ー勝己sideー
勝己
どうせ飛べるわけ無いだろうと教室を後にしようとした瞬間____ ガラッと窓を開ける音がして振り返るとそこには窓に足をかけるクソデクの姿が。
デク
勝己
止める暇なく飛び降り、窓の外を見下ろすと血溜まりの上に頭から落ちたのだろう、頭から血を流したデクが居た。 下から悲鳴が聞こえ一緒に笑っていたヤツらも流石にヤバイと思ったのか教室を出ていった。
勝己
俺は余りの罪悪感でその日からこの日の光景を繰り返すような悪夢に見舞われた。
ーモブsideー
あの日からカツキは“もう居ないはずの緑谷”と話すようになった。
モブ
勝己
それから呼び方がデク、ナードから名前で呼ぶようになった。
勝己
ー出久sideー
僕が死んでから数ヶ月経った。 かっちゃんは相変わらず僕じゃない僕と会話している。
かっちゃん
出久
出久
ー勝己sideー
勝己
勝己
数分後…
勝己
まただ。また、あの光景。寝ても寝ても寝ても寝ても寝てもッ、 まだ夢の中でこれは悪夢が続いてるだけとたまに錯覚してしまう。
勝己
俺は耐えきれず泣いてしまった。
ー出久sideー
スンッスンッ…
部屋中にかっちゃんのすすり泣く音が響く。 僕はかっちゃんが好きだ。特にこの、罪悪感溢れたかっちゃんが好きだ。 いつも強気なかっちゃんが弱々しくなって僕を呼ぶと嬉しくなって見えないし、聞こえないだろうけど毎回かっちゃんの目の前で返事をしてしまう。
かっちゃん
出久
僕はそっとハグをした。
かっちゃん
出久
コメント
3件
うわぁぁ😭天才すぎる
え、好き 続き待ってます