波紅〇〇
太宰治
花を持って墓地の群れの中を進んでいると、 彼等の墓の前に太宰さんが居た。
手には赤色のシクラメン。
波紅〇〇
太宰治
太宰治
波紅〇〇
私が云った一寸した事も憶えいてくれた事に吃驚しつつ、
太宰さんの隣にしゃがんで私も花を手向ける。
波紅〇〇
太宰治
そう太宰さんは目を細める。
太宰さんの此の優しい笑顔は何度見ても見惚れてしまう。
なんて優しい人なのだろう。
波紅〇〇
波紅〇〇
波紅〇〇
太宰治
太宰治
波紅〇〇
波紅〇〇
波紅〇〇
視界が歪む。あぁ、また太宰さんの前で泣いてしまう。
太宰さんの前だと直ぐ泣いてしまうのは何故だろう。
波紅〇〇
波紅〇〇
太宰治
太宰治
其の言葉で更に涙が溢れる私の肩を 太宰さんはそっと抱き寄せた。
優しさが心に染みて、キュッと胸が締め付けられて。
何時もなら惚れない様に気を引き締める場面だけど、
今日くらいは心を許しても良いかな、なんて。 自分に甘過ぎるだろうか。
波紅〇〇
太宰治
コメント
5件
やばいです……尊すぎて勉強が手につきすぎます…(?)主さんさては神小説家ですね???
太宰さん??此れも全て計画通り なのかな??もしかして… ♡400押しときます!