No.17
週末、俺はテーマパークに来ていた。
桜
千夏を待っていると、知らない女の人が2人、近づいてきた。
女の人A
女の人B
桜
桜
女の人B
女の人A
桜
千夏
千夏
千夏が来た。
千夏はサブカル系の服を来ていて、猫耳の帽子をかぶっていた。
女の人A
千夏
女の人B
女の人A
女の人達は去っていった。
千夏
桜
千夏
桜
桜
千夏
俺達は歩き出した。
千夏
桜
桜
桜
俺は千夏がカツラを被ってない事がずっと気になっていた。
俺は自分の頭を指さして、口に出さず伝えようとした。
千夏
千夏
桜
千夏
千夏は俺の手を掴んで走り出す。
桜
俺は千夏の手の温もりを感じた。
俺達はテーマパークに入った。
私たちは満喫している。
桜
桜
千夏
今日はたまたま人が少ないと、千夏は言っていた。
だから、普通より沢山遊べるらしい。
俺達はパーク内のクレープも食べに行った。
桜
千夏
俺は黙って頷いた。
千夏
桜
千夏
千夏
俺は千夏について行った。
俺達は、並んで座った。
千夏
千夏
桜
千夏
千夏
俺は頷いた。
少し沈黙が続いた。
桜
千夏
桜
千夏
千夏
桜
千夏は話し始めた。
中学2年後半の頃
お母さんは何度も浮気をしていた。
千夏の母
千夏の父
千夏の父
千夏の母
千夏の父
千夏の父
お父さんがお母さんの近くに物を投げた。
本当は、お父さんは心優しい人だった。
だけど、お母さんのせいでこうやって怒るようになって、お父さんがお父さんじゃなくなってしまった。
千夏の母
千夏の父
千夏
私は出ていこうとするお母さんを追いかける。
千夏の母
お母さんは私を冷たく突き放して出ていってしまった。
千夏
その日出ていってから、お母さんは帰ってこなくなった。
湊
千夏
私はベッドの上に3角座りで座っている湊の横に座った。
湊
千夏
千夏
湊
千夏
湊
千夏
湊
千夏
お母さんが出ていってから、数日経った。
千夏
千夏の父
千夏の父
千夏
千夏
千夏の父
最初はお父さんが酒に溺れただけだった。
千夏の父
最初は。
千夏
千夏の父
千夏
千夏
千夏の父
千夏
千夏
千夏の父
千夏
千夏
千夏の父
千夏
湊
千夏
湊
湊
千夏
湊
湊
湊
湊
千夏
千夏
湊
湊
千夏
千夏
湊
湊
湊
千夏
湊
千夏
湊は部屋から出ていった。
湊
千夏の父
湊
千夏の父
湊
千夏の父
千夏の父
千夏の父
千夏の父
数日経ったら、お父さんは自分を責めるようなことをグチグチ呟くようになった。
酔っている時はそれで泣いたり、机を叩いたりするようにもなってきた。
少しずつ、悪化していった。
そして、中3の入学式の日になった。
千夏
湊
お父さんはほとんど喋らなくなり、 行ってらっしゃいも、ありがとうも言ってくれなくなった。
それは八つ当たりしないための、お父さんなりの優しさだったと思う。
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