主
主
主
カランコロン
ランシュリー(蒼華)
ソウカ姉さんは軽く化粧を施して、スーツ?を着てカウンターに立っていた。
藤巻(警察)
今日も失礼するよ。ランシュリーちゃん。
ランシュリー(蒼華)
藤巻さん、お疲れみたいね。
藤巻(警察)
ランシュリー(蒼華)
あと、そこにいる女の子はお手伝いの子よ。
ジェアちゃんと呼んであげて?
藤巻(警察)
その顔は怒りに満ちていた。
ランシュリー(蒼華)
藤巻(警察)
ランシュリー(蒼華)
店に、藤巻の怒号が響く。
ジェア(叶多)
でも思った。
ここで見て見ぬ振りをするのは、僕の親族とおんなじなのでは?
と。
アイツらは、無視するか言っただけか。
それしかしない。
ジェア(叶多)
気づけば言っていた。
ジェア(叶多)
それに、ランシュリーさんも。
ジェア(叶多)
藤巻(警察)
まぁ、いいが…
ジェア(叶多)
藤巻(警察)
ジェア(叶多)
藤巻(警察)
だからと言って警察としては看過できん。
ランシュリー(蒼華)
ランシュリー(蒼華)
ね?
藤巻(警察)
ジェア(叶多)
藤巻様。
藤巻(警察)
ランシュリー(蒼華)
あら、すみません。
藤巻(警察)
様ではなく、普通でいい。
後、少しなら…うん。
お店はドッと笑いに包まれた。
安曇(アズミ)
このあったかい空気好きだなぁ…
あ、ランシュリーさん。
ウニクレソン追加でー。
あと、バケットもおねがーい。
ランシュリー(蒼華)
これ以上呑んじゃうと、明日…浮腫むわよぉ?
安曇(アズミ)
ランシュリー(蒼華)
ランシュリー(蒼華)
いっつも張り切ってきてるのに?(小声)
安曇(アズミ)
な、何で知ってるのーーっ!
ランシュリー(蒼華)
ジェア(叶多)
メニューです。
藤巻(警察)
ジェアお嬢ちゃん。
ジェア(叶多)
ランシュリー(蒼華)
私から、藤巻さんにサービスがあるの。
今日はそれでいいかしら?
ジェア(叶多)
藤巻(警察)
そう言って数分後に出されたのは、少しオレンジが買った飲み物。
ランシュリー(蒼華)
ランシュリー(蒼華)
ランシュリー(蒼華)
今日はアンタも災難だったわね〜…
ジェア(叶多)
ランシュリー(蒼華)
ジェア(叶多)
ランシュリー(蒼華)
そう言って、姉さんは顔を伏せた。
そして僕に背を向けた
ぽちゃ、
ぴちょん
水音が響く
ランシュリー(蒼華)
今日は、いつも大きいと思っていたソウカ姉さんの背中がちっぽけに見えた。
ジェア(叶多)
ランシュリー(蒼華)
僕は、ソウカ姉さんを抱きしめていた。
ジェア(叶多)
ソウカ姉さんと、一緒に。
ランシュリー(蒼華)
ジェア(叶多)
ジェア(叶多)
お風呂。のぼせちゃうよ?
ランシュリー(蒼華)
叶多。ありがと。
主
主
主