テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
1件
うわあ……第5話、一気に持ってかれましたね。ルザクが「言えない」と踏みとどまる心理描写が丁寧で、だからこそ浮かれて飛び出した瞬間の「あっ」という体感がすごくリアルに伝わってきました。おんりーちゃんが振り返って走り出す一連の流れ、一瞬の出来事なのに細かく刻まれていて、読んでるこっちも心臓が止まりそうでした。「あと6時間しかない」→「6時間もあった」の反転、切なすぎる……。この予知っぽい設定、どういう仕組みなのか気になります。続きが待ち遠しいです!
雨栗
ルザク
米将軍
米将軍
ルザク
雨栗
ルザク
雨栗
ルザク
…言えない。
「今日、親友の一人が死ぬ、かもしれない」
なんて、言える訳がない。
ルザク
米将軍
ルザク
雨栗
…今日が終わるまで後6時間。
…今日は何も起きないのかもなぁ
ルザク
横断歩道の先。
そこには、同い年のおんりーチャンが居た。
学年が違うし、おんりーチャンは何かと忙しそうで、滅多に話せない。
だから僕は浮かれていた。
──それが良くなかった。
僕はぼんやりと右左を確認し、おんりーチャンの元へ走る。
おんりー
おんりー
ドンッ
ゴンッ
…鈍い音。
運転手の悲鳴。
雨栗さんとこめしょーの、
「嘘だろ……」という、現実を受け止められない声。
……おんりーチャン。
おんりーチャンが、僕を庇ったせいで──
死んでしまった。
迂闊だった。
油断だった。
「あと6時間しかない」
何が後6時間"しか"だ。
6時間"も"ある。
何も起こらない訳がないじゃないか。
僕の目の前は、真っ白になった。
301
605
春乃 りんご
40
ゆめ
197