僕のもの｡俺のもの｡

ｵｼﾃﾈ

ギューッ

僕は今日も

りぃの部屋を覗く

りぃとさとくんの家には、常にカメラと盗聴器を設置してあるから､すべてがわかる。

どうやら､あの二人はつきあってるらしい。

しかも

さとくんは本当に気持ち悪い

さとくんの部屋を覗くと

いつも

りぃの名前を呼びながらシコッてる。

正直､キモすぎて吐き気がする。

僕なら絶対にりぃを幸せにできるから。

寝とっちゃえばいいんだ！

当日

ピンポーン

トコトコ

ガチャ

僕は薬物がたくさん入ったたなから睡眠薬を探す。

ジュースに薬を入れる

【今から来れる？】

今るぅくんと遊んでるんだけど(ーー;)

どうせまた

さとくんでしょ？

でも大丈夫

そろそろ

さとくんの家に行こうとしたとたん…

急に眠気が襲ってきた

ヤバイ…

この時

ぼやけた視界に映ったのは

るぅくんの不気味に笑う顔だけだった。

いいですよね

だって

さとよりも

僕のほうが

りぃくんを

僕は、

僕はここまで

本当に

頑張ってきた

いつもいつも

りぃを見つめて

りぃだけのために

でも

今やっと

奪える｡

僕はりぃの頬にそっとキスをした

ドンッﾂ

りぃに手を出そうとした

その瞬間

頭に激痛がはしった

桃と黄､逆ですよね？