我々だと出会った女の子

？？？がいなくなってから 1日がすごく長く感じた

病気が悪化してお母さんもいなくなった

お父さんは連絡すら来なくなくなった

見捨てられたの

中学生になってからも、 勉強も運動もあまり出来なかったから

周りから冷たい目で見られて、 無能、親に見捨てられた可哀想な子、 毎日のように暴言を吐かれる

それでも、頑張ったんだ

次に会った時に、笑えるように

？？？は優しいから、私が泣いてる時は いつもすごく心配してくれたよね

だから、心配かけないように 泣くのを我慢したり、 前向きに考えてみたり、

中学生2年生かな、

ゆみと仲良くなったんだ

それからゆみといることが多くなって

毎日が苦痛だったのが、少し和らいだ

何回か2人で学校を変えたの

でもなかなか馴染めない

いつも、？？？がいたら… なんて考えてた

もしかしたら、 忘れられているかもしれないって、 何回も思った

その度にすごく苦しくなった

我々高校に来てから、あの時の夢を よく見るようになった

起きて、夢だとわかって、 落ち込んで、それを繰り返した

だから、今会えてすごく嬉しい

あなたが、掛け替えのない人だと分かった

会いに来てくれて、ありがとう

俺、引っ越してからもずっと すあを迎えに行く気でおったんや

でも、少しづつ成長して しっかりと物を考えられるようになって 後悔したんや

なんで名前聞かんかったんやろーなって

その時の俺を自分で憎んでたんや

中学校でロボロ達と会って

楽しく過ごしてた

でもいつも何かが足りない感じだった

すあ達が転校してきて、すあと一緒にいて その足りなかった何かが埋まった気がした

今こうして話せてる事も 俺にとっては大切な時間なんや

覚えててくれてありがとう

すあが少し顔を赤くしながら言う

？？？も言って恥ずかしくなったのか 顔が赤くなる

赤かったすあの顔がさらに赤くなる

声がどんどん小さくなる

そしてお互い、好き"だった"という言葉に 少し落ち込む

沈黙が続く

2人はおかしく思い笑ってしまう

すあは再び心の中で言う

また会いにきてくれてありがとう

"ゾム"