テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
💞童磨沼💞アンリ
82
#何でも許せる人向け
ゆっきーな
858
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
類
あの日、周囲のクラスメイトたちに「異常」だと蔑まれたアイディア
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
類
類はそれを否定したかった
自分の作るものは、人を笑顔にするための、安全で素晴らしい魔法なのだと
だから…
人影少ない山
類
類は機械を起動させる
しかし…
類
証明のために動かした機械は無情にも暴走した
このままでは、類が大怪我をする…その時だった
寧々
寧々が飛び出し、類を突き飛ばす
類
ガシャ、という鈍い金属音
寧々の悲鳴
視界に飛び込んできた、寧々の足に広がる赤い色
クラスメイト
クラスメイト
類
自分を庇って傷ついた寧々の姿は、類にとって、どんな罵倒よりも深く心を削る罰となった
類
それ以来、類は「他者」を演出に組み込むことを止めた
類
類
現実の学校では、誰とも目を合わせず、屋上で一人、機械いじりに没頭する日々
そんなある日、手持ち無沙汰に開いたタブレットの中で、彼は「アマサキ」と「雪」の曲に出会う
画面から流れてくるのは、あまりにも瑞々しく、そして「死」や「孤独」を恐れていない、剥き出しの音だった
類
類は、その曲の中に自分と同じ「居場所のない人間の匂い」を感じ取った
それは、類が現実では決して口にできなかった「世界への違和感」そのものだった
類
類
類が送ったMVのコンテは、雪とアマサキを驚かせた
音が持つ痛みを、視覚的な恐怖と美しさに変換する圧倒的なセンス
こうして、ひとりぼっちの錬金術師は、自分の正体を隠したまま、夜の深淵へと足を踏み入れた
ミク
類
類は答えなかった
けれど、今の彼の作る映像には、かつての孤独な色だけではなく、仲間を照らすための「光」が微かに混ざり始めている
ルカ
ルカはそっと、彰人に眼を合わせた