テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
翔の振り上げた拳が
剛史さんの耳の後ろ辺りに当たった。
祐希剛史
剛史さんは短い呻き声を上げ、倒れ込んだ
倒れ込んだ剛史さんのみぞおち辺りを
翔がさらに強打した。
祐希翔
祐希翔
背筋が凍るような冷たい目線と
今まで見た事ないような怖い顔で
翔は私にそう尋ねた。
神戸詩音
剛史さんはもう動かない...。
変な汗が出てくる...体が震える...目が泳ぐ
ショックで手に力が入らなくなって
持っていたカバンを落としてしまった。
祐希翔
神戸詩音
口は開くが
...声が出ない
神戸詩音
祐希翔
祐希翔
そう気付いた翔は
一気に笑みを浮かべた
祐希翔
怖い...気持ち悪い
なんでそんなに嬉しそうなの...?
祐希翔
祐希翔
怯える私の目を真っ直ぐ見つめ、そう言った。
神戸詩音
神戸詩音
優しかったのが本性じゃなくて
''こっち''が本性だったんだ
神戸詩音
神戸詩音
不安 恐怖 絶望 色んな感情が混ざって
涙が出てくる。
祐希翔
祐希翔
祐希翔
声がいつ治るか分からない
筆談にしろ手が震えて文字が書けない
会話しなくても意思が伝わるのは
......翔だけ。
祐希翔
祐希翔
祐希翔
祐希翔
祐希翔
可哀想に...と言いつつも
翔はやっぱり嬉しそうだ
祐希翔
祐希翔
祐希翔
神戸詩音
祐希翔
やっぱりダメだった...話せない。
神戸詩音
神戸詩音
祐希翔
そう言って、後ずさった私の腕をギュッと掴む
祐希翔
祐希翔
神戸詩音
祐希翔
祐希翔
神戸詩音
神戸詩音
神戸詩音
祐希翔
祐希翔
今の私じゃ抵抗できる訳もなく
頷くしか無かった
祐希翔
祐希翔
祐希翔
祐希翔
祐希翔
そう言って翔は微笑み
剛史さんの遺体を横に、私を抱きしめた
し ゅ い ろ
し ゅ い ろ
し ゅ い ろ
し ゅ い ろ
し ゅ い ろ
し ゅ い ろ
し ゅ い ろ
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!