藍菜和の下で修業を始めて数年後...
藍菜和
...順調みたいね
藍菜和
あなた、本当にすごいわ
藍菜和
この期間で凄い成長よ...
麒麟(幼少期)
ありがとうございます!
藍菜和
...
嬉しそうな顔をしている麒麟に対して藍菜和は暗い顔をしている
麒麟(幼少期)
...どうかしたのですか?
藍菜和
...いえ
麒麟(幼少期)
...師匠
藍菜和
?
麒麟(幼少期)
そんなに私の事が信用できませんか?
藍菜和
!
麒麟(幼少期)
お願いします、教えてください
藍菜和
...わかったわ
麒麟(幼少期)
ありがとうございます
藍菜和
神界から連絡が来たのよ
麒麟(幼少期)
神界から...?
藍菜和
ええ
麒麟(幼少期)
何と?
藍菜和
...アンタを神界に連れて来いと
麒麟(幼少期)
!本当ですか!
藍菜和
ええ
麒麟(幼少期)
ならなぜそんな表情を...
藍菜和
...私の恩人、神なの
麒麟(幼少期)
そうなんですか
藍菜和
私、定期的に神界に訪れていたのだけれどもね
藍菜和
私が八仙になりたての頃にそのお方の下を訪れたら
藍菜和
...私との記憶が消されていたの
麒麟(幼少期)
!!
藍菜和
残ったのは神様としての記憶だけ
藍菜和
だから上の位の他の神々に問い詰めたの
藍菜和
そしたらこう言われたの
藍菜和
「神として不要な記憶を消しただけだ」
その時の藍菜和の顔は憎悪に満ちた顔だった
藍菜和
だから心配なの
藍菜和
あなたがッ...彼奴等に何かされるんじゃないかって...
麒麟(幼少期)
...
藍菜和
でもそれとは反対に、アンタは彼奴等に何もされないんじゃないかって思うの
藍菜和
ただの勘だけどね
麒麟(幼少期)
!
藍菜和
まあ心配事はさっき言ったことだけだし私は神界に行く事をすすめるわ
藍菜和
それに、アンタなら神になれると思うわ
藍菜和
天狐...それか、麒麟
麒麟(幼少期)
麒麟?
藍菜和
平和を象徴する霊獣よ
藍菜和
アンタならなれるわきっと
麒麟(幼少期)
ありがとうございます
藍菜和
1年後に神界に行くからその時に一緒に行きましょう
麒麟(幼少期)
はい!
そして1年後...
藍菜和
失礼いたします、藍菜和と弟子の「――」です
モブ
よく来ましたね
モブ
隣に居るのが貴方の弟子ですか?
藍菜和
はい
モブ
...
モブ
藍菜和
藍菜和
はい
モブ
少しその方と話をしたいから離れてもらっても宜しいでしょうか
藍菜和
...わかりました
モブ
終わったら呼びます
藍菜和
御意
そして藍菜和はその場を離れる
モブ
...「ーー」でしたっけ?
麒麟(幼少期)
はい
モブ
あなた...
麒麟(幼少期)
...
モブ
神として神界に来ませんか?
麒麟(幼少期)
!
麒麟(幼少期)
(師匠は貴方のしたいようにしなさいって言ってたし...)
麒麟(幼少期)
...藍菜和様が許可を下さればなってみます
モブ
...フフッそうですか
モブ
藍菜和、戻って来なさい
数分後
藍菜和
只今戻りました
モブ
急に申し訳ないのですが
藍菜和
...?
モブ
「ーー」を神として神界に迎えることに、何かいう事はありますか?
藍菜和
...!いいえ、何も
モブ
そうですか
モブ
それでは、1か月後から来てもらいますね
麒麟(幼少期)
はい
屋敷にて...
藍菜和
「ーー」
麒麟(幼少期)
?はい
藍菜和
神界で何かあったら言うのよ
麒麟(幼少期)
...!はい
麒麟(幼少期)
師匠もですからね
藍菜和
ええ
藍菜和
そんじゃ、これから1か月間、今までよりもっと修行するわよ!!
麒麟(幼少期)
あ、はい()
そしてその1か月後
麒麟(幼少期)
それじゃあ...いってきます!
藍菜和
ええ、頑張りなさいよ
麒麟(幼少期)
はい!
こんな感じで、私は神界の神となったのだった(?)
あんな悲劇(?)があるとも知らずに