繰楼視点
なんだ?この暗い空間。
彷徨っていると周りから声が聞こえた。
「繰楼は王女には相応しくない。」
「刺したやつナイス!」
「生誕祭とか面倒臭い。」
「いっその事、殺しちゃおうかな。」
それは僕に関わった人の声だった。
みんな僕のこと嫌いだったんだね。
みんナ僕ガ嫌いだっタんだヨね。
僕ガいなケレバ親ハ死ナナカッタ。
全部ボクガ悪い。
ボクガイナケレバ。
ミンナボクヲキラッテイル。
なラボクハフクシュウスルヨ。
ボクノコトヲキライ、オヤヲコロシタヒトタチヲミナゴロシニシテ
フクシュウスルヨ。
アシタガタノシミダナ。
ー繰楼?視点ー
繰楼の方も順調だ。
この女を操って繰楼の罪をこいつに被せる。
この女は愛されなくなり
それを止めた繰楼は沢山愛されるであろう。
さあ。繰楼。
溺れるほどの愛にまみれ
女の全てを奪っていけ。
ー真緒視点ー
最近繰楼がおかしい。
変に笑うし、全く話しかけてくれない。
ねぇ、繰楼。
困ったことがあるんだったら言ってよ。
たとえ裏切られても繰楼のこと好きでいてあげるから。
沢山甘えてよ。
沢山相談してよ。
どんな辛いことも受け止めてあげるから。
繰楼が繰楼でなくなってしまっても傍で支えてあげるから。
もうすぐ話す時間だよ。
繰楼。
色々聞かせてね?
色々教えてね?
繰楼。
しっかり受け止めてあげるからね。
心の重り取れるといいな。
ここで、繰楼が不敵な笑みでこっちを見ていることは
まだ誰も知らなかった。
コメント
3件
( ˵>ㅿ<˵ )←好きって意味ね←
別に?と真緒のシーン逆でも成立するからね?←何言ってんの?