テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
主
主
主
次から前回の続き。一緒に帰るシーンから始まります。
葉山 哉太
西条 恋
(めっちゃ当たり前じゃね?吹部なんだから)
葉山 哉太
(え?なんで今少し言葉が詰まったの?、、、なんで?、、、)
西条 恋
葉山 哉太
西条 恋
葉山 哉太
西条 恋
(好きなやつ?、、、俺好きなやつなんか、、、いない、、、よね?)
恋が「好きなやつ」と聞いてすぐに思い浮かんだのは、、、哉太だった。
(いやいやおかしいおかしい!!哉太は男、、、男だって、、、)
葉山 哉太
西条 恋
葉山 哉太
恋は哉太と目を合わせる、、、、その瞬間一つの「単語」が頭をよぎる。
(好き)
今まで自覚していなかった感情が心を駆け巡る。その感情を感じていると布団に包まれたかのようなポカポカした気持ちになる。
(あ、、、ダメダメ、、、こんな感情ダメだって!、、、ダメだよ、、、)
葉山 哉太
西条 恋
夕日に照らされているその可愛らしい顔は、赤いレモンキャンディーのような甘酸っぱい表情だった。
葉山 哉太
西条 恋
(ダメ、、、哉太に、、、迷惑かけたくない、、、この感情は、、、)
(ダメだ)
西条 恋
葉山 哉太
哉太はポツンと一人細い脇道の中央で立っている。そんな状況を表すかのように、目の前には一輪の"黄色いアネモネ"の写真が飾られていた。
葉山 哉太
西条 恋
西条 恋
ドッドッドッドッドッ
(マジか、、、俺が、、、哉太のことが好き?、、、)
西条 恋
ドサッ、、、
深いため息と一緒にベットに沈み込む
西条 恋
スマホを取り出す
西条 恋
西条 恋
葉山 哉太
自分の部屋で苦笑いする
葉山 哉太
葉山 哉太
哉太は立って外を見つめる。その目はどこか遠くを見ていた。
西条 恋
西条 恋
恋は天井を見つめて考える
西条 恋
西条 恋
西条 恋
恋は自分と見つめ合いながら浴室に向かった
次の日の朝、吹奏楽部は今日の六時間目に向けて慌ただしく準備していた。
西条 恋
後輩たちに指示を出した
(ふー、、、ある程度は準備終わったかな。)
吹奏楽部顧問
西条 恋
吹奏楽部顧問
西条 恋
吹奏楽部顧問
(もう、、、急すぎだよお)
西条 恋
チャイムと同時に朝のホームルームが終わる。一時間目の準備をするために恋は立ち上がった。
西条 恋
葉山 哉太
西条 恋
葉山 哉太
西条 恋
葉山 哉太
西条 恋
(これで、、、これでいいんだ。哉太に迷惑をかけるわけにはいかない)
葉山 哉太
西条 恋
葉山 哉太
お昼休みが始まる
葉山 哉太
西条 恋
葉山 哉太
西条 恋
葉山 哉太
(嘘だ、嘘ついてる、俺にはそう見える)
葉山 哉太
西条 恋
その顔を見た瞬間哉太は顔が少し歪む。好きな人にいきなり避けられる、、、そんなの哉太にとっては地獄以外何者でもないからだ
西条 恋
(恋と、、、一回も目が、、、合わなかった)
六時間目が始まる5分前。体育館は友達と喋る生徒の声が響いていた。
葉山 哉太
堀田 流水
葉山 哉太
哉太は一人でただ体育座りをしていた。他の生徒は立って友達のところまで行って話している。
流水はそんな哉太を見て不安になる。
堀田 流水
葉山 哉太
こいつになら、、、言えるかも
堀田 流水
それ以上は何も聞かれなかった
キーンコーンカーンコーン
シーン
西条 恋
恋は挨拶の言葉を述べる。そんな恋を哉太は、遠くを見るような目で見ていた。
西条 恋
恋が席に着席してオーボエを持った瞬間、顧問が横から歩いてくる。
一同
演奏が始まる
曲は「リズと青い鳥 第三楽章」
冒頭部、神秘的な恋のオーボエと、吹部部員のフルートの音が体育館に響く。
葉山 哉太
堀田 流水
オーボエのソロ、その音色は神秘的で優しく包み込むような音、、、
葉山 哉太
その音色の情景に微かに切なさが乗っていた
演奏が終わる
発表が終わり、教室に戻ってきた。吹奏楽部員も片づけは放課後ということで帰ってきている。
葉山 哉太
西条 恋
葉山 哉太
西条 恋
ガチャ、、、(ドアを開ける)
ドン!!!(ドアを閉める)
西条 恋
ガチャ(鍵が閉まる)
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
「リズと青い鳥 第三楽章 "愛ゆえの決断"」
主
主
主
主
主
主
「好き、、、哉太に迷惑をかけたくないのは本当。でもそれだけで離れたいって思ってない。正直、気持ちの大体はこんな叶わない恋なんか諦めたい、、、辛い、、、でも諦められない、、、だから離れないと」
主
主
主
主