「私たちさ、もう一回付き合わない?」
どっ、どっ、どっ、どっ…
na
っ、は……
心臓がうるさい
jpさんはなんて答えたの?
聞かないと
聞きたくない
門の裏に身を潜める
門を出たすぐ先には、jpさん達がいる
jp
…付き____
みき
あははっ、てことは私も〜?
みゆ
当たり前でしょ〜?今日空いてるよね?
みき
空いてるよ〜、じゃ、駅前ね!
みゆ
うん!
na
っ、…、!(嘘……聞こえなかった、。)
すい
___やった!じゃあね!今度また話そ!
na
ぇ…
やった、?
今度また…話す、?
ちがう…っ、絶対
jpさんは、…私と付き合ってる
だから…!だから、!絶対…!
na
っ、〜…!
なんですいさんは喜んでるの?
"また"って、なに?
人目なんか気にする余裕もなかった
涙に溺れていることも
体が小刻みに震えていることも
なにもかも
まだ、決まったってわけでもないのに。
すい
じゃあねっ!!
jp
………
ピコン
na
っ、…誰……
「校門で待ってるね」
na
っ、jp…さん…っ
涙を服の裾で拭って
必死にバレないようにする
na
___jpさんっ、!
jp
……ぁ、naさん
na
………っ
あの笑顔を見ると
また胸が虚しくなって
苦しくなってくる
すいさんと付き合ったら
私があの笑顔を隣で見ることもできない
ましてや、あの笑顔が向けられなくなっちゃう
na
………っ、ゃだ…
口からぽろっとこぼれ出る
jp
え?
na
ぁ…
jp
今なにか言った?
na
…ぁ、ぇと‥…
今、正直になんて言ったか聞いたほうがいいのかな
不安だって、もやもやしてるって
jp
…………?
jp
どうしたの?
na
……っ!
na
………ううんっ、なんでもないです…!







