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翔の振り上げた拳が

剛史さんの耳の後ろ辺りに当たった。

祐希剛史

っ...!?

剛史さんは短い呻き声を上げ、倒れ込んだ

倒れ込んだ剛史さんのみぞおち辺りを

翔がさらに強打した。

祐希翔

...ねぇ

祐希翔

行こうとか思ってないよね

背筋が凍るような冷たい目線と

今まで見た事ないような怖い顔で

翔は私にそう尋ねた。

神戸詩音

(あ、ど、どうしよ...)

剛史さんはもう動かない...。

変な汗が出てくる...体が震える...目が泳ぐ

ショックで手に力が入らなくなって

持っていたカバンを落としてしまった。

祐希翔

...詩音?

神戸詩音

(あ...え...?)

口は開くが

...声が出ない

神戸詩音

(な、なんで...!?)

祐希翔

あ、もしかして

祐希翔

声、出なくなっちゃった?

そう気付いた翔は

一気に笑みを浮かべた

祐希翔

そっか...そっか...

怖い...気持ち悪い

なんでそんなに嬉しそうなの...?

祐希翔

じゃあもう

祐希翔

俺がいなきゃダメだね...

怯える私の目を真っ直ぐ見つめ、そう言った。

神戸詩音

(嘘でしょ...)

神戸詩音

(翔のこと...信じた私が馬鹿だった)

優しかったのが本性じゃなくて

''こっち''が本性だったんだ

神戸詩音

(今すぐ児相に戻りたい...)

神戸詩音

(ここから逃げれたりしないかな...?)

不安 恐怖 絶望 色んな感情が混ざって

涙が出てくる。

祐希翔

あぁ、泣かないで

祐希翔

大丈夫だよ、俺がいるから

祐希翔

...何でもしてあげる

声がいつ治るか分からない

筆談にしろ手が震えて文字が書けない

会話しなくても意思が伝わるのは

......翔だけ。

祐希翔

警察にバレるのは時間の問題だろうし

祐希翔

詩音ちゃんはどうする?

祐希翔

殺それそうになったって警察署に駆け込めば

祐希翔

詩音ちゃん''だけ''は助かるけど

祐希翔

まぁ、無理か

可哀想に...と言いつつも

翔はやっぱり嬉しそうだ

祐希翔

俺が警察に捕まるか

祐希翔

詩音ちゃんの声が治るか

祐希翔

どっちが先だろうね

神戸詩音

っ──

祐希翔

何...どうしたの

やっぱりダメだった...話せない。

神戸詩音

(一緒にいるなんて嫌...!)

神戸詩音

(私は...私は...)

祐希翔

ちょっと、逃げないでよ

そう言って、後ずさった私の腕をギュッと掴む

祐希翔

逃げれたとしてさ

祐希翔

俺無しで、どうすんの?

神戸詩音

...

祐希翔

俺がいなきゃ、生きていけないよね

祐希翔

俺が必要でしょ?

神戸詩音

(やっぱり...一緒にいなきゃダメなのかな)

神戸詩音

(翔が警察に捕まれば...私は助かるのかな...!?)

神戸詩音

(でも逆に...共犯になるのかな...)

祐希翔

一緒にいてくれるよね

祐希翔

...頷くくらいできるよね。

今の私じゃ抵抗できる訳もなく

頷くしか無かった

祐希翔

ふふ、ちょっと強引だったかな

祐希翔

でもいえば頷いてくれる、押しに弱いとこ

祐希翔

大好きだよ

祐希翔

もう、誰にも邪魔されないね

祐希翔

愛してる

そう言って翔は微笑み

剛史さんの遺体を横に、私を抱きしめた

し ゅ い ろ

最後までご視聴ありがとうございました!

し ゅ い ろ

『兄からの歪な愛情。』ですが

し ゅ い ろ

この話を持って完結とさせていただきます

し ゅ い ろ

本当に暖かく見守っていただき嬉しいがぎりです!!!!

し ゅ い ろ

まだご覧になっていない方は

し ゅ い ろ

エンド分岐24話『不安』も是非よろしくお願いいたします✨

し ゅ い ろ

改めて最後までありがとうございました!!!!

兄からの歪な愛情。

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