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先生

ここは2xってなるから

新学期新しいクラス

僕はそうそうぼっちになった

僕もできる限り話したけど無駄だったみたい

僕だって頑張ったんだよ。人見知りのわりに

いつもしない話に頑張って相槌(あいづち)うったんだけど

もう一瞬でハブられたよね。うん。

僕だって仲良くしたいんだけどな

そんなことを考えてる暇がある訳でもないけれど

僕は先生の言っていることが全くわからず窓の外を見た

渡辺紫雨

桜が散ってる

先生

そうだな

僕は驚いて急いで振り向いた

先生

渡辺、授業に集中しような

くすっ。苦笑がクラスに響き渡った

渡辺紫雨

はい。すみません。

僕はシャーペンを取って授業に参加するふりをした。

ふとみた屋上に1人の女の子がいた。

少し気になったが、どうでもいい

僕はわかりもしない数学の授業をやっときき始めた。

お昼休み

ご飯食べよー

ほら、早くしろよ!パンなくなるだろ!

お昼休みは戦争だ

それぞれの定位置でご飯を食べるから 教室に残るのは僕くらいだ。

渡辺紫雨

いただきます。

そう言って自分で作ったご飯を食べ始めた

紫雨

そう呼ばれた気がした。

周りをキョロキョロすると屋上の方から 光が僕を呼んでいた。

僕は咄嗟に体が動いた。

屋上

ガチャ。僕は勢いよくドアを開けた。

そこには誰もいなかった。

お昼のチャイムがなった時、僕は屋上を出ようとした

紫雨!!

渡辺紫雨

え?

渡辺紫雨でしょ君。

渡辺紫雨

そうだけど、、、

渡辺紫雨

てか、君だれ?うちの生徒じゃないでしょ

問題です。私誰でしょう

渡辺紫雨

何その問題、いいから答えてよ

私が答えたとしたらなにか私は得する?

渡辺紫雨

得なんかしないけど立ち入り禁止者としての君に聞いてるだけ。損とか得とかの問題じゃない。

出た、その真面目。私それ嫌い

渡辺紫雨

は?

私が説明したとしても、どうせ私のことなんて知ろうとしてくれないじゃん。なのになんで聞くの?

私はあなたのこと沢山知ってるよ。

2年F組出席番号19番渡辺紫雨(しう)。好きな教科は国語で嫌いな教科は社会。嫌いな理由としては過去を振り返るのが嫌いだから。クラスの立ち位置としては陰キャ。一応花壇委員で、毎日屋上にあるお花を育ててる。最初は屋上出入りOKだったのにも関わらずみんなが汚すから立ち入り禁止にさせた人物だからみんなから嫌われてる。

渡辺紫雨

何その情報、どこ情報?ていうか君ほんとに何者なの

さあね

渡辺紫雨

名前くらいは教えてよ

じゃあ作ってよ

渡辺紫雨

は?

そう言って彼女は僕の育てている花壇のそばにしゃがみ

私名前ないから。

と言った。

名前あったとしても分からないから、作ってよ。私の名前。

渡辺紫雨

言ってることが意味わからないんだけど

いいの!分からなくって

どうせ知ろうとしてくれないんじゃんさ

渡辺紫雨

いや、、無茶ぶりにも程があるでしょ

無茶ぶりにも対応していかないと陰キャは卒業できないよ。自分を変えていかなくっちゃ

ね?

そう言って彼女は笑った

その笑った顔が僕は大好きで大好きで仕方がなかった。

渡辺紫雨

考える時間をちょうだい

相変わらず真面目だな〜、じゃあ明日聞かせてね!じゃあね〜

彼女は屋上から出ていった。

5限目終了のチャイムがなった。

今から行けば6限目出れるはずだったのだが行く気になれなく僕は授業放棄をした。

彼女から出された宿題に僕は1時間以上かけていた。

僕が紫雨(しう)って言う名前から 空にちなんだ名前がいいなと思っている

茉日(まひる)

晴空(そら)

咲良(さくら)

時雨(しぐれ)

梅雨(つゆ)

どれがいいか悩んだ。

最悪だ。僕が死ぬほど嫌いなのは運動

休みたい気持ちでいっぱいだ。

しかし、僕はみんなに嫌われないように 行こうと思う。

はあでも行きたくないな

体育祭ミーティング会

馳柊真

じゃあこれから体育祭についてのミーティング会を始めます

早く決めちゃおー

まじ今日だるいんだけど

いやまじそれな

てかお前誰だよ

笑声が飛び交う中

馳柊真

じゃあ今喋ったやつ全員、準備と後片付けの奴らに決まりな

え?

なにそれ聞いてない!ねぇ馳!

馳柊真

それ嫌なら僕の話を聞いてくださーい

みんな静かになった。

馳柊真

じゃあ種目としては、女子サッカー、男子バスケ、選抜リレー、パン食い競走、借り物競争、100mです

馳柊真

その他にもクラス応援団長、準備片付け担当、チアダンス担当、実行委員ってあるんだけど。

馳柊真

俺の中で適当に考えたんだけどいいか?

もうそれでいいよー

めんどくさいから早くしてー

馳柊真

じゃあ発表するよー

馳柊真

応援団長、南
チアダンス担当、桜井
準備片付け担当、橋本、中村、轟、椿井、蝶野、永井、村田、川村、山崎、輪島
実行委員、俺、渡辺

え?僕が実行委員?

南くんが団長とかカッコよすぎるんだけど!

馳まじ天才!

まじやばい!絶対かっこいいじゃん!

馳柊真

じゃあ競技に出る人決めてくぞー

南くんが応援団長に決まってから

クラスはいっきに体育祭の雰囲気に変わった

嫌がっていたものはいなくなった

南くんってすごい

馳柊真

じゃあこれで決定な!じゃあ解散!

南くんが応援団長とかまじやばい!

マジどうしよう惚れる

いやもう、惚れてるだろ!

ガチもうヤバすぎるー!

内容が全く入ってない会話をききながら

僕は馳くんの近くによった

渡辺紫雨

あの、馳くん、、

馳柊真

お!渡辺!よろしくな!

渡辺紫雨

いや、僕はその

馳柊真

俺も初めてだからお互い頑張ろうな!

渡辺紫雨

ええー

馳柊真

じゃあな!授業遅れるぞー!

強引すぎるよ、、

渡辺紫雨

っていう話

渡辺紫雨

どう思う?

知らなーい

そんな話どーでもいいから

早く、私が出した宿題の答え出してよ

渡辺紫雨

もうちゃんと話聞いてよね

聞いたわ20分間グダグダグダグダと長ったらい話をね

渡辺紫雨

そこまで言わなくてもいいだろ

うるさいなー早く出して!

渡辺紫雨

えっと、、僕も決められなかったんだ

え!?

宿題忘れ?

渡辺紫雨

その言い方何

渡辺紫雨

案の中から君に決めてもらおうと思って

へー変なの

その案は?

渡辺紫雨

茉日、晴空、咲良、時雨、梅雨

渡辺紫雨

どれがいい?

間が空いた

そんなに変な案だったかな

晴空がいい

渡辺紫雨

え!?

だから、晴空がいいって言ってるじゃん

てかどんな頭してる訳?

自分が紫雨って名前だからって私まで天気の名前にして

ほんとに変な人

渡辺紫雨

仕方ないだろ

渡辺紫雨

親は子供に似たような名前をつけたがるって言われてるし

私あんたの子供になった覚えないんだけど

渡辺紫雨

例えだよ!

まあいっか

よろしくね!紫雨

渡辺紫雨

うん

渡辺紫雨

よろしくね、晴空

これから僕らの長いような短いような

そんな非日常が始まる

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