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平凡な魔法学校の生徒の属性は"無"

第27話 - 第２７話『今日を迎えた証は変わらない』

2025年11月30日

#ロボトミーコーポレーション

#二次創作

#魔法学校

ホノラ

そして、セツナが退院する日…

セツナ

すぅ…すぅ…(寝てる)

ﾊﾟﾁｯ(目を開ける)

セツナ

…んー、よく寝た気がする

セツナ

本当は、まだ
寝ていたいけどなぁ…

セツナ

…いや、今日は退院日だから
ここにいすぎると怒られるか。

セツナ

早めに行かないと。

(数分後…)

セツナ

よし。

セツナ

じゃ、久しぶりの外に
行きますか

セツナ

(ガブリエル先輩のせいで
ここ見れなかったからな…)

ｶﾞﾁｬｯ

セツナ

はぁ…

セツナ

(それにしても、この廊下…)

セツナ

(時に魔力の粒が流れるけど、
時に粒が消えることもある…)

セツナ

(何かしらの技術が
使われてるのかな…)

セツナ

(まいっか、行くか。)

ｽﾀｽﾀ…

ｶﾞﾁｬﾝｯ

セツナ

(狭そうな部屋の中に、あんな
病院のような広さがあること…)

セツナ

(最初はビックリしたなぁ。)

◇マイスア学園内:東南位置の外廊下

ｶﾞﾁｬｯ

セツナ

(ここ通るルール、本当に
何とかしてくれないかな。)

セツナ

(上履きが汚れるから、
地味に面倒なんだよね…)

◇マイスア学園内:東廊下

ｶﾞﾁｬｯ

セツナ

(なんで教室がこんなにも
遠く感じるのかなぁ…)

セツナ

(毎回思うし、長年の謎。)

◇魔法科学部:部室

ｶﾞﾁｬｯ

セツナ

はーいセツナさんの
ご登場でーs

ﾊﾟｧﾝｯ!!(クラッカーの音)

セツナ以外の魔法科学部・先生達

セツナ、おかえりー！！

セツナ

…

セツナ

え？

ダニエル

良かった…セツナ、
生きてて良かった！！

セツナ

だ、え？あの、
ダニエル先輩？

セツナ

あの、これってどういう
意味なんですか…

ガリオン

私たち全員は、お前の生還を
大変喜んだ。

ガリオン

そして、全員がこの小さき催しを
するということにしたんだよ。

セツナ

えーっと…

セツナ

あの、そんなに喜ばれる
ようなものなんですか？

セツナ

実を言うと私自身、

セツナ

自分の身体とかぶっちゃけ
どうでもいいんですけど…

カルメン

えっ、そんなこと言っちゃうの？

セツナ

…？何かおかしいですか？

カルメン

めっちゃおかしいよ！！

セツナ

え？

カルメン

貴方のお陰で、
皆が生き延びたの。

カルメン

だけどね、そのせいで
まだ生徒の貴方が死んだら、

カルメン

私は、教師失格だよ。

セツナ

…気にしなくとも。

セツナ

皆はそんなことがあっても、
十分生きていけるはずです。

ベンジャミン

やめてください！
そんなことを言うのは！

セツナ

ベンジャミン先生…？

ベンジャミン

皆、貴方をそれなりに
大切にしているんですよ！

ベンジャミン

貴方が本当に他者想いなら、

ベンジャミン

死なないこと優先で
いてください！！

セツナ

…なんで、そんなこと…

セルゲイ

そんなの分かってるだろ…

セルゲイ

俺がお前やリサ、エノクの
担任である限り…

セルゲイ

教師である俺は、お前達を
守るのが役目なんだ！

セツナ

…その役目は、

セツナ

本当に役目と
言えるんですか？

セツナ

理由がない役目は、自分を
縛るものにしかなりません

セルゲイ

…は？

セツナ

それは、命令で決まるもの
なんかじゃないはずですよ。

セツナ

生徒を心から、
守りたいなら…

セツナ

ちゃんと、他者から与えられた
役目なんかじゃなくて

セツナ

自身の“意志”でそれを
決めてくださいよ！！

セルゲイ

…はぁ…

セルゲイ

全く、先生の面目
丸潰れじゃないか。

セルゲイ

生徒に説教受けるとか…。

セルゲイ

…分かったよ、いつか自分で
決めれるように努力するよ。

セツナ

いつかじゃなくて、
絶対ですよ！

セツナ

約束してくださいね！？

ｻﾞｻﾞｯ

リリョネ(通話越し)

何々ー？喧嘩してるのー？

ミシェル

リリョネ先生！

ベンジャミン

貴方はちゃっかり
リモート参加なんですね。

リリョネ(通話越し)

だって君たちの部室遠いもん。

リリョネ(通話越し)

遠いどころか、校舎が別じゃんか。

リリョネ(通話越し)

運動神経悪い私には、
到底無理でしょ～？

セルゲイ

とか言って、本当は
面倒だからだろ

リリョネ(通話越し)

本音を言うと、

リリョネ(通話越し)

私、一応『情報処理
専門』じゃん？

ベンジャミン

あぁ…『不必要な情報を仕分けて
処理をする』って…

リリョネ(通話越し)

そうだね。

リリョネ(通話越し)

で、仕事がいっぱいなの。

リリョネ(通話越し)

だからねぇ…

リリョネ(通話越し)

ほぼ仕事しながらこうやって
通話しないとダメなのよ！！

カルメン

ねぇリリョネちゃん…、
本ｯ当にその話はやめて…

カルメン

そのような仕事の話は私の
メンタルに刺さっちゃう…

リリョネ(通話越し)

あ、そういやカルっちは
そうだったねっ！(ﾃﾍﾍﾟﾛ)

※リリョネは28歳です

ジェバンニ

成人でその顔は無理が
ありすぎるんじゃねぇの？

リリョネ(通話越し)

よーし、ジェバくんは
後で私と話そうか？

ジェバンニ

すみません、調子乗りました

リリョネ(通話越し)

なーんてね、冗談だよ！

セツナ

…

セツナ

(こんな賑やかなのも、
別の私は満足出来るかな。)

セツナ

(それは永遠じゃないけど、
とても賑やかで楽しそう…)

セツナ

(『まるで魔法が解けるように、
賑やかで楽しい日常はまた始まる』…)

セツナ

(誰かが、言ってた気が…)

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ホノラ

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