/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
深夜。
コンビニ前でフリーWiFiを 拾おうと躍起になっていると
中から見知った顔が 出てきた。
葛葉
不破湊
葛葉
不破湊
不破湊
葛葉
不破湊
そう言って 手に提げたビニール袋を 揺らす。
ガラガラとそれは 缶飲料のぶつかり合う 音がした。
葛葉
不破湊
葛葉
葛葉
不破湊
不破湊
葛葉
不破湊
わかんない。と 頭をポリポリと掻く
葛葉
葛葉
不破湊
ヤバいだろ。
コイツほっとくと 死ぬんじゃないか。
そんなことまで考えてしまう
葛葉
不破湊
不破湊
葛葉
バカにすんな！と 尻を蹴り飛ばす
不破湊
そんなに強く 蹴っていないのに 飛び上がって逃げた。
葛葉
不破湊
不破湊
尻をさすりながら 立ち上がる。
暗がりで顔は見えない。
俺は何故か 目の前の男が 笑っていると思えなかった。
振り向く、その一瞬
あぁ嫌だ
顔が見たくない
なんて思ってしまった。
ふざけて遊ぶ いつも通り
葛葉
不破湊
なのに
どうして
怖い
？？？
葛葉
不破湊
やっぱり何故か分からないまま
『止めないと』
という 得体の知れない焦燥感に駆られ
俺はその肩を掴む。
思ったより薄く頼りない肩は じっとりと濡れていて
そしてその顔は
泣いていた。
葛葉
2色のメッシュが入った 柔らかい銀髪を
これでもかと言うくらい シャンプーをつけて 泡立てる。
不破湊
あまりにも 濡れていておかしいと 思ったから
何もやましいことは無い
ほっとくと死にそうだから
風呂にも入らないんじゃないか って思ったから
自分への言い訳を 考えながら
目の前の髪を洗う。
不破湊
葛葉
不破湊
コンビニ前で おかしいと思ってすぐ
無理矢理家に連れてきて 風呂に入れた。
もちろん俺は そういう趣味は無いから
不破だけ脱がせて 風呂にぶち込んだ。
葛葉
不破湊
ずっとこんな調子だ。
1人にすると何もせず しくしくと泣くので 仕方なく頭だけ洗ってやった。
何で洗ってやろうと 思ったのかわからない
俺はこいつに どんな感情を抱いているのか
自分でもわからない
ただほっとけないと思った。
葛葉
葛葉
葛葉
不破湊
理由は何となくわかっている
葛葉
葛葉
あの甘い匂いは 果実酒のもの。
おそらくホスト業の方で かけられたんだろう。
不破湊
やっと口を開いたと思ったら たった1文字。
葛葉
葛葉
変な空気に 飲まれそうになる前に
そそくさと立ち上がり キッチンへ向かう。
確かこの前買った レトルトカレーがあったはず。
いや、まぁ カップ麺でもいいか…
お湯を沸かそうと やかんに水を入れる。
葛葉
叶がいつだったか 勝手に買って置いていった カップ麺に 沸きたての湯を注ぐ。
フタをやかんの裏で押さえ 箸とともに2人分 リビングへ持っていく。
時刻は朝の4時。
葛葉
3分経ったっけ。
まぁ、いっか。と 箸を割る。
ズルズルと啜り始めるが 相手が食べないので 手を止める。
葛葉
不破湊
ゆっくりと箸に手を伸ばす。
手の当たりどころが 悪かったのか
机の端に置いてあった箸は 床に落ちてしまった。
葛葉
葛葉
不破湊
葛葉
葛葉
不破湊
あーもう
何なんだよ
葛葉
不破湊
葛葉
不破湊
葛葉
葛葉
葛葉
ラーメンのびるなぁとか 何でコイツに 世話焼いてんだろうとか
全部置いといて。
目の前の問題を 解決しないことには 飯がマズイから。
何故かわからないまま 流れている涙を拭ってやる。
早く言えよ
お前が泣いてんの なんかヤなんだよ
何でかはわかんないけど。
不破湊
葛葉
不破湊
葛葉
ポツリポツリと話し出す
あまり水を差さないように 静かに話を聞くことにした。
不破湊
葛葉
不破湊
葛葉
はよ言え 全部言ってみろ そして俺に早く飯を 食わせてくれ
すっかり湯気が出なくなり 冷めきってのびきった カップ麺の蓋を 弄ぶ。
不破湊
葛葉
不破湊
葛葉
不破湊
葛葉
葛葉
俺がそう言うと 少し悲しそうに眉を 下げたかと思った
が
落ちた箸をサッと拾い カップ麺を食べ始めた。
葛葉
不破湊
葛葉
葛葉
びよびよに のびきった麺を啜る。
葛葉
今はまだ わかんなくていいか。
不破湊
葛葉
不破湊
葛葉
不破湊
不破湊
不破湊
葛葉
葛葉
葛葉
葛葉
不破湊
不破湊
不破湊
葛葉
不破湊
葛葉
葛葉
不破湊
不破湊
葛葉
本当に
何でだろう
お前のことが気になるのは
葛葉
不破湊
そうだよ
お前はずっと いつものように 笑ってろよ
難しいことは抜きにして
能天気に笑ってる方が
お前らしくていいからさ
葛葉
不破湊
不破湊
葛葉
葛葉
今はまだ。
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
もくもくの
コメント
6件
めちゃくちゃ美味しかったです！！！！！！
1周回ってk（（殴
