切な奴だったんだろうなって思う

🎲I

なぁ、この初兎って人だけやったか?

🎲I

他にも…いた気がする

▷L

🎲I

俺の予想…言ってもええ?

▷L

…うん。

🎲I

このネックレス…

🎲I

俺は5の目の賽を持っとる

🎲I

過去の…記憶抜けとるところはあるけど

🎲I

正直、俺個人の好みでこれを買うことはないと思う

🎲I

やから…

🎲I

ペアで作ったんちゃうかなっと

🎲I

賽は6面

🎲I

あと5人は居たんやないか?

🎲I

1人はないこで、もう1人が初兎ってやつ…

🎲I

あと…3人

🎲I

確かに…顔も姿も思い出せへんけど

🎲I

ずっと6人でいた気がする

▷L

▷L

本当に頭いいんですね!?

▷L

え、もうそれが答えですよ?

▷L

予想だけでそんな…

🎲I

…合っとるん?

🎲I

ただの予想やで?w

▷L

合ってる、合ってる

▷L

1の目は赤色髪のりうらさん

▷L

2の目は水色髪ほとけさん

▷L

3の目は白髪の初兎さん

▷L

4の目がないこさんで

▷L

6の目がロングの悠佑さん

▷L

れむもよく分からんけど年齢順…?になってるらしいよ!

🎲I

そうなんや…

🎲I

って1人年上いるん?

▷L

いるね~

▷L

でもそんなに気にしなくて良さそう…?

▷L

皆さん仲良いし

🎲I

そう…なんか?

▷L

うん。れむ的にはそんな感じがしましたねー!

🎲I

へぇ…

🎲I

俺はその…4人のことどう呼んどった?

🎲I

話し方…とか

▷L

初兎さんを、しょにだ

▷L

悠佑さんを、あにき

▷L

他の方々はみんな名前呼びでしたよ

▷L

話し方は今のような関西弁でした

🎲I

…そっか

🎲I

咄嗟に標準語喋ってもうたわw

▷L

確かに…(笑)

🎲I

🎲I

なぁ、

▷L

は~い?

🎲I

標準語で話したら変かな…?

▷L

…?

🎲I

…4人のこと全く覚えてへんのに

🎲I

知っているフリをしたかない

🎲I

多少違和感をもたれても

🎲I

今の本当の俺として接したい

▷L

そうですか…

▷L

まぁ、いいんじゃない?(笑)

▷L

後から傷つくよりは…。

🎲I

…そうよな

🎲I

決まったわ。

▷L

…ん、お疲れ様

▷L

また何かあったら言ってね。

🎲I

…はい

こんな会話があったかな

俺は‪”‬自ら‪”‬標準語で話すことを決意した

🎲L

まろ~

🎲L

来て~

🎲I

はいはい、どうしたの~?

🎲L

…ん、<タオルを渡す>

🎲I

…は?

🎲L

🎲L

察し悪くなった?(笑)

🎲L

それともいじわる?

🎲I

???

🎲L

届かないから!!

🎲L

タオル!!ここに!!

🎲L

かけて!!!!!!!

🎲L

言わせないでよ…

🎲I

ぅわぁ…ごめんね?

🎲I

…よし、これでいいかな?

🎲L

ぇ…ぁ、うん

🎲L

ありがとう、まろ…?

りうらには

最年少ってだけの理由で甘く接した

🎲H

いふくんのおかずも~らいっ

🎲I

ぇ…あ、どーぞ?

🎲H

…は?

🎲H

え、本当にいふくん?

🎲H

体調悪いの…?

🎲I

いや、そんなんじゃ…

🎲H

えぇぇ?…まぁ、いいけど

🎲H

優しすぎて逆に怖いんだけど!?

ほとけには

何か怖がられとった…w

あ、晩飯取ったんは許さんからな?

🎲S

🎲S

…え…江…ゑ?

🎲S

いむくんとまろちゃんが僕たちの前で仲良くしとる!?

🎲S

熱でもあるん?

🎲S

珍しっ

🎲I

???

🎲S

いや…熱はあってもお二人さんの恋の熱…か

🎲I

??

🎲S

…チッ<舌打ち>

🎲S

リア爆しやがれクソがッ

🎲I

…え?

初兎は…

何かキレとったな

🎲Y

まろ…最近溜め込みすぎちゃうか?

🎲I

え、何が?

🎲Y

いや…なんやろ

🎲Y

何かが違う気がするんよ

🎲I

🎲I

俺は別に普通だよ?

🎲I

あにきこそ疲れてるんじゃない?

🎲I

いつもお疲れ様

🎲Y

…そうなんか?

🎲Y

すまん、1回寝るわ

🎲I

うん!

🎲I

ゆっくり休んでね~!

あにきはほんまに流石っ!

直ぐに気づかれそうでヒヤヒヤしとったわw

まぁ何だかんだあって

れむさんの屋敷を出る日になった

…説明が雑い?

仕方ねぇだろ、こっからが長いんやから

🎲L

霊感磨いても、ない君に会えなかったら意味ないもん!

🎲L

今度は探す方に力を入れた方がいいと思う!

しっかりしとるなぁ思ったわ

俺より下なんに後先のことを考えれとる

🎲I

確かに。そうだね~

🎲I

ないこにも会いたいし

その時、水色髪…

ほとけの顔が険しく変化した

…そうなん?って、

お前、無意識やったん…?w

まぁ、ええわ

こん時は、体調でも悪いんかってくっそ焦ったわ

🎲H

🎲H

いふくん雰囲気変わった…?

🎲I

…い…いや、

🎲I

そんな事ないよ!?

🎲I

き…気分!…みたいな?アハハ

正直死ぬほど焦ったわw

今の本性のままお前らに接したいという気持ちと

はよ、バレて助けて欲しい

そんな想いが脳内を渦巻いた

怖かった。

伝えたことによって驚かせることが

傷つけるのが

それに…

記憶を無くす前の俺たちの関係が壊すことが

申し訳なかった。

お前らにも、俺にも、ないこにも。

🎲S

長旅で疲れたんやない?

🎲S

まろちゃんはスケジュール詰め込みすぎなんよ

俺は記憶が無くなってから

正直、不安で‪寝た‪記憶はない

気絶したことは何度かあったけどな…w

その間、ずっと鍛錬をしとった

記憶が無くなった理由が悪霊なのだとしたら

自分の力で払うのが最善の方法だと教わったから。

白髪の、しょにだの口調的に

記憶のなかった俺も溜め込みやすい性格だったのだと知った

まぁでも…本当にお前らが大切やから

記憶があろうとなかろうと…お前らのために頑張りたいって気持ちは変わらんかったんよな

▷L

うーん、もう少しゆっくりしてく?

れむさんは凄い難しい顔をしとった

「気分」なんて咄嗟に出た言い訳でお前らに不審がられると思ったんやろな

そっからは天界行って

すぐ追い出されて

の大忙しやったわ

🎲S

ŧ‹”ŧ‹”<食べてる>

▷S

めっちゃ初兎さん美味しそうに食べますねー!

🎲H

しゃるろ君のめっちゃ美味しいもん!

▷S

えぇぇ…本当?

▷S

嬉しいな~

🎲L

ほんとだよ~!(笑)

▷S

すぐ追い返しちゃったし

▷S

俺たちからのお詫びです(笑)

▷S

こんなんで許されるか分かりませんけど

🎲Y

そんな、気にせんといてや

🎲Y

この肉とかめちゃ柔らかいやん!

▷S

マヨネーズ塗りたくってフォークで刺しまくると柔らかくなるんっすよ

🎲S

まよねぇず?ふぉーく?

▷S

あ、…初兎さん達の時代にはなかったの?

🎲L

無かったと思うけど…

🎲L

まろ~!どうなの~?

🎲I

(は?…時代?)

転生先に付いてきたしゃるろさん

この時は手料理を振舞ってくれていた

皿に綺麗に並べられた肉

何かが引っかかっていた。

こんな豪華な食事…と。

その時に‪”‬時代‪”‬という単語があがった

俺たちの時代…?

どういうことだ…?

あの時の俺には意味が分からんかった

🎲H

…いふく~ん?

🎲I

ぇ…あ、

ほとけに顔を覗き込まれる

その瞳はまた心配そうに揺れていた

🎲I

無かったんじゃないかな~…

🎲I

多分。

咄嗟に嘘をつく

…胸が締め付けられるような感覚がした

🎲S

…なぁ、話変えてもええ?

🎲L

…?どうしたの?

🎲H

なになに~?

🎲S

🎲S

しゃるろ君とれむさんって繋がっとるんよな?

▷S

うん!

▷S

俺がれむちの所に連れていったんだし勿論繋がってるよ(笑)

▷S

なんで~?

🎲S

れむさんに転生前に二つのことを告げられたんや

🎲Y

…は?

🎲Y

え、なんで…

🎲S

🎲S

1つ目。

🎲S

ないちゃんは何時もこの賽を通じて見守ってくれとること。

🎲H

🎲S

僕、個人的にはこれは物理的にやと思う。

🎲L

…え?

🎲S

あの場面で…態々言うゆう事は余程の事なんやと思う

🎲S

それに、霊感を持ち合わせとるれむさんが言うんや、間違いはないやろ

🎲H

🎲H

え、つまり??

🎲S

…ないちゃんはホンマにここに居てくれとるんちゃうか?

初兎がそう呟いた瞬間

ガタンと何かが倒れる音がした

驚いて音のするほうをみたら

百面相に顔を歪めるりうらがおった

🎲L

…ぇ

🎲L

な、ないくんっ?

🎲L

いるの!?いるなら返事してっ!

🎲L

無理なら何か落とすとかさっ!

🎲L

何か反応してよッ

🎲L

ねぇ、ないくんっ

🎲L

りうらたち頑張ったよ!?

🎲L

ねぇ…ねぇっ

🎲L

ないくんっ…会いたいっ

🎲L

う‪”‬ぅぅッ<崩れ落ちる>

🎲Y

りうらっ

🎲Y

落ちつけ、大丈夫…大丈夫やからな

🎲L

あに…きっ

🎲S

……まろちゃん…。大丈夫か?

🎲S

ごめんな、席外してもいいんやで

🎲S

最近様子変やし…溜め込みすぎるなよ?w

🎲I

え…あ、うん

🎲I

ありがと、しょにだ

🎲I

でも俺は大丈夫だよ。

🎲I

…りうらぁ?大丈夫?

🎲I

<頭を撫でる>

🎲L

っ…まろ…。

🎲L

ごめん…取り乱した

🎲L

まろも無理しないで。

🎲L

みんなもごめん

🎲Y

ええんよ、

🎲Y

辛いのはみんな同じや。

🎲Y

最近はお前へのケアが雑になっとったわ

🎲Y

ごめんな、りうらも吐き出して大丈夫やからな

🎲Y

もちろんおまえらも。

🎲H

…あにきも…ね?

🎲Y

…ん

▷S

えっ……とぉ?

🎲H

あ、ごめん!しゃるくん!

▷S

いや、全然大丈夫だよ

▷S

俺のことは気にしないでね。

🎲L

ありがと~

🎲S

🎲H

あ、初兎ちゃん続きお願いしても大丈夫?

🎲S

…ん~

🎲S

みんなは大丈夫…なんよな?

🎲L

うん。

🎲S

まろちゃんいける?

🎲S

次はまろちゃんの事なんやけど

🎲I

…うん。

🎲S

じゃあ、いく…な?

🎲S

2つ目。

🎲S

単刀直入に聞くけど…何で標準語なん?

🎲S

方言なんて気分で変えられるもんちゃうやろ

🎲S

もし本当に気分なのだとしてもタイミングがおかしすぎる

🎲S

誰よりも自分を責めながらも積極的に動いていたまろちゃんが

🎲S

このタイミングで態々そんな事をするとは思えへん

🎲S

まろちゃんの事、信じて欲しいって

🎲S

あの時れむさんに言われたのがそれ。

🎲S

まろちゃん…あの夜何があったか教えてくれへんか?

🎲H

……ッ

🎲L

あぁ、やっぱり気づいとったんや

初めに頭に浮かんだのはそれ

真剣な表情で俺を見るお前らに圧倒された

言いたい、いや言わなきゃ

これ以上は隠しようがない

伝えなかん、知らせなあかん

頭では理解しとるのにどうしても口が開けんかった

喉に黒い変な個体が媚り付いとるような感じがして

声を出そうとすると苦しくなる

🎲S

ちょ、まろちゃん?

🎲S

大…ぶ……?¿¿¿

🎲S

ま…ゃ……¿¿¿¿¿¿¿¿

次第に耳が聞こえんくなって

焦りで目に汗が入って

失いそうな意識の中

体を大きく揺すられても

自分の体が…まるで自分のじゃないような感覚がした

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

🎲L

まろっ!

🎲L

聞いて聞いて!

🎲L

ない君とまろに教えてもらった問題解けるようになったの!!

🎲L

…もう、戦争のせいで家族も何もかも失ってさ正直勉強なんて諦めてた

🎲L

…だけど、…ううん、

🎲L

ほんとありがとー!!!

🎲L

ない君にも知らせてくるね♪

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

🎲H

いふくんっ!💢

🎲H

それ皆の晩御飯だからっ!!

🎲H

1人で食べないでよぉぉぉ

🎲H

…ぇ?土?

🎲H

ぁ、ほんとだ

🎲H

🎲H

いや、僕悪くないもんっっ

🎲H

うぅぅぅ…しょうさぁぁぁん

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

🎲S

まろちゃ~ん?

🎲S

ま~たいむくんと喧嘩したん??

🎲S

仲ええなぁぁ

🎲S

もう2人で付き合えよぉぉ

🎲S

そうやって僕を1人にすりゃいいんさっ!

🎲S

え、?

🎲S

ちょっちょ落ち着いてやっ!!

🎲S

包丁持ったまんま睨まんといてッ

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

🎲Y

はぁ

🎲Y

ほんまコイツら元気やなぁ

🎲Y

…ん、ありがと

🎲Y

まろも無理すんなよ?

🎲Y

明日の予定は…っと

🎲Y

🎲Y

ぁ、これか

🎲Y

…年長者同士コイツらの事は何があっても守ろうな。

🎲Y

…ふっ、約束やで?まろぉ!

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

🎲N

…ま……ろっ

🎲N

な…かな……いで

🎲N

おれは……だいじょ…ぶ……だか…ら

🎲N

じぶ……せめ……ない……で…ね

🎲N

ずっ……と…

🎲N

ず………っと………み……てる…よ

🎲N

みん……な……のこ…と…よろ……く

🎲N

しあ……わせに…ね?

🎲N

ま……ろ…だいすき……<微笑む>

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

生々しい血の感触が鮮明に蘇る

吐血を幾度も繰り返しながらも最期まで俺を見とってくれたないこ

なんで…なんでなんで

なんでこんなに仲間思いの奴が死ななかんかったん?

思い出した…思い出したすべて

こいつらとの思い出も…全部

抱きつきたかった。今までの行いを謝りたかった

🎲I

🎲I

ないこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‪”‬ぉ‪”‬ぉぉぉ‪”‬っ

🎲I

ぅ‪”‬わ‪”‬‪”‬ぁ‪”‬ぁ‪”‬ぁ‪”‬ぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっ

🎲H

!?

🎲H

っ、いふく…ん?<駆け寄る>

🎲S

まろちゃん!?

🎲S

ダッ<駆け寄る>

🎲Y

…っ、待て、ほとけッ初兎ッ

🎲I

ぐ‪”‬わぁぁぁぁぁっ…あ‪”‬ぁぁぁぁぁっ

だけど…

体はそれに反するように動いた

仲間を…お前らを

傷つけるような攻撃を仕掛けた

🎲S

ぅえっ?

🎲Y

ほとけも止まれッッッ<捕まえる>

🎲H

っ、いふくんっ<振り切る>

🎲S

いむくんっ!

🎲L

いむっ!!

🎲Y

ダメだ、止まれッッッッ

🎲H

……ビクッ…ッ<止まる>

🎲L

な…何なの?あの黒い影っ

🎲I

…う‪”‬ぁぁっ…う‪”‬ぅぅッ

▷S

待って、やばいかも

▷S

れむちっっ

▷S

はよ…繋がれやっッ

▷S

ッ…れむっ…れむっ

🎲H

ッ…いふくんっ

🎲H

なんで…なんで??

🎲H

さっきまで元気だったじゃんっ

🎲H

ねぇっっっ

🎲L

🎲L

嫌だッ嫌だッッ

🎲L

あにきっっっ

🎲Y

…ッ

🎲Y

ハァ……はぁっ

🎲Y

まろ…ッ

🎲S

う‪”‬ぅぅッ…

🎲S

は…ぁッ…

🎲S

まろちゃぁっ

🎲I

う‪”‬ぁぁぁぁぃやぁぁ…ぃやや…

🎲I

…グァッ…ッッにげ…ろッ…ヴァァァッ

🎲Y

🎲Y

あほかっ

🎲Y

逃げれる訳ないやろっ

🎲Y

もう誰も死なせたかないんやッッ

🎲Y

俺らでこいつら守るんやろ??

🎲Y

なぁ‪”‬ぁぁっ

🎲I

う‪”‬ぁっ

コロンッ

微かに物が転がるような音がした

ないこの4の目をした賽だった

🎲S

っ、ないちゃ

🎲I

な…ぃこ

🎲N

(まろ…落ち着いて。大丈夫…大丈夫だから。俺はずっとお前らの傍にいた。これからも…ずっと俺の心はいる。ごめんね、置いていって。頑張ってくれてありがとう。だいすきだよ。ねぇ、聞いて、俺とお前らがきちんとした状態で会うにはね…────────するしかないの。ごめん、もう時間だ。ごめんね、もう近くには入れないや。…だいすきだよ…本当にだいすき)

バリンッ

賽が割れた

4の目が割れた

だけどその瞬間に

🎲H

ぁえっ…影がっ

🎲S

ッ!?

🎲L

まろっ!まろ?聞こえる???

🎲I

🎲I

りう…ら

🎲L

!?ッ

🎲L

…良かったッ

🎲H

いふくんッッ僕は?僕はわかる?

🎲I

…ほとけ…<微笑む>

🎲H

ッ~~っ

🎲H

ばかぁぁぁぁぁっ

🎲H

ぅわぁぁぁぁぁぁぁんっ

🎲H

ポカポカッ<軽く殴る>

🎲I

痛ッw

…体を渦巻いていた変な影が消えた

一気に重荷を下ろしたように体が軽くなる

気づけば俺たちは和になって抱き合っていた

▷L

ハアハァっ…

▷L

ごめんっ、遅れたっ

▷L

だ…大丈夫…ですかっ

▷L

…はぁっっはぁっ

▷S

れむちっ!

▷L

しゃるちゃ…っ

▷S

とりあえず今は大丈夫そう

▷S

れむちも落ち着きな??

▷L

▷L

だって、これでいふさんに何かあったられむのせいじゃんっ

▷L

ごめんね、大丈夫だった?

▷L

…はぁっ<息切れ中>

▷S

大丈夫だから。

▷S

落ち着いてから色々教えて?

▷L

…うん

その後れむさんも来て色々説明をしてもらった

やっぱり初兎の予想は正しく、賽の中にないこは宿っていたらしい

それに…ずっと俺達を見守ってくれていたのだと知った

あの影は霊感習得に失敗した代償だった

こっぴどくお前らに叱られたなwww

無理すんな、ちゃんと頼れって

ないこが代わりに俺に取り憑いた影を払ってくれた

その代償にもうないこは俺らの近くには居られない

だけど…何か物事を起こすのには多少の代償は付き物やもんな

最後は最終的には…絶対…絶対ないこを救う

だから…俺はもう気にしない

お前らも…賛同してくれて嬉しかったで

これからも…ずっと俺らは一緒にいような

🎲L

やばい泣きそう

🎲H

え、それな??

🎲H

ガティやばい

🎲S

ここでもそれ使うんかい

🎲S

でもホンマにそうやな…

🎲S

てか、最後の言葉泣かせに来とるよな!?

🎲S

酷くね!?

🎲Y

🎲L

あれ?あにき?

🎲Y

…ん?…グスッ

🎲H

…ぁ

🎲H

ちょっ、いふくんサイテー

🎲H

あにき泣いちゃったじゃんっ!

🎲Y

っ、泣いてへんしっ!

🎲I

www

🎲I

生意気なガキ共やなぁ?

🎲I

やっぱ守るの嫌やわwww

🎲Y

ッw

🎲Y

それなw

🎲L

ちょちょ、

🎲L

りうら達の感動返してよっ(笑)

🎲Y

www

🎲Y

…最後は俺…かな?

🎲S

おん!!

🎲Y

…よしっ、いくか!

🎲H

はーい!

🎲L

もう記憶に新しいもんね

🎲L

ここからは

🎲I

それはそうw

🎲S

…じゃあ悠くんお願いしまーす!

🎲Y

そんな明るいテンションなもんちゃうけどな?w

🎲Y

まぁええわ

🎲Y

…5回目の転生は⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯

この作品はいかがでしたか?

1,177

コメント

17

ユーザー

見れてなかった…ごめんね… もう予想と全然違って中身を見ていったら納得の嵐だし🐇ちゃんのお話からの📎くんの意味も前回はえ、?ってなってたけど今回でやっと予想がついたかも…✊🏻💓 今までの事の伏線回収が凄いし分かりやすくて感動…🥹 ほんと投稿してくれてありがと🥲🥲

ユーザー

はつこめしつれいします!めちゃすきなおはなしで、いちわから見させてもらいた!たのしみにしています!

ユーザー

好きすぎるし!!!書き方が天才すぎるんだ後!?!?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚