Kenmochi
kaida
収録も終わり、剣持はそそくさと帰り支度をしていた甲斐田に声をかけた。
Kenmochi
fuwa
kagami
kaida
剣持が率先して残りの二人に声をかけ出ていく。 甲斐田も剣持についていくが二人とは目を合わせない。
Kenmochi
大人だしビジネスだから、個人の感情で収録に穴をあけるわけにはいかないけどってところだろう。 僕に対しては普通なのは、先日の件に関わってないから。ただそれだけ。
Kenmochi
kaida
Kenmochi
甲斐田の家に着き、剣持は促されるままソファに腰を下ろす。 甲斐田はスティックタイプのカフェオレの粉をマグカップに入れ、お湯を注いでかきまぜたものを剣持に手渡した。
kaida
Kenmochi
kaida
甲斐田はキッチンへ向かい、自分の分のマグカップを持って戻ってきた。 二人でソファに並びながら、カフェオレをすする。
しばしの沈黙。
Kenmochi
視線を合わせず剣持が言う。手に持ったマグカップを見つめたままでも、甲斐田が身体を硬くしたのははっきり分かった。
kaida
Kenmochi
kaida
甲斐田は愛想笑いを浮かべて言った。
またしばしの沈黙。
Kenmochi
剣持は覚悟を決めて言った。
Kenmochi
kaida
Kenmochi
kaida
甲斐田はバッと立ち上がり、剣持と距離を取る。
Kenmochi
kaida
Kenmochi
剣持は小さくため息をついて、静かに言った。
Kenmochi
kaida
kaida
Kenmochi
Kenmochi
Kenmochi
Kenmochi
甲斐田は壁に背中を預け、膝を抱えて床に座り込んだ。
kaida
剣持はあえて何も言わず、取り出したスマホに目を落とした。
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