またか…と 俺は思った。

俺の彼女、 優羽(ゆわ)は 必ず俺以外の誰かを好きになる

普通のカップルからしたら かなり変だと思う

というか、浮気とすら思うだろう

だけど、これが 俺達の愛の形なんだ

それを理解した上で、 俺は優羽と付き合った

これは、俺の可愛い 二股彼女 の話しだ

高校2年にして優羽の元彼は 36人もいた。

俺は…その元彼の中で14番らしい。

優羽は俺と付き合ってからも彼氏を作り続けたのだ

だが、これ程までに別れてない彼氏は初めてのことらしい

理由を優羽に聞くと

"丁度いいから"

と言われた。

勉強も運動もそこそこできて 顔も可愛くて性格も良い方なのに 小悪魔なのだ。

だが、優羽がこうなったのには幼少期の頃が原因だった。

小さい頃から 優羽は一人ぼっちだった。

優羽に父親はいなく

母親ひとつでで育てられた。

だが、彼女の母親はホスト狂いだった

毎晩毎晩、優羽は一人ぼっちだった

小1になって優羽は

彼氏を早速作った

そして、小学校を卒業するまでに約12人の元彼を持っていた

だが、優羽は彼氏達にことある事にこう言っていた。

「愛してる、だから○○君も私を愛して？」

小学生とは思えないセリフだった。

彼女は、こうして 孤独を抱えて生きた分、 彼氏を作って生きているのだ。

彼女にとって俺は保険に過ぎない

けど、それでもいい。 優羽の本命になるまで、俺は 挑み続ける。

to be continued