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コメント
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うづきさんの小説も曲も大好きなのです😿💘 楽しみにしてます‼️
私の学校からは、海が見えた。
e t .
紺色のプリーツスカートが、潮風に靡く。 肌がピリピリと沁みるのが、心地いい。
こんなに綺麗な海なのに、人はいつも一人だっていなくて。
だけど今日は、違った。
延々と続く白い砂浜の先に、少女がいた。 多分、私と同じくらいの年齢。 それがとても、奇妙だった。
少女の足取りは、覚束ない。 まるで歩いたことのない、赤ん坊のよう。
e t .
私は少女に近づいた。 近づけば近づく程、目鼻立ちの整った美少女であることが分かった。
e t .
きめ細やかな、白磁の肌。 それに映える、桃色の頬と唇。 宝石のように煌めく大きな瞳が、私を見つめている。
n a .
少女がよろけて、砂浜に倒れ込む。 さすがに、無視は出来なかった。
e t .
好奇心旺盛な子供みたいに、少女が不思議そうな目で私を見る。 睫毛が、とても長い。
n a .
e t .
n a .
なんて言ってるんだろう。
日本語と、英語しか分からないけど。 聞いた事のない、言葉だった。 だけどそれが、私たちがいる世界では意味を成さないような気がして、なぜかぞっとする。
n a .
e t .
n a .
あ、そっか。 私が貴女の言葉が分かんないなら、貴女も私の言葉は分かんないよね。
e t .
n a .
e t .
まあ、こんな片言の英語じゃ、通じるわけないか。 私、英語の成績も悪いのに!
e t .
n a .
e t .
どう、意思疎通をすればいいんだろう。
e t .
e t .
e t .
n a .
n a .
本当に分かっているのか分からないけど、身振り手振りなら伝えられるようだ。 よし、とりあえずお客さんを上げる準備しなきゃ。
うづき
うづき