「1号」
…
おーい…
ねぇーねぇー1号~
「1号」
………
起きてるの〜?
「1号」
…
1号!!
「1号」
黙っててよッ!!!
「静」
えっ!?
「静」
あっちの爆破事件について話したかったんだけど
「水鞠」
……もしかして…うるさかった?
「1号」
…
「1号」
ごめん、ちょっと考え事してた……
「1号」
(…昔のことだけどね…)
「存在しない種族を作ろうじゃないか」
「えっ…どうして急に?」
「────?」
「この世界、獣人、天使や悪魔が居るのに…エルフや吸血鬼などは存在しないのだ」
「だから、作ってみようと思ってな」
あの時の会話は鮮明に覚えてる…
私だって元は人間だったのに
「人体実験」のせいで、私は存在していなかった種族にされた…
私には双子の妹が居たけど…
私が逃がした。
妹まで巻き込まれるのはごめんだからね
その後はご覧の通り!
私は「1号」として生きてるよ
諸事情で妹は私のことを覚えてないけど。
「1号」
(急に嫌なこと思い出した…)
「1号」
ごめんよ大声出して!
「水鞠」
心臓に悪いからやめてよ…
「静」
そうだよ、やめてよね…
「1号」
ごめんごめん!
「1号」
(にしたって…)
「1号」
(あの科学者、3つの街の人間でも城下町の人間でもない)
「1号」
(服装からして、私を人外にしたところの奴だろうけど…)
「1号」
(なんで戦争に首突っ込むような事を…)
「1号」
(まぁ、あいつのおかけで戦争は足止めされてるんだけど…)
「1号」
(あー、頭がパンクする!!情報量が多い!!)
隊長
そうか…
医務室の人
運が良かったわね
医務室の人
あなた、骨折程度で済んでいるわ
舞彩
しばらくは動いちゃ駄目そうですね
医務室の人
そうね
医務室の人
足と腕が折れてるもの
医務室の人
下手すれば悪化するわね
舞彩
うわっ…そりゃ酷い…
舞彩
あの犯罪者…一体どこに…
舞彩
最近あっちからの音沙汰は…あったな
舞彩
でもそれっきりだな…
舞彩
…ここにいる気配はするのに…
隊長
なぁ、舞彩…
隊長
その話についてもなんだが…
隊長
この戦争について、話したいんだが…
…
やっぱいいや
一方その頃…
ラリス
…
ラリス
(最近爆破事件があったからなぁ)
ラリス
(外に要注意しないと~)
科学者(偽)
…
忍足で近づいている…
ラリス
うん…居ないよね?
ラリス
でも念の為…
科学者(偽)
…フッ
ラリス
えっ?
なんだか鈍い音がした…
#16 第三者
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コメント
3件
今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! なるほど…?…今回をまとめますと… 1号は人体実験によってエルフになったと そして妹…恐らく舞彩ちゃんは 姉の存在を忘れていると…うーん… あ、ラリスちゃん達に手を出したら 絶対に○します!!!(?) 次回も楽しみに待ってるね!!!!
最近コメントしてなくてすいませんでしたっ!!!!ラリスちゃん大丈夫かな…、 今回も最高でした…!!次回も待ってます!