ちっぽけな毎日は花束に

元ヤンだの、今ヤンだの、何を言われても正直何も思わない。

みんながそれで楽しそうに笑えるなら、弄られたって構わない。

私も、皆と楽しく遊びたい、笑いたい。

手を伸ばせば届く喜びと楽しみに、自分から離れていくようなことはしたくなかった。

皆と遊びながら思う。

私、女の子捨てたのかもなって。

見た目だけの女の子なのかなって。

初恋もない、トキメキも無い、そんな日々に少しの光でも見えたならと

小さな希望を願い待つのみだ。

こんな私の事なんて、誰も気にかけてなんてくれないだろう。

もしそんな人がいるのなら、早く私を連れ出して欲しかった。

撮影の日の日程。

予定もないので大体は参加してみる。

ﾎﾟｺﾎﾟｺと次々に集まってくる。

参加者は私、じゃぱぱ、ゆあん、シヴァ、のあ、なおきり、うり。

確認して消した。

楽しみにしながら天を仰ぐように上を見る。

女の子らしさとはなにか、のあと同じチームになったら聞いてみようと思った。

いつも通りの挨拶と説明を終え、チーム選択に。

ランダムで出てくるウールの色でチームが決まる。

チーム選択は じゃぱぱ＆なおきり のあ＆シヴァ 私＆ゆあん だ。

建築内容は夢のお化け屋敷だ。

ホラーが苦手なゆあんは猛烈に嫌がっていた。

案外普通の案が出てくる。

案を出し合い、どうするか作りながらゆあんが口を開いた。

解決すると共に、人の悩みも聞けるいい機会だった