いつだって僕は君の背を追ってきた
それは君が好きだったからだ
そしてそれは君も同じだと思っていた
同じであって欲しかった
僕が君のことを想う度に
君の心は遠ざかって行った
いつもいつも僕ばっかりだった
「好き」なのも
「電話」したいのも
「会いたい」のも
僕は君のなんだった?
僕は心が痛かった
でも
それでも
大好きだったよ
笑えるよな
声も、仕草も、匂いも、温もりも
まだ鮮明に覚えているよ
そう簡単に消えるわけが無い
少なくとも僕は本気だったんだ
君との将来もきちんと先を見ていたんだ
でも
終わりは突然だった
君からの
「好きかわかんなくなった」
その言葉で簡単に壊れてしまった
それからは早かったね
その言葉に幾ら返信しても
答えは返ってこなかった
稀にある音信不通で自然消滅ってやつだ
別れるならはっきり言って欲しかった
最悪泣き落とそうと
思っていた自分が恥ずかしい
僕は今日も
一人。海辺の道を
君が好きだった歌を口遊ながら
地平線の向こうまで歩いて行く
いつかまた君と巡り会える時まで…
僕の想いが海の青に溶けて消えるまで…
僕は君を想い続ける
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コメント
10件
すごくセンスありますね!
切ないですね( ᵕ ᵕ̩̩ ) この世界が片思いの惑星であったら、彼の思いも完結するのに…