ジョングク
テヒョンアが大きく目を見開いた
その瞳はしっかりと俺を捉えている
テヒョン
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョンアが俯く
激しい雨の中では、その涙もよくは見えない
テヒョン
言葉に詰まってしまうテヒョンアをそっと抱き締めた
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ジョングク
ジョングク
やっと息苦しさから解放された気がした
テヒョンアの顔を見て安心した
やっぱり俺にはテヒョンアがいないと駄目なんだ
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョン
テヒョンアの言っていることは正しい
自分勝手な判断で彼女を傷つけることになる
それでも俺は、、
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョンアに触れるだけのキスをして、俺は走った
走り出さないと泣いてしまいそうだった
ジョングク
彼女
彼女
ジョングク
彼女
ジョングク
ジョングク
彼女
ジョングク
ジョングク
ジョングク
彼女
彼女
彼女は悲しい顔で笑った
彼女
彼女
彼女
彼女
彼女
彼女
ジョングク
彼女
彼女
ジョングク
彼女
彼女
彼女
泣きそうな顔で微笑む彼女に一礼をして、俺は走った
ジョングク
彼女の家から止まることなく走り続けて、俺は夜の街に出た
雨はいつの間にか止んでいて
コンクリートに出来た水溜りにイルミネーションが反射して眩しい
これからどうしよう
今から会いに行けるほどの体力はさすがにない
水溜りに映る自分を見つめて決めた
テヒョンアには必ず戻ると伝えた
だからテヒョンアを幸せにできるように、まず自分に自信を持つ
もっとお金を貯めて、安定した暮らしが出来るように。
テヒョンアが不安にならないように
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングガからの連絡が無いまま、1ヶ月が経とうとしていた
クリスマスは終わったし、年も明けて世の中は新しい暮らしをスタートさせているのに
おれは時間も忘れてただジョングガを待ち続けた
必ず戻ってくると言っていた
だから信じた
テヒョン
大手企業会社に就職することが出来たおれは毎日忙しかった
忙しいのにジョングガのことで頭がいっぱいになって
仕事どころではない
テヒョン
時々思う
もしかしたら彼女と別れられなかったのか、彼女との未来を選んだのか、
そんな最低なことはしないって分かってるけど、
テヒョン
テヒョン
テヒョン
仕事帰り
街は眩しいくらいに輝いているはずなのに、全てが暗く見える
何で連絡くれないのジョングガ
おれずっと待ってるよ
信じて待ち続けてるよ
今どこにいるの
何してるの
誰といるの
おれはどうすればいいの、
テヒョン
涙が零れ落ちたその時、
スマホが鳴った
テヒョン
「テヒョンアの家の前で待ってる」
たった一言だった
おれは走った
考える余裕なんて無かった
ただ、彼に会いたかった
テヒョン
家の前に、彼がいた
スーツを身にまとって手には花束を持っている
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
彼がポケットから取り出したのは小さな箱だった
テヒョン
ジョングク
彼が膝まづいて箱を開ける
小さな宝石が付いた指輪が光った
ジョングク
テヒョン
声が出ない代わりに涙が溢れた
おれがずっと待っていた言葉
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
涙が邪魔して視界が滲む
きっとおれは今ひどい顔をしてるだろう
彼がおれの薬指に指輪をはめた
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
すぐに言葉が出なかった
ただ嬉しかった
ずっと待ち望んだジョングガとの未来が、すぐそこにある
幸せだった
彼に思い切り抱きついて顔をうずめた
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングガが微笑む
彼の落ち着く声も、匂いも、全てが愛おしくて
気付けば彼にキスをしていた
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
おれはジョングガの手を取って玄関の扉を開けた
これからの暮らしに胸を踊らせながら
「take what you want」 END
コメント
10件
これもうほんとに映画にしていいくらい泣ける😭 とりあえず2人が幸せになれたことだけが嬉しすぎて、、🥹