兜森〇〇
5年前の事件について?
五条悟
うん、〇〇に調べてほしいんだよね
五条悟
〇〇そういうの得意でしょ?
兜森〇〇
不得意です
五条悟
あれ、そうだっけ
五条悟
ま、ゆっくりでいいからやっといて〜
と、ある日五条先生に依頼を受けた。
依頼というか、 多分これ五条先生の仕事。
兜森〇〇
( これだからあの人は… )
そう思いつつも 仕方なく図書室に向かった。
兜森〇〇
あれ、恵くん
伏黒恵
〇〇先輩
伏黒恵
珍しいですね、どうしたんですか?
兜森〇〇
ごじょせんにコキ使われた
伏黒恵
あー…
哀れみの目を向ける 恵くんを通り過ぎて、
任務について記されている 本の棚に行く。
兜森〇〇
恵くんは?
伏黒恵
俺は呪術基礎学の勉強に
兜森〇〇
真面目だねぇ
兜森〇〇
あ、あった
見つけた本は棚の1番上。
兜森〇〇
と、届かない…
伏黒恵
俺が取りますよ、危ないでしょ
精一杯足と腕を伸ばす私を制止し、
代わりに取ってくれる恵くん。
兜森〇〇
ありがとー!
兜森〇〇
恵くんはやっぱ優しいね
伏黒恵
……
兜森〇〇
?、どうしたの?
伏黒恵
別に、誰にでも優しくするわけじゃないですよ
兜森〇〇
??
伏黒恵
はぁ…
そうひとつため息をつくと、
恵くんは私の髪を人束手に取って 口元に寄せた。
兜森〇〇
!
伏黒恵
意味、分かります?
兜森〇〇
た、多分
そして恵くんはふっと優しく笑うと、
私の頭をそっと撫でた。
伏黒恵
好きです、先輩
そのまま流れるようにされたキスを 拒まなかったのは、
私も同じ気持ちな証拠。
曖昧な先輩後輩関係から、 恋人になった日。
甘 や か し 上 手 な 後 輩 ク ン 𝑭𝒊𝒏.