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ードイツ棟 食堂ー

いつも通り練習後に晩飯を食べる

その後に、花を吐いちまう時間になるから

1人になれる所を探して花を吐く

そして花を捨てて隠す

いつもと変わらない日々

最近は潔の世話をするのも日課になってるが問題は無い...

ハズだった。

なあ!國神!、

最近いきなり追い出すけど、なんでか教えてくれよ!

コイツがいつまで経っても 自由にさせてくれねぇ…!

練習後すぐに質問攻めが始まった

俺はひたすらシカトを続けていたが

國神

(コイツしつけぇ…)

ヒヨコみたいに俺の後ろをついてくる上に

ずっと質問してくる

今も飯を食ってる俺と向かいの席に座って

botかってぐらい同じ質問を繰り返してくる

適当に言うにもその適当が見つからねぇ

どうしたもんか…

なぁ!教えろよ!

何かあるなら力になるから!

あ、世界一になりたいは無しな?

そんな悩みだったらお前を追い出さねぇだろうが

千切に何か吹き込まれたか?

それとも後押しでもされたか?

どっちにしろこのままだと

花を吐く時間になっちまう

とりあえず追い返そうと俺は食い終わった食器を戻し潔に向き直る

國神

うぜぇ、帰れ

お前が理由行ったら帰る

真っ直ぐな瞳で即答してくるコイツは

何を考えてるか分からねぇ

けどその瞳を見る度に泣きそうになるぐらい苦しくなるのは

なんでだ

國神

言うかよ

はぁ?

チームZからの仲だろ〜?

それに理由も分からず追い返されるの結構辛いんだぞ?

國神

知るか

俺の返事を聞いて、潔は悲しそうに、寂しそうに、視線を落とす

そんな顔するなよ 心配になるだろ

國神

(ッ、)

違う これでいい、

やっと五月蝿く無くなった

國神

俺は行く、着いてくんなよ

あっ!國神...!!

そんな潔に背を向けて俺はその場を去った

國神

ッ───

決まった時間に同じ量

毎日花を吐いているからか、吐いたあとの喉の痛みにも慣れてきたつもりだ。

いつも通り、水洗いして捨てようと吐いた花を見る

國神

···

いつもなら緑のカーネーションが一輪落ちてるはずだった

 

今日は違った

國神

スターチス...

すぐに携帯で検索をかける

今までカーネーションしか吐いてなかったから何か進展が俺と潔の間にあったのかと思った。

國神

(花言葉は…)

【変わらぬ心】

國神

ッ、!

目を丸める

心当たりがあったから。

変わらぬ心

それはきっと潔のことではなく俺の事

俺から潔への気持ちはチームZの時から同じで

現状を変えるって脳で考えてたとしても 俺の中の気持ちは変わっていなくて

潔の世話をして

潔が心配してくれている現状に 満足していて

変わりたくないと思っている俺がいる

國神

クソッ…

なんにも変わってねぇ

あの頃の俺はもう居ないはずなのに

心の奥は変わってない自身に怒りを覚える

あいつを落とすと決めてから何日たった?

確かに仲良くはなったが チームZの時とそんな変わらねぇ

國神

(もっとストレートにいかねぇと...)

この今を壊したくないという気持ちを殺さなければこの病気は治らない

そんなことはわかってる

國神

(…わかってる)

花を洗い始める

その花を見てるとこんな考えが過ぎった

あいつに花吐き病だと伝えればあいつは同情して好きになってくれるかもしれない

そしたらすぐに安心してサッカーができる

今まで考えもしなかった

いや考えたがやりたくなかった方法

同情でもなんでもいいからサッカーをやるために治せば良かったのに

心でそれだけは嫌だと叫ぶ俺がいる

まだ俺は昔の俺を捨てきれていない

國神

チッ

どうすりゃ俺は過去の俺を完全に捨てれるんだ

未練たらしい自身に嫌気がさす

花を洗い終えた俺はゴミ袋に花を捨てる

ゴミ袋は1週間に1回持ってくようにしている

つい最近持っていったばっかだからゴミ袋には今日吐いた花しか入っていない。

國神

(緑のカーネーションで埋め尽くされるゴミ袋を見るの結構好きだったんだがな)

とか狂ったことを考えながらゴミ袋を隠す

國神

(あとは寝支度するだけだな)

國神

はぁ、

あーーー!!!居た!!

國神!!!

黒名

居た居た!

國神

… あ?

國神…やっぱ失恋したんだろ…

黒名

元気出せ出せ

國神

あれはガセって言ってんだろ

強がんなくたっていいって…

花吐き病だとろくに練習もできないもんな…

いつも花吐くタイミングで俺を追い出してたんだろ?

でも花吐き病って恋が実れば治るらしいじゃん!

俺、國神の恋応援するから!

黒名

俺らで良ければその恋、手伝うぞ

 

國神

……

國神

…は…?

『俺はもうお前のパパじゃねぇ!』

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