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さくまさん目線

ここは高天原の端の方

男神

おいおい…あいつまだ従者創ってるぞ‪w

男神の従者

そうですね

さくま

……

男神

はぁ、あいつはいいよなあぁやって粘土をコネコネしてればいいんだから

男神の従者

いくらなんでもそれは……言い過ぎでは……

男神

おいおい、お前はあいつの味方をするのか!

男神の従者

いいえそんなことは…貴方様に創って頂いた日から貴方様に尽くすと決めております。

男神

……ふん、まぁいいそうやっていつまでも従者を創っていればいいさ!こちらの神としての忙しさを知らず下界にくだればいいさ!

男神

俺たち神は全てを平等に愛さないといけないとこをあいつは…ったく

そう吐き捨て男神はどこかに去っていった

男神の従者

……あまり悪く思わないでくださいね

さっきの男神の従者が近寄ってきて小声で謝ってきた

さくま

…いいえただ粘土をコネコネしているだけなのはあっていますのでそんなに心配して下さらなくても大丈夫です。

男神の従者

そうですか…では失礼します

男神の従者は一礼して小走りで男神の後を追った

さくま

…………

さくま

あっ……もう夜か……

さくまは従者を粘土で創っていた 上半身だけだが大まかな形は出来ていた

さくま

うぅーん……もっと肩幅広くして目をぱっちり二重にして…もっと筋肉質で…ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙…違うこんなんじゃ…ない!

さくまは大の字になって寝転がる

さくま

あぁ〜やっぱり無理なのかなぁ〜

さくまは1枚の写真とにらめっこする

さくま

ふわぁ〜眠た……寝よ

さくまはそのまま目を閉じ眠ってしまった

さくまは最高神に唄の才を見出され位は低いが一応唄の神として高天原にいた

だが神様には必ず従者がいる

その従者をさくまは創っていた

でもなかなか上手くいかなかった

だからその事に集中しすぎてさくまの周りには誰も近づかなくなっていった

ある日、さくまが息抜きとして高天原の街を歩いていた。案外神が多く歩くには半身でないと歩けないほどだった

さくま

ここはいつ来ても多いな…

さくま

頭が痛くなる…

ふと後ろを振り返る

さくま

神々の隙間から見えたある神

少しパーマがかった赤髪

アイプチをしているようなぱっちり二重

ガタイがよく少し広い肩幅

間違いない

さくま

もり……くん!

さくまは神の流れに逆らいながら必死に後を追う

無になりながら必死走った

だが神がごった返しているのでしばらくして見失ってしまった

さくま

あれは間違いなくもりくんだ…

さくま

でも…なんで…

衣通姫の従者

さくま様ーーー!

さくま

あっ……衣通姫の従者様

遠くから叫びながら齢10ぐらいの和歌の神衣通姫の従者が駆けてきた

2人は向かい合い挨拶を交わした

衣通姫の従者

大変です!さくま様!

さくま

どうされたんですか?そんなに息を切らして…

衣通姫の従者

ただいま衣通姫様と最高神様がお話をされ…その…申二つ時までにご神殿に参れとの事です

さくま

そうですか……今何時ですか?

衣通姫の従者

ええっと……ただいま未一つ時です

さくま

分かりました。正装に着替えないと…

衣通姫の従者

正装はこちらで準備しておりますのでご神殿まで案内させていただきます!

さくま

ありがとうございます

さくまは衣通姫の従者の後を付いて行った

ご神殿に到着するとすぐに着替え部屋に通され従者達により正装に着替え身の回りを整えられた

さくま

失礼致します。さくま参りました

衣通姫

参ったか…最高神様!さくまが到着致しました!

最高神

来たか……まぁ座れ

さくまは姿勢を正し、胡座で座った

最高神

今回…なぜここに参らすように言ったか分かるか

さくま

……

最高神

…まぁ察しているようだが…お前の神としての生活態度についてほかの神達から度々不満を聞く

さくまは真っ直ぐ玉座を見上げる

最高神

さくまよ…なぜ従者をあいつにこだわる。答えよ

さくま

…もりくんは…もりくんは!この俺を変えてくれたこと!そして彼に貰った全てを感謝しているんです!だから!だから…

さくまは声を張り上げる

最高神

そうか…だが今のお前の技術で創れるのか?

さくま

…それは…

最高神

はっきり言おう無理だ

さくま

……

さくまは唇を噛む

最高神

確かにお前を神にしたのはお前に唄の才があるからだ 、何となくそんな気がしていたから少しばかりの同情で記憶を残してやっていたが……

最高神

さくまよ…選べ

最高神

このまま神を続けるが記憶が全て無くなる

最高神

記憶は残るが神ではなくなるのか

さくま

つまり下界にくだれという事ですか

最高神

そういうことだ

最高神

別に今決めることではn…

さくま

決めました!

最高神

最後まで人の話を聞けと教わらなかったのか……(小声)

さくま

俺は……下界に下ります

最高神

そうか…まぁさくまの意志を尊重しよう

最高神

まぁ一応代わりはいるんだが……

最高神

衣通姫、呼んでこい

衣通姫

かしこまりました

衣通姫が部屋を出たかと思えばすぐに帰ってきた

衣通姫

呼んで参りました

さくま

!!!

もりくん

失礼致します

部屋に入ってきたのはもりくんだった

さくま

もり……くん

さくまはもりくんに駆け寄る

さくま

もりくん!

もりくん

……

もりくん

失礼ですが…

もりくん

誰ですか?

さくま

もりくん?何冗談言ってんの?さくまだよ

もりくん

失礼ですが私は存じ上げません。

最高神

さくま、無駄だ

最高神

天探女にもりを占わせたらお前と同じようにお前を従者としてずっと創り続けるという結果になった

最高神

だからもりの記憶からお前を消した

さくま

そんな……

さくまは崩れ落ちた

最高神

もう用は終わった。早くここを去れ

さくまは高天原と下界の境目のとこに来た

この塀を超えれば下界……

さくま

もりくんなら上手くやってくれるな

もりくん

どうやったらもりくんの気持ち

聴けるかな

聴ける日まで下界で待ってるね

そう思いながらさくまは下界に下って行った

もりくん目線

さくま

もりくん何冗談言ってんの?さくまだよ

誰だよ

さくま

その名前を頼りに記憶を辿るが分からない

思い出すことが出来ない

でも何となくわかる

この人は

大切な人なんだなと

最高神

ここを去れ

最高神様待って……

さくまさんの背が小さくなっていく

もりくん

……

最高神

もりよ…しっかりと神としての務めを果たすのだぞ

もりくん

……かしこまりました……

もりは深々と礼をしご神殿をあとにした

もりくん

さくま……さん

ダメだどうしても思い出せない……

ご神殿の帰り道必死に考えるがダメだった

もりくん

さっきよりも神様たち増えてるな

さっきの神様達がごった返していた通りはもっとごった返していた

男神

おーいお前があいつの代わりに入った奴か?

もりくん

あっ……ええまぁ……

男神

だよな〜あいつが創ろうとしてた奴はお前だったのか〜

もりくん

創ろうとしてた?俺を?

男神

あいつ、従者をずっと創り続けていたからきっと下界にくだされたみたいだぜ

男神

あいつが創っていたお前見るか?

もりくん

どっ……どこで見られるんですか!

男神

そっそんなにがっつかなくても……

男神

えっとここからずっと北に一つ時ほど歩いたらあるだろうよ

もりくん

あっ……ありがとうございます!

もりは走り出した

走って走って走りまくった

疲れなかった

なぜだか分からないけどどこまでも走れそうな気がしていた

もりくん

はぁ……はぁ……着いた……

半時ほど走って男神が言っていた場所に着いた

もりの目の前には粘土で創りかけの

自分がいた

もりくん

……ふふっw……なんでw

もりくん

なんで粘土で創ろうとしたのさw

もりくん

しかもなんでこんなに似てるのw

その粘土のもりのちかくに写真が落ちていた

もりくん

なんで……

その写真を拾い上げて見る

その写真にはもりが密かに隠し撮られていたものだった

もりくん

そういえば……これは誰が撮ったんだっけ

撮られたという記憶だけある

でも誰が撮ったのかは分からなかった

もりくん

……明日聞きに行こう

もう夜になりかけていた。もりは明日また最高神様にさくまさんのことを聞きに行こうと決めた

もりくん

最高神様!!

最高神

無理だ

もりくん

お願いです!最高神様!

最高神

残念だかお前は願いは聞けん

もりくん

お願いです!どうしてもさくまさんを思い出したいんです!

最高神

そうするとお前はさくまのようになるそれだけはやめて欲しいのだ

もりくん

……分かりました。

最高神

分かったのなら……

もりくん

俺はさくまさんを創ります

最高神

そうか……ってそうじゃないのよ!今の話聞いてました?!

もりくん

では

最高神

いや待って待って待って!!創るのだけはやめて!!

もりは勢いよくご神殿を飛び出してあの場所へと帰った

もりくん

うぅーん

男神

おーいって!お前まで創りだしたのかよ

もりくん

あと少しでできそうなんだ

男神

あぁ……そうか

男神

まぁせいぜい頑張って……

もりはさくまさんを必死になって創っていた

ー数日後ー

もりがさくまさんを創っている事を知った最高神はもりをご神殿に呼び出した

最高神

はぁ……お前はもやっぱりあいつと似たな

最高神

そんなにあいつを思い出したいのか

もりくん

はい

もりは熱心な眼差しで玉座を見上げる

最高神

なぜだ

もりくん

大切な……さくまさんは!大切な人な気がするから!

最高神

……そうか……

もりくん

忘れてはいけない大切な……

最高神

分かった

最高神

記憶を戻す

もりくん

本当に……!

最高神

だが……

最高神

創るな

もりくん

え?

最高神

そのまんまだ

もりくん

さくまさんを従者として創ってはダメだと?

最高神は静かに頷く

もりくん

そんな……

最高神

とりあえず記憶を戻す、目を閉じろ

もりは目を閉じた

そしたらさくまさんとの記憶が蘇ってきた

最初の動画のこと

初めて外で動画を撮ったこと

CMソングで曲を作ったこと

そしてツアーをやった事

色んな気持ちが溢れかえる

もりくん

やっぱりダメなんですか

最高神

もうあいつは下界にくだったもう遅い

もりくん

じゃぁ!俺が

最高神

無理だ

もりくん

いや最高神様も人の話を……(小声)

最高神

お前の代わりはもう居ない

もりくん

じゃぁさくまさんが!

最高神

……

もりくん

できるんですか

最高神

できないことは無いが…もうこれ以上神の座を増やすことは出来ない

衣通姫

……では二神一体の神はどうでしょう

今まで口を開かなかった衣通姫が言う

最高神

二神一体か……

最高神

……わかった……おい!従者!

最高神の従者

お呼びですか

最高神

下界に行ってさくまを呼んでこい。そしてもりと二神一体になることを伝えるのだ行け

最高神の従者

かしこまりました

そして従者は消えた

最高神

さくまが帰ってきたらお前を呼ぶそれまでしっかり神の務めを果たせ

もりくん

かしこまりました

〜二神一体〜

ー数日後ー

もりくん

失礼いたし……

ご神殿の最高神様の部屋に入る

さくま

!!

もりくん

さくま……さん

さくま

もりくん!

2人は互いに駆け寄る

もりくん

さくまさん……ごめん

さくま

もりくん

あの時、誰だよって思ってた…それを謝りたくて…でも今は!

さくま

記憶が蘇ったんでしょ?最高神様に訴えて、もりくんはすごいよ最高神様を動かせたんだから

もりくん

さくま……さん……

最高神

良いか2人共

さくま

はい

最高神

これからは二神一体だお前ら2人で神なのだ

もりくん

存じ上げております

最高神

……しっかり唄の神としての務めを果たせ

最高神

そして

最高神

唄の楽しさを皆に伝えよ

かしこまりました!!

2人の声が部屋にこだまする

~完~

あとがき

読んでいただきありがとうございます! こちらの小説は『色々な角度から音楽を楽しむYouTubeチャンネル』の MELOGAPPAさんの動画 【CMソングのフレーズだけでオリジナル曲を作ってみた2】 を元に作成致しました!

是非!MELOGAPPAさんの曲を聞きに行ってこう思ってください

『いやどうなったらこうなるんだよ』と……

これねほんとに中の人の感想ですw だって難しいんだもんw 英語のフレーズ直訳したら訳分からんくなってこうなりましたw

プレゼント企画当たればいいなとか思っちゃったりしているんですけど((( でもほんとにMELOGAPPAさんは神なので是非聞きに行って沼にハマってください!

これ読んでるか分からないけど MELOGAPPAさんのお2人へ!! いつも動画を楽しく見させてもらってます! 気分が沈んだ日でもお2人の曲を聞くと 元気100倍アンパン○ンになれます! 登録者数40万人おめでとうございます!! これからもこのスピードで駆け抜けてください!(泳ぎまくってくださいの方が正しいのか…これは) お2人とも大好きです! これからも頑張ってください! 密かに関西から応援してますw

よし寝よ

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

わー!!初コメ&フォロー失礼します! 物語の設定とか雰囲気とかめっちゃすきです!!

ユーザー

……冷静になって考えるとあの曲もなんも関連なくてワロタw結構駄作になってしまったわ(>_<)

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