青色の瞳は狙われやすい（wt）

その後母さんは、瞳や能力について話してくれた。

突然の事で驚かしてごめん。と

謝ってもくれた。

俺は父さんが全て悪いと思った。

この判断は間違っていなかったと思う。

母さんの家系は、生まれた時に能力を受け取ると決まっていたらしく、

その事をできるだけ知られないように生きなければならない。

との事。

だから黙っていたらしい。

俺は、より母さんを守りたいという思いが強くなった。

危険な物から1番信用出来る人を守りたい

その感情だけが大きくなった。

ホテルなどに泊まりながら過ごして、

3日が経った。

3日目:夕方.路地裏

そう言って小柄な蛇を渡して来た。

ｽﾞｷｯ

蛇の瞳の色が黄色だったため、

恐らく同じ色をしていたと思う。

殺して？

俺は母さんが命に対して、とても軽い気持ちだったことに腹が立った。

それと同時に、殺しを俺にさせることにも腹が立った。

ｶﾞｼｯ（肩を掴まれる）

ｻﾞｼｭｯ（腕を切る）

ｸﾞｸﾞｸﾞ...（黒い物で体を固定される）

俺は信じていた者に裏切られた事が、1番苦しかった。

人間って大概こんなものなんだなと、

失望もした。

結局、母さんも父さんも一緒だ。

むしろ母さんの方が悪に染まっていた。

これから死ぬ？

何もしていないのに？

守ることも出来ず、

信じ切ることも出来ず、

このまま終わる？

嫌...だなぁ..

俺の人生、悔いしかないじゃん。

俺....

なんの為に生きてたの？

ぽわぁ（黒い物が消えた）