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小学生の頃の話。
家が近くて仲が良かった私達は いつも一緒に下校していた。
璃
椋平
学校が終わるとすぐ椋平の家で ゲームをするのが日課だった。
璃
椋平
璃
椋平
こうやって、ずっと一緒に 笑って過ごせると思ってたのに。。。
椋平
璃
椋平
璃
椋平
璃
椋平
椋平
璃
璃
璃
椋平
璃
椋平が気になる子がいるって 言った時に、ちょっと心が チクッとしたのはなんだったんだろう
お父さん
璃
璃
お父さん
お父さん
お父さん
璃
璃
お父さん
璃
小学校卒業まであと半年か。。。 明日、椋平に1番に伝えなきゃ。
ってことは、あと半年で 椋平とは会えなくなっちゃうんだ
この時、自分の気持ちに やっと気づくことが出来た。
あの時のチクッとしたのは 恋してたからだったんだ。
椋平
璃
椋平
璃
璃
椋平
椋平
璃
お父さんの転勤が決まり 来年から別々の学校になると 椋平に伝えた。
話している途中で、 いろいろなものが込み上げてきて 気づいたら私は泣いていた。
椋平
椋平
椋平
椋平
椋平が優しく頭を撫でてくれた感触と いつもより優しいその声が なんだか心地よかった。
季節は次々と変わっていき 気づけばクリスマス。
クリスマスに椋平に 自分の気持ちを伝えることにした。
璃
通話
03:17
あのね、椋平。
クリスマスって予定あるかな?
ん?別にねーけど
どうかした?
一緒に行きたいところがあるの。 椋平と2人で。
どこどこ?(笑) 別にいいよ?
じゃあ、25日のお楽しみね!(笑)
んだよそれ(笑) まぁいいわ(笑)了解。
電話で椋平の声を聞いたあと、 伝えたいことを紙にまとめてみた。
紙に書いてはみたものの なんて伝えたらいいかわからないまま 当日を迎えてしまった。
璃
椋平
璃
椋平
璃
椋平
璃
椋平
璃
椋平
璃
椋平
璃
璃
椋平
椋平は黙ったまま私に背を向けた
そして何も言わないまま 椋平は帰って行ってしまった。。
私はその場で泣き崩れるしか できなかった........
椋平に気持ちを伝えてから あれ以来椋平とは会っていない。
電話を掛けてみても いつも応答なし。
新学期が始まり学校へは行くものの 姿は見えていても 椋平には避けられてばかりで 一緒に帰ることもなくなってしまった
話しかけようとしてみても 避けられてしまい、何も話せないまま卒業まであと1ヶ月。
このままだと、何も聞けないまま 離れてしまう。。
結局あれ以来避けられっぱなしで 卒業式を迎えてしまった。
友達(女)
友達(女)
璃
璃
椋平
不在着信
璃
通話
00:48
もしもし?
........
どうしてずっと避けてるの?
............... ごめんな........
私まだ何も椋平から聞いてない
............... 向こうでも、元気でな
ちょ、椋平っ
ピロンっ
久しぶりに声が聞けたと思えば 電話は呆気なく切られ それ以降椋平から電話もLINEも 一切来ることはなかった........
小学校を卒業して、私は お父さんの転勤でH県に 引っ越してきた。 無事中学に入学し、 友達も出来た。
中学生ともなると 周りでは両想いの子達が増え カップルで登下校する子達を 見ることが多くなった。
椋平と去年は 付き合うとかまだ早いって 話してたっけな........
椋平、、元気かな........
椋平に電話をかけようとしてみたが ケータイを変えたのか 連絡手段がなくなっていた。
初恋は叶わない........ こういうことだったんだ........
中学生活はとても楽しいもので 学校行事や修学旅行など 本当に充実した学校生活。
そんな中、 告白されることもあって........