吸血鬼に愛される

確かに…考えてしまう

僕達は長年一緒に生活してきて

大好きって言い合って

相思相愛なのに

なぜカップルじゃないのだろう

僕は、告白なんて生まれてこのかたしたことない

だけど、自然にカップルにならないのはなぜか

カップル自然消滅というのはあるのに、カップル自然爆誕が無いのは、おかしいんじゃないか

それとも…

俺は今、ぶるーくを眺めている

今はぶるーくと下校中

いつもならずっと喋りながら帰っているのに

一言も

どうしたんだろ…

気になって仕方がない

みんなと帰ってない

2人きりなんだけどな…///

流石にこっちも置いてけぼりみたいになって嫌になってきた

一言目、無視

二言目、無視

三言目、無視

4度目は、ぶるーくの服を軽く引っ張りながら、下からぶるーくの顔を覗き、小さく

と、不安そうな声でぶるーくを呼んでみる

そしたら、ぶるーくはビクッとし、目を見開く

俺はそのぶるーくにびっくりし、奇声をあげる

その後、ぶるーくはぶつぶつと何か言い始めた

それにもまたイラッとしてしまい頬を膨らましてしまう

それに気づいたぶるーくが、俺をみて可愛いと連呼する

ブワッと顔が熱くなり、赤く染まっていくことを感じる

なんか、煽られてるみたい

ぶるーくは、急にイケメン発言をしてくる

さっきの発言がリピートされるばかりで、何も考えられなくなっていた

ぶるーくがそう言い、ぶるーくの方をみると、ぶるーくは怒ってますよと言っている様に、頬を膨らましていた

ぶるーくは俺ににっこりと笑いかける

ぶるーくの笑顔は100点満点だ

たったったった…

ガチャ

ガシャ

キュポンッ

…

「似てるんだよな…」