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桜と君と彼

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桜と君と彼

1 - 第1話 桜の木の下で

♥

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2025年09月22日

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春、新学期。 桜が舞う校庭で、明るく騒がしい悠真がクラスを盛り上げている。 窓際の席で本を読んでいる颯真と、静かに絵を描いている美桜。 性格も立場も違う彼らだが、この春から互いの運命が少しずつ交差していく。

美桜

(空を見上げる)

人物の紹介 私はこの春、桜ヶ丘学園に転校してきた高校2年生の高橋美桜。転校してきたばかりでクラスにはまだ馴染めずにいる

悠真

俺こんなことも出来るんだ!(桜の木の下でアクロバティックな特技をクラスメイトに見せつけている)

人物の紹介 俺は桐生悠真だ。高校2年、俺以外の人は全員大事な友だ!誰にもちょっかい出してしまう少し厄介なやつだ。自己紹介で特技のネタを見せてからというもの今じゃクラスの中心人物である

悠真

おいお前、なに空なんか見てるんだ面白いのか?(少し離れたところで空を見上げている美桜に気づく)

美桜

え、あ

悠真

ん?(美桜の顔を覗く)あ!お前転校生の高橋さんか

美桜

は、はい

悠真

そんな離れたところにいないでこっちきて一緒に面白いことしようぜ?

悠真

(強引に美桜の腕を掴む)

美桜

ちょ

颯真

(本を読んでいたが2人に気づく)

人物の紹介 僕は神木颯真。美桜とは幼なじみで今は美桜の隣のアパートに住んでいる。

颯真

あの、美桜困ってるので...

美桜

颯真...

悠真

え、なになに?あ、彼氏くん?

美桜

いえ、ちがいます

颯真

(悠真の言葉に少し動揺しながら)幼なじみだ

悠真

ふーん

莉奈

桐生くん、その辺にしておきなさい

人物の紹介 私は田中莉奈。桜ヶ丘学園の生徒会役員の書記をしている。この学園の秩序と平穏を守っている。

悠真

ちっ、生徒会かよ。すみませんでしたー

美桜

田中さんありがとうございます

莉奈

いえいえ、そろそろ授業始まりますよ

美桜

あ、はい!

外にいた学生は全員各教室へ戻っていく

2年A組

悠真

(教室に戻るなり机に伏せる)

美桜

(隣の席だった私は彼を起こそうか悩んだ)

先生

皆さん席に着いてください

美桜

(あ、先生来ちゃった)桐生くん、先生来たよ

悠真

ん、なんだよ

美桜

先生来たよ

悠真

あ、ん(再び机に伏せる)

バンッ

先生

(伏せている桐生に気づき、彼の横まで歩いてくる)

悠真

っげ!(音にびっくりしたのか飛び跳ねる)

先生

起きなさい

悠真

ちぇ

先生

後で呼び出すことになりますよ

悠真

へーい

美桜

しっかり聞いた方がいいよ

悠真

うるせえ

美桜

ご、ごめん

桐生はまたうたた寝し始めたが授業は進んでいく

美桜

(黒板の内容をノートにまとめる。たまに横の彼を見ながら)

悠真

(小声で)なんだよ

美桜

え、起きてたの

悠真

うるさくて寝れねぇ

美桜

寝なきゃいいじゃん

悠真

ふん、終わったら教えて

美桜

う、うん

1時間目が終わる

美桜

終わったよ

悠真

(爆睡している)

美桜

(寝れないんじゃなかったん)

悠真

(彼の周りに友達が集まってくると目を覚ます)お、終わったか

クラスメイト

悠真、超爆睡じゃん

悠真

授業なんて聞いてる意味ねぇだろ

美桜

(絵を描く)

悠真

(友達の話は興味無いように)何描いてんだ?

美桜

え、と

悠真

あ、これ今日見てた空か?

美桜

そ、そう!

悠真

へぇ、綺麗だな

美桜

(彼から不意に出た言葉に少しびっくりして、少し嬉しくなる)

クラスメイト

悠真、自販機行こうぜ

悠真

お、おう

悠真

(友達と自販機のある中庭へ向かう)

颯真

美桜

美桜

あ、颯真

美桜

今日も読書してるの?

颯真

ああ、この本面白くて

美桜

へぇ、見せてよ

颯真

(本を開いて美桜に見せながらストーリーを説明する)

悠真

(教室に戻ってきて颯真が席に座っているところを見る)

悠真

(近づいてきて)あ、朝の名前なんて言うんだ

颯真

僕?

悠真

おう

颯真

僕は神木颯真だよ

悠真

神木か覚えておこう

悠真

2人何してるんだ?

美桜

今、颯真の本を読んでもらってるの

悠真

ふーん

クラスメイト

おい、悠真次移動だぞ

悠真

移動かよ、めんど

美桜

あ、私も行かないと

颯真

A組は次移動教室か、じゃあまた昼休みにね

美桜

うん

悠真

次なんだっけ授業

美桜

次は理科だよ

悠真

さんきゅ

理科室へ向かう

美桜

えっと理科室は...

悠真

理科室どこだっけ?w

莉奈

何してるの2人とも

悠真

あ、生徒会!いいとこに

美桜

理科室が分からなくて

莉奈

理科室はもう1個上の階の突き当りよ

悠真

あーそうだったそうだった

莉奈

美桜さんはしょうがないとしても桐生は忘れたらダメでしょ

悠真

俺、いつも適当に教室回ってるから覚えてねーよ

莉奈

それでよく授業間に合うよね

悠真

ま、俺天才なんで

莉奈

はいはい、天才さん。もう美桜さん行っちゃいましたよ

悠真

ま、まじかよ

莉奈

転校生いじめるんじゃないわよ

悠真

わかってますよー

チャイムが鳴る

美桜

あ、あぶないあぶない(ギリギリで席に着く)

悠真

(廊下を走って理科室に入る)セーフっ

先生

アウトだ

悠真

先生

あと、廊下は走るな

悠真

...うっせ

先生

今、なんて言った?

悠真

な、なんにもー

美桜

(こんな問題児と班も一緒だなんて)

悠真

よろしくな

美桜

危険なことだけはしないでね

悠真

わーってるよ

先生

(実験の説明をする。今日はガスバーナーを使った実験であるため使い方を一から見せながら説明する)

美桜

(難しそう)

悠真

よーっし!さっさとやろうぜ

美桜

ちょ、ちゃんと手順見た?

悠真

え、全然?ま、できるだろ

美桜

ちょっと

班員

お、その思い切り感すきだぞ

悠真

だよな?科学っていうのは勢いが大事だよな

班員

だな!

班員

どうでもいいから早くおわらせよ

美桜

(この班不安しかない)

悠真

よーし、まずはマッチに火をつけてっと

班員

おい、これどう回すんだ?

班員

(ずっと教科書に落書きしている)

美桜

あ、元栓開けないと

班員

元栓?ってなんだ?

美桜

えっと...これこれ

悠真

これを回せばいいんだな

班員

そんで、次は?

美桜

上を抑えながら下を回して

悠真

こうか?うわっ(炎が突然強くなる)

美桜

開けすぎ!

美桜

これをこう調節して

班員

おーなかなかやるなあ

悠真

な!すげぇ

美桜

はぁ何だこの疲労感

悠真

これで終わりか?

班員

終わった?

美桜

これでセットはできたはず

先生

できたか?

美桜

は、はい

先生

ふん、遠くから見ていたがあの危ないやり方は二度としないように

美桜

は、はい

悠真

ちぇ、見られてたのかよ

班員

まあ楽しかったからいいんじゃね

実験が終わる

美桜

ふう、何とか無事に

悠真

高橋さんってなんでも出来るんだな

美桜

え、そんなことないよ

班員

高橋さんがいてくれて良かったー

美桜

次は自分でやってください

悠真

えー

順調に授業が終わり、昼休みになる

美桜

(お弁当を取りだし楓真を待つ)

颯真

よっ

美桜

どこで食べる?

颯真

うーん、空いてる教室行くか?

悠真

なあなあ、俺も一緒に食べていいか?

美桜

桐生くんも?

颯真

僕は別に、美桜がいいなら

美桜

わかった、いいよ

悠真

よっしゃ、じゃあアイツらも連れてくるな

美桜

え、

班員

おーい、俺らも一緒に食べていいんか?

班員

優しいなあ

班員

俺は1人でいいんだが

班員

まあまあ、そう言わずに

悠真

ってことで屋上行こうぜ

美桜

屋上は立ち入り禁止なんじゃ

悠真

へーきへーき俺の特権ってやつ?

班員

そーそ

颯真

美桜どうする?

美桜

うーん、いいよって言っちゃったし

美桜

わかった屋上で食べよ

悠真

決まりだな!俺ら購買行ってくるから先屋上行ってて

美桜

今日も空綺麗だね

颯真

そうだね

美桜

ほんとに屋上大丈夫かな

颯真

うーん、良くはないと思うけど

悠真

またせたな!

班員

へーいきたぜ

班員

...

悠真

いただきまーす

各自ご飯を食べる

悠真

そうだ!高橋さん、絵描いてよ

美桜

え、ここで?

悠真

おう!

颯真

美桜、今画材持ってないと思います

悠真

紙となにか書くものがあればいいんだよな?

美桜

そうだけど

悠真

じゃあこれ(パンが包まれていた包装紙とボールペンを渡す)

美桜

これに描くの?

悠真

描けないか?

美桜

うーん、頑張ってみる

美桜

(包装紙に空を描く)

班員

うわ、すげぇ

班員

空だ

悠真

まじ、すげえよな

美桜

どうですか

颯真

すごいよ美桜、腕また上がった?

美桜

えへへ

悠真

(美桜の笑顔に少しの間見とれる)

美桜

なにか付いてますか?

悠真

あ、いや

莉奈

あんたたちー?

悠真

げっ

莉奈

屋上は立ち入り禁止のはずよ

美桜

あ、田中さんごめんなさい

莉奈

美桜さんと神木くんはこの問題児3人組に誘われて来たのだろうから目を瞑るわ

悠真

えー、おれらは?

莉奈

しっかり生徒指導員に報告させていただきます

班員

お願いだよぉー莉奈ちゃん

悠真

田中さんそれはないってぇ

莉奈

規則は規則です

悠真

けちー

美桜

田中さん、これは私たちも悪いです。誘われたとはいえ、断れなかったのは

莉奈

そうね...うーん、わかった2度目はないからね

莉奈

今回は高橋さんがそういうものだから見なかったことにするわ

美桜

田中さん

莉奈

あと、美桜さん田中さんは堅苦しいから莉奈って呼んで

美桜

莉奈ちゃんでいい?

莉奈

私は美桜さんって呼ばせてもらうから

田中莉奈が去った後 昼休みが終わるまで4人は悠真のネタ話に付き合うのでした

放課後

美桜

(美術室でいつも通り絵を描いている)

悠真

(いつものように教室を歩き回っていると美術室で絵を描いている美桜を見つける)

美桜

(向かい側の席に誰かが座るのを見る。そして顔を上げると)

悠真

よ!

悠真

また絵描いてるのか?

美桜

うん、夕日も綺麗だから

悠真

高橋さんって空しか描かないのか?それとも空しか描けないのか?

美桜

うーん、ただ単に空が多いだけかな

悠真

ふーん、じゃあ俺描いてよ

悠真

毎日

美桜

え?毎日桐生くんを描くの?

悠真

そうだ、難しいか?

美桜

難しくはないけど...

悠真

放課後ここで俺の絵描いてよ

美桜

うーん、わかった

悠真

ほんとか?おっしゃ

美桜

人物画は苦手だから上手くないかもだけどそれでもいいなら

悠真

おう!全然いいぜ

美桜

じゃあ描いてみるね

悠真

じっとしてないとか?

美桜

できれば動かないでいただけると

悠真

(動きたくてうずうずしてしまうため、じっとしていられない)これはなかなか苦難だ

美桜

できるだけ早く描くから

美桜

(悠真の絵を描き終わる)どうかな

悠真

え、すげぇ!これ俺か!?

美桜

うん、一応。見える?

悠真

ちょー!かっこいい。綺麗だし

悠真

ありがとな!

美桜

(絵を褒められて嬉しくなる気持ちを抑えて)毎日描くんだよね

悠真

そうだ

こうして2人の放課後の秘密の美術の時間が始まった

えのきのこ

初めまして

えのきのこ

えのきのこです

えのきのこ

1話いかがでしたでしょうか

えのきのこ

まだまだ不慣れな部分もありますが

えのきのこ

作者の妄想全開で作品を作って行きます

えのきのこ

応援コメント、♡お待ちしてます

美桜

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