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コメント
2件
最高の上を超えてます 続きが楽しみです!
ヤバイ!続きが楽しみすぎる!
#krpt
ゆりかご.
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王
城の中、アーリン王国の、王の冷たい声が響いた。
1007番。
生気を失った光のない虚な橙色の瞳。
髪だけは橙色にさらさらと靡いている
1007
ボロボロの破けた黒いワンピース。
少しだけ痣。
処刑、という宣告に、絶望したような顔で膝から崩れ落ちた。
無理もない。
処刑宣告に冷静でいられる人間なんて、普通はいないだろう。
…だが、決して、…命乞いをしなかった
ーーいや。言葉が出なかったのだ。
ひぃ、や、きゃあ!などの叫びもない。 ただ崩れ落ちた
酷い太ももの怪我の部分がちらりと見え、
ひっ、と小さくメイドが声を上げた。
が。 他の2人を見ると、…。
まだ軽傷 ということがわかった。
0918番。
桜色の髪に、強い意志の宿った桃色の瞳。
1007番よりも少し年上っぽかった。
0918
腕は痣だらけ。頬は赤く腫れて、足は折れかけ、と言ったところだろうか。
常人なら足がガクガク震えているが、0918番は直立だった。
処刑宣告を聞いても微動だにしない。 肝の座った女だった。
0217番は…少しおかしかった。
処刑宣告に、何も感じないかのように…
王にふわっと笑いかけたのだ 天使のような笑顔。
水色の髪。
海のような深い海色の瞳。
あぁ。こんな人が本当に罪人なのだろうか、と思わせるほど。
天国から天使が舞い降りてきたような…。 夢心地。
だが、 見方を変えると…。
0217は人間ではなかった。
瞳には光がない。
だけど、1007のように虚な闇を抱えたわけでもなく、。
0918のように強い決意をしたような顔でもない。
ただ、無。
ふわふわと、何も感じないかのように。
一番怪我が酷い。
折られかけている、…ではなく。
腕が折れていた。
痣だらけ、傷だらけ。
切り傷。古い血。
なのになにも気にしていない。
1007と、0918。
それ意外は全てが空気…否。
それ以下の存在だった。
この3人の中で一番年下、というのもまた恐ろしいところだ
ゆっくりと0217は口を開いた
0217
ふわふわとした、敵意のない、ましてや怒りもない。
軽い、なんの感情もこもっていない声だった
決して言い方がキツイわけではなかった。
寧ろ、優しいくらいだ。
兵士
城の兵士に、剣を突きつけられる。
それでも、なに一つ表情を変えない。
恐ろしい少女だった。
0217
しゅん、とした…フリ。
何も感情がない。
王
王の怒号が響いた。
1007は、唇をぎりっと噛む。
血がぼたぼたと垂れていく
そして、また立ち上がった。
1007
1007
強い声だ。
生気のない瞳に、怒りが灯る。
王
1007
処刑執行まで、あと29日
0217…否。
水色の瞳の少女の名は、るな。
再び戻った牢獄の中、
るなはえとの肩を優しく撫でながら語りかける
rn
ふわふわ。優しい声。
さっきよりも、ずっと柔らかい、…本物の天使のような声。
1007…えとと呼ばれた、橙色の髪の少女は、 ぐっ、と拳を握りしめる
et
rn
na
それだけ言って、しん…と静まり返った。
また静寂。
誰も言葉を発しない
いや、発そうともしなかった
et
ぽつり、と弱々しい声が牢獄に響く
隣の囚人は、何事だ と聞き耳を立てていた
et
涙が溢れて行く
拭いきれない感情。
rn
そんな3人が、とある9人に溺愛されるのは
まだ先の話。