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K
302
#擬人化
まる。
3,951
みやまる
2,666
水素
14
千葉
千葉はがむしゃらに走り続けていた
夜の街は薄く暗く
走るたび肺が焼けるように熱く感じた
千葉
千葉
千葉
そこには立ち入り禁止の看板が建っていた
千葉
まさか居るわけないと思い込むが信じきれずに
呼吸を整え、森へ一歩踏み出した瞬間
世界の音が聞こえなくなった気がした
見上げるほどに巨大な木々が夜空を隠し
月の光すら届かない
千葉
千葉
千葉
千葉
千葉
千葉
千葉は自分に言い聞かせるように心でそう唱えた
冷たくなった手で懐中電灯を握り締め
一歩一歩ゆっくりと森の奥へ進んで行く
千葉
千葉
大声で叫んでみるが自分の声が木々に吸い込まれて消えるだけ
返ってくるのは風に揺れる葉の音だけだ
千葉
突然、足が何かに引っかかり
千葉は派手に転んだ
締めった土と葉の独特な匂いが鼻を突く
千葉
懐中電灯を当てると、手のひらに血が滲んでいた
千葉
千葉
千葉
千葉
涙が溢れてきて、視界が歪む
千葉
千葉
千葉は手の汚れをズボンで乱暴に拭いて
再び立ち上がって歩き出した
千葉
千葉
千葉
どれくらい歩き続けただろうか
もう諦めかけていたその時
異質なシルエットが姿を現した
建ってから何十年もたっているだろう
ボロボロで、古びた洋館だった
千葉
千葉
千葉がふらつく足取りで、館の前に辿り着く
千葉
千葉
何故だかわからないけど、そんな気がした
館のボロボロな扉に手を伸ばした
ーーギィ……ィ…
館の扉はゆっくりと開いた
千葉
千葉
千葉
館の中を懐中電灯で照らした
ボロボロなカーテンに無数の蜘蛛の巣が垂れ下がっている
床や壁の隙間からは、コケや木が館を侵食するように育っている
千葉
千葉
千葉
進むごとに、足元の床板がギシギシと音がする
更に奥へ進むと、突き当たりに扉がたくさんある
千葉
千葉
千葉
千葉
ギィ…
部屋に懐中電灯を当てようとすると
カサカサ、カサカサカ…!
千葉
千葉
千葉
千葉
千葉
千葉
懐中電灯を当ててみる
そこにいるのはこの世のものとは思えない
文字通りの異様な姿だった
明らかに大きく
人間ではない
怪物
怪物
あまりの恐ろしさに逃げてしまった
千葉
千葉
千葉
千葉
気づけば、無我夢中で走り続け
知らないところに来てしまっていた
千葉
千葉
完全に森の奥で迷子になっていた
酸欠で頭がクラクラしてきた
千葉
千葉
千葉は床にへたりと座り込んだ
息を整えながら考える
千葉
千葉
千葉
千葉
千葉
ーーギシ…ギシ…
千葉
千葉
ギシ…ギシ…
千葉
白い光が差し込む
千葉
千葉
千葉
??
千葉
コメント
3件
読むの遅れてすみません😭😭 見遅れたことを恨むほど良すぎるお話でしたッ🫠🫠︎💕︎ 本当に描写が繊細でものすごく好きです🫶語彙力があり過ぎですね🫠︎💕︎ コケてしまっているのに、走る健気な千葉君が本当に可愛いですね︎💕︎︎💕︎ ありがとうございました!!🫶
みぅです🤍🥀 第2話、一気に不気味さが増しましたね…!千葉くんが茨城さんを探して森の洋館に辿り着くまで、緊張感がずっと続いてて「やばいやばい戻って!」って画面越しに叫びそうになりました💦 特に怪物と遭遇してからの絶望感の描き方が上手くて…「死にたくない」って叫ぶ千葉くんに胸が痛みました。最後の「千葉?」って声、まさか茨城さん…?次が気になりすぎます!続き楽しみにしてますね🌙