萌華 もか
俺は木の陰に身を潜めた。 オレの仕事は殺し屋だ。 人気のないところに目標(ターゲット)を追い込み、殺傷するのがオレのやり方だ。
今日は雨が降っている。 雨の日は好きだ。 寒くて、孤独で、無理に自分の場所を見つけなくていいがする。
萌華 もか
萌華 もか
俺は目標に銃弾を打ち込んだ。
静かに倒れていく死体を近くの草むらに捨てる。
萌華 もか
母や家族にすら教えていない仕事。 これは有一の隠し事だ。
?
萌華 もか
俺は思わず顔を上げた。
そこには、子供の白豹がいた。
白豹
萌華 もか
この世界には獣人という人と動物が混ざった種族も住んでいる。
もし、獣人だったときのためにけして、動物の前で殺しをおこなっていけはならないとボスから言われていたのに…!
萌華 もか
白豹
萌華 もか
白豹の体をよく見ると、ムチで打たれたような痛々しい傷がある。
白豹
萌華 もか
白豹は話しかけると、返事をした。
俺は少し考えた。 このかわいい白豹を助けたい。
だが、なにをしていいかわからない。
保護するしかないのだろう…。
萌華 もか
白豹
白豹は返事をした。 俺はお前のことを守ってあげたい。 こんな気分は初めてだ。
俺は傷だらけの白豹を抱いて家まで駆けた。
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